BIGs 簗瀬要 カナメの新スタンダード Check it out! ~『灯争大戦』編~


0.開始フェイズ


 こんにちは、BIGsの簗瀬 要です。


プレインズウォーカーが37体(《橋の主、テゼレット》はボックス購入特典)も収録された『灯争大戦』が、このゴールデンウィークの週末に発売されます!


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とにかく、インパクトがすごいセットですよね。


『灯争大戦』に収録されているカードはとにかく強いですよね!「もうこれでマジックが終わってしまうのではないか」と心配になってしまうくらいどのカードも強いです。これだけカードが強いとスタンダードでもいろいろ試したくなりますね!


さて、前置きはこれぐらいにして、さっそく灯争対戦のカードを使ったスタンダードのデッキを紹介していきたいと思います。最後までよろしくお願いします。




1.エスパーPWC


 PWCとはPlanes Walker's Cup(注)、ではなくPlanes Walker Controlの略です。『灯争大戦』注目カードTOP3で僕が1位に挙げた《時を解す者、テフェリー》を使ったコントロールデッキです。


(注)神奈川を中心に開催されている草の根大会。主催者はBIG MAGIC OPENのヘッドジャッジとしてもおなじみの中嶋智哉さんです。BIGsの面々もよく参加している大会で、三宅くん中道くんはミスターPWCの称号を持っています。



yanasewar 22.pngメインボード


土地
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4《湿った墓/Watery Grave》
4《神無き祭殿/Godless Shrine》
4《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》
1《島/Island》
1《沼/Swamp》


スペル
4《暴君の嘲笑/Tyrant's Scorn》
4《思考消去/Thought Erasure》
3《否認/Negate》
2《灯の燼滅/Despark》
4《ケイヤの怒り/Kaya's Wrath》
3《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
3《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
4《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
3《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》
4《ケイヤの誓い/Oath of Kaya》


サイドボード
2《強迫/Duress》
1《否認/Negate》
1《渇望の時/Moment of Craving》
4《正気泥棒/Thief of Sanity》
2《肉儀場の叫び/Cry of the Carnarium》
2《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》
2《永遠神の投入/Enter the God-Eternals》
1《最古再誕/The Eldest Reborn》


4種類、合計豪華13枚のプレインズウォーカーが入ったコントロールデッキです。現環境のエスパーコントロールとは違い自分のメインフェイズに積極的に動いていくデッキであるため、《吸収》や《ヴラスカの侮辱》のような重めの構えるカードは採用していません。


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時を解す者、テフェリー》は相手のカードの使用タイミングに制限をかけるだけではなく、場のカードに対処したりインスタントタイミングで《ケイヤの怒り》を唱えたりと本当に3マナなのかと疑いたくなるような働きをします。特にこのプレインズウォーカーを出せば《荒野の再生》を無力化できるのがいいですね。


戦慄衆の将軍、リリアナ》は除去とトークン生成を兼ね備えた非常に強力なプレインズウォーカーで、このデッキのフィニッシャーです。奥義を使わなくても毎ターン2/2を出し続け、頃合いを見て相手のクリーチャーを除去しているだけで簡単に勝てそうです。そしてこれらのカードを探し当ててくれるのが《覆いを割く者、ナーセット》です。


マイナス能力は2回しか使えませんが、確実にアドバンテージが取れるプレインズウォーカーとして活躍してくれるはずです。《ドミナリアの英雄、テフェリー》の説明はもういいでしょう、このカードのアンタップ効果をなるべく使えるように2マナのインスタントを多めに採用しています。


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これらのプレインズウォーカーを引き立ててくれるのが《ケイヤの誓い》です。《稲妻のらせん》の効果はもちろん強力なのですが、常在型能力もかなりいやらしく、対戦相手にライフドレインかプレインズウォーカー放置かの二択を迫ります。エンチャントなのでの《時を解す者、テフェリー》-3で戻して再利用できるのもいいですね。


