texted by hayashi shoya
こんにちは!
プレイヤーズツアーがいよいよ開始しました。今回は4回に分割されていて変則的ですが、日程が分かれている分視聴しやすいかもしれませんね。
年に数度しか無いトッププレイヤー達の戦いを見逃さないようにしましょう!
【特別イベント】
・キューブドラフト
フォーマット:MTGアリーナに存在する555種類のカードを使ったファントム(ピックしたカードを入手不可)BO1ドラフト
日時:~6月26日0時
参加費:600ジェムor4000ゴールド(初回無料)
終了条件:7勝or3敗
カードリスト:こちらから確認できます。
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtg-arena-cube-draft-card-list-2020-06-10
報酬:
0勝・スタンダード外のレア1枚+アンコモン以上2枚
1勝・スタンダード外のレア1枚+アンコモン以上2枚+500ゴールド
2勝・スタンダード外のレア1枚+アンコモン以上2枚+1000ゴールド
3勝・スタンダード外のレア1枚+アンコモン以上2枚+2000ゴールド
4勝・スタンダード外のレア1枚+アンコモン以上2枚+3000ゴールド
5勝・スタンダード外のレア2枚+アンコモン以上1枚+4000ゴールド
6勝・スタンダード外のレア2枚+アンコモン以上1枚+5000ゴールド
7勝・スタンダード外のレア2枚+アンコモン以上1枚+6000ゴールド
ピックは対人です。レアリティが各何枚等は決まっていないようで、レア8枚アンコモン7枚コモン0枚と言ったハイグレードパックが良く出現します。
とにかく沢山レアが出るため、デッキの見栄えがかなり良くなって気持ち良いです。
《ウェザーライト》に《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が乗り込む姿が見れるフォーマットはここぐらいでは無いでしょうか。
キューブってあんまり面白そうじゃないなーと思ってる方もやってみると想像以上に楽しめますので、初回は参加費無料なので、まずは環境を味見してみてはいかがでしょうか?
・作業場:階段を登って
開催日時:6月10日~12日
フォーマット:イベント近日になるまで詳細不明
参加費:無料
報酬:最初の1勝で500XPor500ゴールドorスタンダードのレアか神話レア1枚
・自宅でFNM
開催日時:6月19~20日
フォーマット:BO1ヒストリックブロール
参加費:無料
報酬:2勝目までレアカード、イベント終了画面のスクショをキャンペーン参加店舗に送付すると特別プロモパックのコードが貰えます
【esports】
プレイヤーズツアーがMTGアリーナ上で行われています。
今回は4つのイベントに分かれており、1回目は次のようなデッキ分布となりました。
参加者 195名 使用率
青赤緑《荒野の再生》 79名 40.5%
黒赤緑サクリファイス 30名 15.4%
白青緑ランプ 17名 8.7%
青黒緑ランプ 14名 7.2%
白青コントロール 12名 6.2%
赤単 11名 5.6%
使用者が10名を超えたデッキタイプがこちらです。
上記デッキの2日目進出数は以下のようになります。
2日目進出者 96名 使用率(2日目進出率)
青赤緑《荒野の再生》 44名 45.80%(55.70%)
黒赤緑サクリファイス 17名 17.71%(56.67%)
白青緑ランプ 12名 12.50%(70.59%)
青黒緑ランプ 7名 7.29%(50.00%)
白青コントロール 1名 1.04%( 8.33%)
赤単 4名 4.17%(36.36%)
49.2%のプレイヤーが2日目に進出したので、2日目進出率がそれを越えるデッキは成功したデッキといるのではないでしょうか。
相棒のルール変更と《創案の火》禁止後は《荒野の再生》がその強さを発揮するであろうことは大多数のプレイヤーから言われていましたが、それはプレイヤーズツアーでも覆されず、使用者が2番目に多い黒赤緑サクリファイスと2倍以上差のある絶対的なデッキとして君臨しました。
《荒野の再生》に有利が付きそうな赤単はそれほどシェアを伸ばせず、練習過程でそこまで大きな優位を《荒野の再生》相手に築けなかった事が伺えます。
ランプデッキは2種を合わせると黒赤緑サクリファイスの使用数を超え、この《荒野の再生》だらけのトーナメントでプレイされる事を最も肯定されたデッキです(もちろん《荒野の再生》を除いて)。ランプは《荒野の再生》と比べてキーカードに依存しておらず、マナさえ揃えれば単純なカードパワーでゲームを終わらせる事が出来ます。白青緑型だと《荒野の再生》によく効く《時を解す者、テフェリー》が取れるのも魅力的です。
《荒野の再生》とランプで共通している点は《成長のらせん》と《自然の怒りのタイタン、ウーロ》をよく活かしているところで、これらが如何に環境で優れたカードなのかがデッキ分布を見るだけでわかると思います。《ハルマゲドン》や《血染めの月》のような土地を攻めるカードが環境になくマナ基盤を咎める事が難しい為、相手より早い段階で強力なカードを叩きつけるのが強い戦略になるのは自明の理でしょう。
これらのデッキが不得手とする打ち消し呪文も《神秘の論争》や《サメ台風》等の細かい対処方法が揃っています。
白青コントロールは《時を解す者、テフェリー》だけでは《荒野の再生》を制御できず、マナ差に押しつぶされるゲームが目立ちます。《時を解す者、テフェリー》を出して構えるだけではなく《時を解す者、テフェリー》を出して攻めきる事が重要です。バントランプは《時を解す者、テフェリー》を《世界を揺るがす者、ニッサ》と合わせることでそれを可能にしています。その差が2日目進出率に繋がっているのでしょう。
トップ8は
青赤緑《荒野の再生》5人
バントランプ2人
4色《荒野の再生》1人
となりました。
4色《荒野の再生》は同型を意識してメインから《時を解す者、テフェリー》を採用しているのが特徴です。
