プロツアー・指輪物語参加!・・・初日落ち!BIGs 渡邉崇憲の「キミって教科書通りな人だよね」


◆はじめに


どうも!BIGsの渡邉です!


7/28~30にスペイン・バルセロナで開催されたプロツアー・指輪物語に参加してきました!


いやー、ヨーロッパは遠かったです。
乗り継ぎ含めたら大体20時間ぐらいだったと思います。
プロツアーの権利は、前回のプロツアー・機械兵団の進軍でチェインすることで得ました。


今回の構築フォーマットはまさかのモダン!
配信などでそこそこ触れてはいたフォーマットでしたが、指輪物語で大激変!?
しかもドラフトはかなりの高難易度!!!


これは、流石に流石にかー?


えっ!?
TOP16位までにはFoilのジェイスプロモと合わせて、Foilのガンダルフプロモ!?


wtnbmom 04.jpg


か、勝つしかねぇ・・・。


 
◆モダンのデッキ選択


モダン自体は割と初期の頃から遊んでいたと思います。
今に比べれば牧歌的だったモダン環境は、2回のホライゾンにより準レガシー環境の様になってしまいました。


指輪物語が3回目のホライゾンなのかどうかは、発売前は諸説あったと思いますが、いざ実装されるとしっかりサードホライゾンでしたね。


特に《一つの指輪》と《オークの弓使い》が際立っています。
《一つの指輪》は低速デッキのわかりやすいゴールとしてオムナスやトロンに採用されました。
《オークの弓使い》はラクドス想起に足りていなかった柔軟性を与えました。


watanabeLTR 03-2.jpg


私は指輪物語発売前まではよくカウンターモンキーを使用していました。


敏捷なこそ泥、ラガバン》《ドラゴンの怒りの媒介者》《帳簿裂き》等の優秀な軽量クリーチャーが軒並み《オークの弓使い》に弱いという非常事態!


「《濁浪の執政》があるから・・・」


と恐る恐るMagic Onlineのモダンリーグに潜ってみるも想像通り、いや、想像以上のキツさで断念。


特に後手になった時点で1マナ生物が出しづらくなるのは致命的でした。


1人で考えていても良いデッキは思いつかなかったので、友人のキハラアツキに相談したところ、


「ヴァラクート、立ち位置いいよ」


とのこと。


そんなデッキあったか?というレベルの解像度でしたが、いわゆる5色スケープシフト(《白日の下に》)ですね。


軽量除去と《レンと六番》《時を解す者、テフェリー》の強力なプレインズウォーカーで序盤を制しながら隙を見てヴァラクートコンボを決める、という感じのどちらかというと守りのデッキです。


モダンは押しつけが強いような気もしつつ、リーグで回してみると結構感触が良かったので最後まで使い続けました。


もう一つの候補は、《一つの指輪》や《黙示録、シェオルドレッド》をメインから採用することで中盤~終盤のカードパワーを確保したタイプのラクドス想起です。


ただ、こちらはデッキを重くすることでレンアンドオムナスやトロンへの耐性が下がることが懸念されたので、使用には至りませんでした。


 
◆ドラフト練習


前回に比べると練習できたと思います。


有志を集めて新潟で8人ドラフトをすることもできました!


地方だとドラフトをするのに8人集めるのは中々大変で、集まってくれた皆さんには本当に感謝です。


「昔はカテラン杯(新潟県長岡市で月1程度の頻度で開催されていたスタンダードの大会)という大会があって、それが終わるとドラフトしたもんなのにめっきり無くなったなー」


なんてオジトークをすると、


「あのぉ、カテランってなんですか?」


と若い子が聞いてきます。


「そっかー、カテラン杯を知らない世代もいるよなぁ・・・」


なんて感傷に浸っていると他の方が、


「カテランっていうのはね、『メルカディアン・マスクス』っていう昔のパックに収録されていたカテラン組合に関連するカードのことだよ!いわゆるリクルーターってヤツだね!」


と親切にレクチャーしてくれました(笑)。


昔の地方大会を知らない世代が増えた寂しさ半分、世代を超えて今もMTGというゲームを通じて遊べる楽しさ半分、といったところですかね。個人的には楽しさの方が多いですが・・・


みんな、時計の針は動いてるぞ!


折角こういった繋がりができたので、単発にならないよう新潟のドラフト熱を高めていきたいものです。


新潟でのテーブルトップドラフトに興味がある方は是非ご連絡ください


 


◆プロツアー・指輪物語簡易レポート


day1
1stドラフト 0-3
モダン    1-2


1-5で初日落ちが確定したのでドロップ。
いやー、今回は気持ちよく負けました!
ドラフトで0-3してしまうと構築で4-1以上しなくてはいけないので厳しいですね。
4-1くらいはする自信ありましたがそこはプロツアー、そんなに甘くはないです。