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そんな《ケイヤの誓い》にも耐え抜いて命からがら攻撃してきたクリーチャーを追い払うのが3種類の除去カードです。《暴君の嘲笑》は少ないマナでかなりの範囲のクリーチャーに対応できるカードなのでこれから先よく見ることになるでしょう。《灯の燼滅》は《実験の狂乱》や《再燃するフェニックス》のようなコントロールが手こずるカードを効率よく除去してくれます。プレインズウォーカーを倒すために対戦相手がクリーチャーを並べてくるため、《ケイヤの怒り》は戦略によくマッチしたカードです。


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今回はサイドボードに入れましたが「令和の《火炎舌のカヴー》」こと《永遠神の投入》もアグロやミッドレンジに強いカードです。青黒のデッキではこれから頻繁にみるカードになりそうです。


Wテフェリーを使いながら他のプレインズウォーカーも使えるようにデッキを作ってみました。プレインズウォーカーで盤面を制圧したい人向けのデッキです!《神秘を操る者、ジェイス》もトリプルシンボルでなければ入れたのに~。


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なんでトリプルシンボルなんだ!



2.ボーラスコントロール


 続いては《龍神、ニコル・ボーラス》を使ったコントロールです。


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青黒黒黒赤と強烈なマナシンボルですが、場に出ると同じ5マナの《ドミナリアの英雄、テフェリー》以上の強さを発揮するプレインズウォーカーです。



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メインボード


土地
4《湿った墓/Watery Grave》
4《蒸気孔/Steam Vents》
4《血の墓所/Blood Crypt》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
3《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
4《硫黄の滝/Sulfur Falls》
2《沼/Swamp》
1《島/Island》


クリーチャー
4《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》


スペル
4《思考消去/Thought Erasure》
4《アングラスの暴力/Angrath's Rampage》
3《暴君の嘲笑/Tyrant's Scorn》
2《否認/Negate》
4《イオン化/Ionize》
4《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
3《煤の儀式/Ritual of Soot》
3《終局の始まり/Commence the Endgame》
3《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》


サイドボード
2《否認/Negate》
4《戦慄衆の侵略/Dreadhorde Invasion》
4《正気泥棒/Thief of Sanity》
2《肉儀場の叫び/Cry of the Carnarium》
3《永遠神の投入/Enter the God-Eternals》



青黒2色がエスパーコントロールと被るので差別化が難しいのですが、こちらはスペル多めのコントロールにしてみました。《龍神、ニコル・ボーラス》の黒黒黒があるので序盤はなるべく青と赤のダブルシンボルは使用せず、カウンターも《悪意ある妨害》ではなく《イオン化》を採用しています。


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経験上、《ボーラスの占い師》をうまく運用するには20枚強のインスタントやソーサリーがデッキに入っている必要があるのですが、このデッキは27枚と十分な枚数が入っています。昔は《修復の天使》で能力を再利用していましたが、残念ながら今回はそんな素晴らしいことはできず...。代わりと言っては何ですが、コントロール同型で打ちどころがなくなった《暴君の嘲笑》をバウンスモードで使用して再利用することができるといったテクニックは覚えておいて損はないでしょう。


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『ラヴニカのギルド』の時に紹介したグリクシスコントロールでも書きましたが、この色のデッキは凶暴な《殺戮の暴君》にいつも怯えていました。そんな恐竜をたった2マナで処理してくれる《アングラスの暴力》はプレインズウォーカーやアーティファクトにも対処できるとても頼もしい除去カードです。


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あの赤い閃光が3位に挙げた青いカード!


基本的には《龍神、ニコル・ボーラス》の奥義で勝つことができるとは思いますが、それだけだと対処されたときに勝てなくなってしまうので、追加のフィニッシャーとして《終局の始まり》を採用しています。とりあえず適当に使用してもいいのですができることなら4/4以上の軍団が生成できるときに使用したいですね。


yanasewar 09.jpg実質2キル!


メインが除去いっぱいのコントロールなのでサイドボードに《戦慄衆の侵略》を取ってみました。コントロールや《荒野の再生》を使用したコンボデッキ相手にこのカードを2ターン目に設置するとそれだけで勝ててしまうパワーを持っています。


1対1の交換をするカードが多く、他のコントロールよりもプレイが難しいグリクシスコントロールですが、スペルで相手を翻弄して勝ちたい人におすすめのデッキです!



