マジックフェスト・京都2019 競技レガシー準々決勝 原田 暖平(大阪) vs 瀬尾 亮陽(徳島)
by Tatsuo Sekimoto
徳島に強い思いある瀬尾。後ろで観戦しているのは地元の友人か瀬尾に激励をかけている。今日はグリクシスコントロールを使ってスイス首位で駆け抜けた。相対する原田はEternal Party2016優勝者。当時、優勝をもぎ取ったデッキと同じく今日も感染を握っている。郷土の激励が勝つのかそれとも感染の祝福を受けた《激励》が勝つのか。
Game1
スイス上位の瀬尾は先手の利を活かして、2ターン目から《トーラックへの賛歌》で襲い掛かる。
これに原田は《呪文貫き》でカウンターして手札を守る。ターンを受けた原田は《墨蛾の生息地》をセットしてエンド。
瀬尾:「カナスレじゃないのかー」
瀬尾:「そうなると難しい」
と頭を悩ませる。
瀬尾は《思案》を唱えて「いいね!」と喜ぶとそのまま《思考囲い》を唱える。
しかし原田の対応は世知辛い。またも《呪文貫き》で瀬尾を追い返す。
(原田 暖平)
原田は2枚目の《墨蛾の生息地》を並べると起動してアタックする。《激励》でまず5/5に強化して、そのあとに2枚目の《激励》を唱えるが《意志の力》でカウンターされる。結果、瀬尾に5個の毒カウンターが乗ることになる。
瀬尾は《墨蛾の生息地》を止めるために《悪意の大梟》を出す。
原田は相討ちを承知の上で、2体の《墨蛾の生息地》でアタックする。1体は《悪意の大梟》で失われ、もう1体は毒カウンターを一つ乗せて帰ってくる。原田はその後も《墨蛾の生息地》で攻める。瀬尾からプレイされた《コラガンの命令》は《巨森の蔦》でかわし1つずつ毒を乗せていく。
瀬尾に毒が7つ溜まったタイミングで原田は《激励》を唱える。
これに瀬尾は《稲妻》を差し込む。
原田はまたも《巨森の蔦》で除去をかわそうとする。
しかし、瀬尾はさらに《致命的な一押し》で《墨蛾の生息地》の息の根を止める。
盤面を制圧した瀬尾は《最後の望み、リリアナ》を出してマイナス能力で《悪意の大梟》を回収する。
だが、まだ終わらない。原田は3枚目の《墨蛾の生息地》を引き込む。さらに《貴族の教主》で強化して《悪意の大梟》に突っ込ませる。《狂暴化》によるトランプルで勝負を決めようとするが瀬尾の《意志の力》によって阻まれる。
こうなれば瀬尾のペース。《コラガンの命令》で《グルマグのアンコウ》を回収しつつ手札の《ぎらつかせのエルフ》を落とす。最後は《グルマグのアンコウ》と《瞬唱の魔道士》の《稲妻》フラッシュバックでライフを詰め切った。
原田 0-1 瀬尾
Game2
先手の原田は少し悩んで7枚の手札をキープ。
瀬尾はもう決まっていたようで、即座にマリガンを宣言した。瀬尾はワンマリガンの手札をキープして占術は上。トップに置いたのは《呪文貫き》だ。
原田は《思案》を唱えると並べ替えてドロー。さらに2ターン目に《墨蛾の生息地》をセットして《森の知恵》をプレイする。
瀬尾は占術でトップに置いた《呪文貫き》を打ち込み《森の知恵》を打ち消す。
原田は《樹木茂る山麓》を起動して《森》をサーチ。《野生の抵抗》をプレイする。
(瀬尾 亮陽)
ややこしいエンチャントが出てきて厳しい瀬尾だが、《基本に帰れ》で見事にやり返す。これで原田の《Tropical Island》と《墨蛾の生息地》はアンタップしなくなった。
しかし、原田は残った《森》で《ぎらつかせのエルフ》をプレイして戦闘を続行する。
だが、瀬尾は《最後の望み、リリアナ》で《ぎらつかせのエルフ》を除去。
原田は《墨蛾の生息地》をセットしてエンドする。
瀬尾は《最後の望み、リリアナ》の能力で《瞬唱の魔道士》を回収する。
原田は《輪作》で墓地を肥やすと《強大化》で《墨蛾の生息地》を強化してアタック。
瀬尾は《沼》が1枚立っている状態で《致命的な一押し》をプレイ。
原田の手札は《渦まく知識》と《激励》のみ。原田は何も動かず《墨蛾の生息地》が除去されることを受け入れる。
その後は互いにドローゴーが続き、《最後の望み、リリアナ》の忠誠値だけがたまっていく。忠誠値が5になったところで原田は3枚目の《墨蛾の生息地》を引き当てた。
瀬尾は返しに《悪意の大梟》と《グルマグのアンコウ》をプレイ。ここが勝負どころと言わんばかりに一気に叩き付ける。瀬尾の《グルマグのアンコウ)》が2度殴り原田のライフは残り7点。加えて瀬尾の手札には回収した《瞬唱の魔道士》がまだあるので実質これがラストターンだ。
原田が意を決してフェッチランドを起動したところに瀬尾から《稲妻》が飛んできた。これで原田のライフは残り3点。だが、当然《瞬唱の魔道士》はまだ手札にあるわけで...
原田 0-2 瀬尾
瀬尾 win!
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