texted by Hayashi Shoya
【恒常イベント】
「マッチドラフト:基本セット2020」「ランクドラフト:灯争大戦」が今週終了します。
灯争大戦のリミテッドイベントはしばらく無い可能性がありますので、遊び足りない方は今の内に沢山エントリーしておきましょう。
大量のプレインズウォーカーを出し合って遊べるのは後にも先にも(おそらく)このエキスパンションだけ!
【特別イベント】
「次元探訪:ゼンディカー」が開催されてます。
得られる紋章のテキストが英語になっていてわかりにくいですが、日本語にすると
『土地を出す度にあなたのデッキの一番上を追放して、それが土地ならあなたの手札に加える。それがクリーチャーならそのカードをデッキの一番下に置いて1/1の緑の植物トークンを出す。それがどちらでもないならそのカードをデッキの一番下に置き、対戦相手は1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。』
の紋章をあなたと対戦相手が得た状態でゲームが開始します。
土地を置けば置くほど勝手にアドバンテージが稼げるので、《風景の変容》や《発現する浅瀬》を使ったエレメンタルデッキはルール的に相性が良いです。
また、紋章の能力はスタックに乗りますので《実験の狂乱》等のライブラリートップが見れるカードとも若干噛み合います。
1/1の植物トークンは《ゴブリンの鎖回し》で吹き飛び、1点ドレインは絢爛の種になる等の理由で軽い気持ちのまま赤単を持って突貫したのですが、
すごい勢いでボコボコにされました。考えが甘かったです。
土地をいっぱい置いたら楽しいので素直にマナランプ系のデッキを使うのが良さそうですね。《樹上の草食獣》がいつも以上に頼もしく見えたので僕も使おうと思います。
最後の次元探訪イベントを楽みましょう。
【MTGの序盤攻略】
MTGアリーナのシステム面でお教え出来る事も早速尽きてきたので、普通のMTGのお話になります。
MTGで遊ぶ際、構築でもリミテッドでも共通して意識すべき点があります。それはカードプールの把握です。
MTGアリーナではカードのソートがしやすいのでお目当てのカードが見つけやすいですが、意識していないカードは目に入らなくなりがちです。
最近だと《隠された手、ケシス》デッキに入っている《精励する発掘者》なんかはそのようなカードのわかりやすい例でしょうか。何か怪しい匂いのするカードは記憶の片隅に常に入れておくことで新しいエキスパンションのカードリストが発表された時に誰よりも早くSNSにコンボを挙げてドヤ顔することが出来ます。
スタンダードは他の構築フォーマットと比べて範囲が狭いので、怪しいカードは大体怪しいカードと組み合わさるという特性を利用して「怪しいカード発表されたな?」と感じた時にカードプールを洗いざらい見てみるのも良いでしょう。見つけようとしたコンボとは全然関係ない発見もあったりして楽しい筈です。
リミテッドでのカードプールの把握はさらに重要で、特に各色のインスタントタイミングでの行動は覚えておきましょう。
例えば、この環境の緑のコンバットトリックは《巨大化》なのか《剛力化》なのか知っておくと動きやすさが全然違います。
この色でこの土地の立て方は......のような情報からあらゆる行動を読み取れるようになれば勝率もぐんと上がります。予習するのが面倒な方は実際に色んな行動を肌で受けて死にながら学びましょう。
カードプールの把握の話に少し付け加えると、あのデッキにはあのカードが入ってる可能性が高いから気をつけないといけないと言った洞察もカードプールの知識、さらに言えば環境デッキについての知識を合わせて理解できるものです。
相手のデッキに採用されている除去、打ち消し、クリーチャー等はどんなものがあるか。それによって自分はどのクリーチャーに先陣を切らせ、相手のどんなクリーチャーを対処すべきなのか。自分のデッキは相手のデッキに対して攻勢側として立ち回るのか守勢側として立ち回るのか。そもそもカードを知らなければわかりません。
MTGは学びのゲームです。何となくやって何となく勝った負けたするだけでもMTGは楽しめますが、勝つための工面・工夫を考えてそれがカチッと当てはまった時の感覚は格別です。
メタゲームに関係なく好きなデッキでずっと遊びたい方も多数います。僕もどちらかといえばその中の一人なのですが、折角好きなデッキを使っているのですから、そのデッキを勝てるようにするまで頑張るのもまた一つの楽しみ方です。
デッキにも好きになってもらえるプレイヤーになりましょう!
【デッキ紹介】
Grzegorz 'Urlich' Kowalski(@urlichmtg)氏の赤緑恐竜
Amazing run today with Quasiduplicate ramp. Ranking up to #9 with off meta deck feels amazing. For anyone looking for a fun to play, solid and out of meta deck, I really recommend trying this one: https://t.co/OqWoW667LA @ArenaDecklists @MTG_Arena #MTGA #MTG pic.twitter.com/Nk5nDoZhfh
-- Grzegorz 'Urlich' Kowalski (@urlichmtg) August 22, 2019
マナクリーチャーの加速から《茨の騎兵》《ハイドロイド混成体》といった優秀なクリーチャーを素早くプレイし、《運命のきずな》で速やかにゲームに勝利しましょう。
《茨の騎兵》と《伝承の収集者、タミヨウ》はアドバンテージを得つつデッキを圧縮出来るので、うまく行けば《運命のきずな》連打も夢じゃない!
デッキリストインポート用
4 繁(はん)殖(しょく)池(いけ) (RNA) 246
4 茨(いばら)の騎(き)兵(へい) (M20) 167
8 森(もり) (XLN) 276
4 内(ない)陸(りく)の湾(わん)港(こう) (DAR) 240
1 ハイドロイド混(こん)成(せい)体(たい) (RNA) 183
5 島(しま) (XLN) 264
4 翡(ひ)翠(すい)光(こう)のレインジャー (RIX) 136
3 枝(し)葉(よう)族(ぞく)のドルイド (M20) 178
4 ラノワールのエルフ (DAR) 168
4 運(うん)命(めい)のきずな (M19) 306
4 模(も)写(しゃ) (GRN) 51
4 発(はつ)現(げん)する浅(あさ)瀬(せ) (M20) 217
4 伝(でん)承(しょう)の収(しゅう)集(しゅう)者(しゃ)、タミヨウ (WAR) 220
2 神(しん)秘(ぴ)の神(しん)殿(でん) (M20) 255
3 野(の)茂(しげ)み歩(ある)き (XLN) 216
1 紺(こん)碧(ぺき)のドレイク (M20) 53
2 ナーセットの逆(ぎゃく)転(てん) (WAR) 62
3 否(ひ)認(にん) (RIX) 44
2 川(かわ)の叱(しっ)責(せき) (XLN) 71
2 選(せん)択(たく)的(てき)な罠(わな) (GRN) 53
2 変(へん)容(よう)するケラトプス (M20) 194
3 夏(なつ)の帳(とばり) (M20) 198
以上のテキストをコピーし、MTGアリーナのデッキタブからインポートボタンをクリックする事でデッキを作成する事が出来ます。