3. 白単アグロ


とても悲しいことに、『灯争大戦』でギデオンは死んでしまうようです...。


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-6の効果がそれを感じさせますよね。


そんなギデオンを使った白単アグロです。


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メインボード


土地
20《平地/Plains》


クリーチャー
4《不屈の護衛/Dauntless Bodyguard》
4《空渡りの野心家/Skymarcher Aspirant》
4《短角獣の歩哨/Snubhorn Sentry》
4《法ルーンの執行官/Law-Rune Enforcer》
3《高名な弁護士、トミク/Tomik, Distinguished Advokist》
4《ベナリアの軍司令/Benalish Marshal》
4《敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodon》


スペル
4《軍団の上陸/Legion's Landing》
4《ベナリア史/History of Benalia》
3《議事会の裁き/Conclave Tribunal》
2《黒き剣のギデオン/Gideon Blackblade》


サイドボード
2《啓蒙/Demystify》
4《不可解な終焉/Baffling End》
4《トカートリの儀仗兵/Tocatli Honor Guard》
4《アダントの先兵/Adanto Vanguard》
1《黒き剣のギデオン/Gideon Blackblade》


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メタゲームに合わせてクリーチャーを選択する必要がある白単アグロですが、《法ルーンの執行官》と《高名な弁護士、トミク》はその選択肢に入る性能のクリーチャーです。《法ルーンの執行官》は《ゴブリンの鎖回し》で倒されないタフネス2を持つ1マナのタッパーです。同型やトークンが多いデッキには効果が薄いですがそれ以外のデッキには1マナのクリーチャーとして活躍します。《高名な弁護士、トミク》は2マナ2/3飛行のレジェンドクリーチャーまでしかテキストがないようなものですが、《肉儀場の叫び》や《渇望の時》で倒されないのはもちろん、アグロ相手の後手番でも安心して出せるクリーチャーです。インクの染みのような効果も《一番砦、アダント》を《廃墟の地》や《暗殺者の戦利品》から守ることができるので覚えておきましょう。


肝心の《黒き剣のギデオン》ですが、白単アグロの基本戦術である「並べて、強化して、アタック!」にはそこまでマッチしたカードではありません。しかし、この戦術の弱点であるソーサリーの全体除去には強いカードなのでそういった用途で使われそうです。



4.オルゾフアリストクラッツ


アリストクラッツという名前が最初に使われたのはプロツアー『ギルド門侵犯』でした。優勝したTom Martell選手のデッキに入っていた2種類の貴種(=Aristocrat)がその名の由来です。


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このデッキはこの2種類の貴種の能力でクリーチャーを生け贄に捧げ、クリーチャーが死亡したときに誘発する能力を上手に使って盤面を制圧するビートダウンでした。それ以降、この戦略を組み込んだデッキのことを貴種が入っていなくてもアリストクラッツと呼ぶようになりました。


基本的にクリーチャーを生贄にする能力を持つクリーチャーと生贄に捧げて美味しい思いができるクリーチャーがある程度そろったときに成立するデッキで、『ラヴニカの献身』までのスタンダードでもこの戦術を好きな人が《忘れられた神々の僧侶》を使って何とかデッキにしようと頑張っていましたが、一線級のデッキには程遠くメタ外のファンデッキにとどまっていました。しかし、『灯争大戦』で《残酷な祝賀者》が登場したことにより再度研究されそうなデッキになりそうです。


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メインボード


土地
4《神無き祭殿/Godless Shrine》
4《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》
10《沼/Swamp》
6《平地/Plains》


クリーチャー
4《どぶ骨/Gutterbones》
4《追われる証人/Hunted Witness》
4《脚光の悪鬼/Footlight Fiend》
4《忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Gods》
4《残酷な祝賀者/Cruel Celebrant》
4《徴税人/Tithe Taker》
4《真夜中の死神/Midnight Reaper》
3《永遠神バントゥ/God-Eternal Bontu》