JEONG WOO CHO
4c《荒野の再生》
デッキリストインポート用(クリックで展開します)
デッキ
3 厚かましい借り手 (ELD) 39
3 自然の怒りのタイタン、ウーロ (THB) 229
3 時を解す者、テフェリー (WAR) 221
4 発展 // 発破 (GRN) 224
4 成長のらせん (RNA) 178
3 神秘の論争 (ELD) 58
3 否認 (M20) 69
4 サメ台風 (IKO) 67
4 荒野の再生 (RNA) 149
4 繁殖池 (RNA) 246
3 ヴァントレス城 (ELD) 242
4 寓話の小道 (ELD) 244
1 森 (IKO) 272
1 神聖なる泉 (RNA) 251
1 島 (IKO) 263
4 ケトリアのトライオーム (IKO) 250
1 山 (IKO) 269
1 平地 (IKO) 260
1 踏み鳴らされる地 (RNA) 259
4 寺院の庭 (GRN) 258
4 ラウグリンのトライオーム (IKO) 251
サイドボード
3 霊気の疾風 (M20) 42
1 終局の始まり (WAR) 45
4 敬虔な命令 (M20) 13
4 夜群れの伏兵 (M20) 185
3 狼の友、トルシミール (WAR) 224
トップ8でLOUIS-SAMUEL DELTOUR氏のバントランプに負けてしまいましたが、環境に合ったアプローチだったと言えます。
他にもメインから除去を抜いて《霊気の疾風》《神秘の論争》《否認》等の打ち消しを増やしたものなど、この大会ではとにかく《荒野の再生》が意識されていました。
そんな大会の中、優勝は青赤緑《荒野の再生》ミラーを制したELIAS WATSFELDT氏となりました。
《サメ台風》のサイクリングの隙を逃さず《夜群れの伏兵》をフルタップで送り出し、そのまま完走しました。
チェコ勢と一緒にデッキリストを練り上げていたようで、そこでの調整が効果的だったようです。
おめでとうございます!
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デッキ
3 自然の怒りのタイタン、ウーロ (THB) 229
4 霊気の疾風 (M20) 42
4 発展 // 発破 (GRN) 224
4 成長のらせん (RNA) 178
3 神秘の論争 (ELD) 58
2 否認 (M20) 69
3 選択 (ELD) 59
4 サメ台風 (IKO) 67
1 タッサの介入 (THB) 72
4 荒野の再生 (RNA) 149
2 爆発域 (WAR) 244
4 繁殖池 (RNA) 246
2 ヴァントレス城 (ELD) 242
4 寓話の小道 (ELD) 244
2 森 (IKO) 272
2 島 (IKO) 263
4 ケトリアのトライオーム (IKO) 250
1 山 (IKO) 269
3 蒸気孔 (GRN) 257
3 踏み鳴らされる地 (RNA) 259
1 神秘の神殿 (M20) 255
サイドボード
2 厚かましい借り手 (ELD) 39
2 薬術師の眼識 (GRN) 32
1 否認 (M20) 69
1 終局の始まり (WAR) 45
3 夜群れの伏兵 (M20) 185
2 焦熱の竜火 (ELD) 139
1 アショクの消去 (THB) 43
3 ショック (M20) 160
・ミシックインビテーショナル予選
今週末に予選が行われます。
条件:5月に構築かリミテッドで1200位以内に入ったプレイヤー
今年の第一期にミシックポイント200位以内に入ったプレイヤー
受付開始:6月20日22時~6月21日0時
開催日時:6月20日22時=6月21日10時
終了条件:10勝or2敗
報酬:
10勝・ミシックポイント6+3000ジェム+8月のミシックインビテーショナル参加権利
9勝・ミシックポイント5+3000ジェム
8勝・ミシックポイント4+2400ジェム
7勝・ミシックポイント3+1800ジェム
6勝・ミシックポイント2+1200ジェム
5勝・ミシックポイント1+1000ジェム
4勝・800ジェム
3勝・600ジェム
2勝・400ジェム
1勝・200ジェム
【デッキ紹介】
MAROSZ ROBERT氏の緑単
プレイヤーズツアー#1 48位のデッキです。
際限なく大きくなり続ける《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ》に《水晶壊し》を変容してトランプルを付け、高打点で一気に押し切りましょう!
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デッキ
3 アーク弓のレインジャー、ビビアン (M20) 199
4 樹皮革のトロール (M20) 165
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
4 生皮収集家 (GRN) 141
3 探索する獣 (ELD) 171
4 石とぐろの海蛇 (ELD) 235
3 僻境生まれの保護者 (ELD) 182
3 ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ (ELD) 185
3 強行突破 (IKO) 170
1 強撃 // 脅威 (RNA) 229
1 グレートヘンジ (ELD) 161
3 ギャレンブリグ城 (ELD) 240
19 森 (IKO) 274
1 総動員地区 (WAR) 249
4 水晶壊し (IKO) 155
サイドボード
2 強撃 // 脅威 (RNA) 229
2 クロールの銛撃ち (GRN) 136
3 オークヘイムの敵対者 (ELD) 167
4 変容するケラトプス (M20) 194
2 魂標ランタン (THB) 237
2 萎れ (IKO) 176
今週行われたプレイヤーズツアーは《荒野の再生》が暴れましたが、それを受けた来週の大会ではどう変化するでしょうか。
それでは、また次週もよろしくお願いします。