スペル
3《復讐に燃えた血王、ソリン/Sorin, Vengeful Bloodlord》
2《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》


サイドボード
4《強迫/Duress》
4《戦慄衆の侵略/Dreadhorde Invasion》
3《屈辱/Mortify》
2《疫病造り師/Plaguecrafter》
2《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》


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永遠神バントゥ》でクリーチャーを一気に生け贄に捧げてそれを《復讐に燃えた血王、ソリン》で戻すことで盤面を有利にすることを目指します。その過程で《残酷な祝賀者》や《真夜中の死神》がいるとライフドレインやカードを引くことができます。《復讐に燃えた血王、ソリン》は決まったマナコストのクリーチャーしか場に出すことができないので、1マナと2マナのカードに絞ってクリーチャーを採用しています。採用されているクリーチャーはどれも死にたがっているようなクリーチャーなので説明はいらないかと思います。
このデッキにも《戦慄衆の将軍、リリアナ》を入れていますが、常在型能力をうまく使うにはこういったクリーチャーデッキで使用するのがいいかと思います。


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今回は採用しませんでいたが《ボーラスの城塞》で10枚生け贄に捧げて相手にとどめを刺すのも面白いかもしれませんね。クリーチャーも他に《ラゾテプの肉裂き》のようなものもあるのでまだまだ研究の必要なデッキです。



5.赤単アグロ


最後は《ミジウムの戦車》を使った赤単を紹介したいと思います。


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 今回のBIG MAGICのプレビューカードです!


クリーチャーではない呪文を唱えるたびにパワーが上がるので、呪文が多いデッキであればそこそこの打点を望むことができそうです。


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メインボード


土地
20《山/Mountain》


クリーチャー
4《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand》
4《ギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunner》
4《ヴィーアシーノの紅蓮術師/Viashino Pyromancer》
4《燃え立つ預言者/Burning Prophet》


スペル
4《ショック/Shock》
4《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4《舞台照らし/Light Up the Stage》
4《魔術師の稲妻/Wizard's Lightning》
4《ミジウムの戦車/Mizzium Tank》
4《実験の狂乱/Experimental Frenzy》


サイドボード
3《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
4《溶岩コイル/Lava Coil》
4《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》
4《火による戦い/Fight with Fire》


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赤単不動の3マナ域である《ゴブリンの鎖回し》を思い切ってサイドボードに落としてみました。アグロデッキには《ゴブリンの鎖回し》のほうが強そうですが、コントロールデッキにはソーサリーの全体除去が当たらない《ミジウムの戦車》のほうが強そうです。


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もう一枚の新しいカードである《燃え立つ預言者》の占術能力は《実験の狂乱》と組み合わせるとライブラリートップを自由に操作できるので土地でストップしてしまう確率を減らすことができます。クリーチャータイプがウィザードであるのも《魔術師の稲妻》のコスト軽減を助けてくれるのも大事なポイントです。


とりあえず《ミジウムの戦車》を使ってみたくて既存の赤単に入れてみましたが、クリーチャーではない呪文が多く入った攻撃的なデッキであればどんなデッキに入れても強そうです。プレビューでも岩SHOWさんが言っていたようにイゼットのデッキに入れて使ってみるのもいいですね!



6.最終フェイズ


今回のCheck it outはこれにて終了です!


「また、緑のデッキがない?」


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ボーラスの壊乱者、ドムリ》も《野獣の擁護者、ビビアン》も《ラノワールのエルフ》から出したら強そうなんですけどね~、あんまり新しい感じのデッキが思いつきませんでした...。《ボーラスの壊乱者、ドムリ》とか今あるグルールアグロに入れても活躍してくれそうですけどね。


後、気になっているのがこの2枚の呪文↓


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緑の2マナの非クリーチャー呪文の割にはどちらも強そうなことを書いているんですよね。何かに使えないかな~と考えているところで今回はお開き!


それでは、また次回お会いしましょう。バイバイ!


簗瀬要



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