それにしても、やはり課題はリミテッド・・・。


LINE_ALBUM_PTバルセロナ_230810_139.jpg0-3したドラフトデッキ


 
◆反省


あれはドラキチ前日のドラフト会にお邪魔させてもらった時のことです。
1回目のドラフトを1-2、2回目のドラフトも1-2で終わり、うなだれながらデッキを眺めていると、


「なんだかデッキから意志を感じないなぁ。・・・でかなべくんはドラフト舐めてるね!」
と市川プロから厳しいお言葉が。


「でかなべくん、点数通りにカードをピックしてない?AよりBの方が点数高いから取ろう、みたいな感じで」
ぐうの音も出ないとはこのことでした。


まさに自分の基本的なドラフト指針は点数通りのピックで、デッキの最終形をちゃんとイメージしながらピック出来ていないのが現状です。


「この前使ったスタンダードのエスパーレジェンズを調整するのに点数高いから、なんて理由でカード採用したりしないでしょ?縦や横のシナジーだったり、それぞれに役割がある。リミテッドも同じことだよ」
なんとなく自分の中にあったリミテッドへの苦手意識の実態が、やっと分かったような気がしました。


私が初めて参加したプロツアーはプロツアー・京都2017、当時は仕事も激務で練習もろくに出来ないままプロツアーに臨んだのを覚えています。


当然、初めてのドラフトがプロツアーではなにも上手く出来ず、あっという間に0-3でした。
その時『いやー、こんなんじゃ頑張ってプロツアーに参加しても負けに行くようなもんだな。自分にドラフトは無理だ・・・』
と諦めてしまいました。


そこからドラフトを含むリミテッド全般から逃げる様になってしまい、奇しくも世の中の大型リミテッド大会が減少傾向となることで自ずと構築が主戦場となりました。


あれから6年、逃げ続けてきたリミテッドと向き合うときが来たと思いました。


まだ次のプロツアー権利はありませんが、次に向けてリミテッド技術の向上に取り組もうと思います。


権利も大事なんですけど、結局その先で勝つには地力をつけなきゃいけないな、と言うのが今年2回参加したプロツアーの総括です。


焦りは禁物、地道にコツコツと。


 
◆プロツアー本戦以外のMTGCONの話


LINE_ALBUM_PTバルセロナ_230810_36.jpg


初日落ちで土日の予定が空いたので、土曜日はSecret Lair Showdown Qualifiersというものに2回参加しました。


TOP32に入ると《敏捷なこそ泥、ラガバン》のプロモ、優勝すると《渦まく知識》のプロモがもらえる激アツイベント!


watanabeLTR 03.jpg


軽い気持ちで参加したらLSVと当たったりしてびっくりしましたが、参加賞で《致命的な一押し》がもらえたり、勝ち越すと結構な量のパックがもらえたりとただただ熱いイベントでした(笑)。
これは是非日本でも開催して欲しいです!!!


日曜日は観光するか悩みましたが、1日サイン会場に入り浸っていました。
MTGCONはなんと言っても来場アーティストが非常に多いのが嬉しいですね。


watanabeLTR 03.jpgサインをしてもらったカードの一部


 


今回はヨーロッパというのもあってか、前回のアメリカとは結構違う顔ぶれでした。
お気に入りのカードにサインを直接もらえるのは最高ですが、アーティストプルーフも見逃せないですね!
今回はBrigitte RokaさんとMila Pesicさんのお二人に描いてもらいました。
こういうのを集め出すとキリが無いので、お小遣いと相談しながらコレクションしましょう。


wtnbmom 09.jpg


ちなみに、サインの値段は大体300~800円、アーティストプルーフにイラストを描いてもらうのは10,000~20,000円って感じです。


アーティストさんや使うペン、サインのグレード(シャドーやレインボー)によってそれぞれ変わってきますので、サインをもらう前に一通り確認するのをオススメします!


MTGCONはプロツアー権利の有無にかかわらず、バッジ(入場料的なもの)を購入すれば誰でも入場可能なんで、機会があれば是非参加を検討してみてください!


 


 
◆観光など


ミネアポリスと違い、バルセロナはヨーロッパ屈指の観光地です。
隙間時間でちょこまかと観光してきましたが、全然時間が足りませんでした。
観光名所だらけなので、あと1週間くらい滞在してもどれだけ観光できたか・・・。


・バルセロナ港(スペイン第3位、ヨーロッパ第9位)
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・モンジュイック城(1640年~)
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・モンジュイック・タワー(1992年~地元の有名な建築家が設計したらしい)
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・モンジュイック・ケーブルカー(丘の上から麓まで繋がってます。遠くにサグラダ・ファミリアが見えました)
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・カタルーニャ美術館(国立美術館。めっちゃ広い)
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・La Carassa(はま屋のハマさんとスペイン人の友人たちに連れて行ってもらったスイス料理の店。ミートフォンデュが旨すぎた)
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・サグラダ・ファミリア(説明不要の観光名所。裏側も見応えありました)
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・サン・パウ病院(ガウディの先生が設計。世界遺産)
image14.jpg
 
 
・サンタ・エウラリア大聖堂(バルセロナ大司教座。中もすごい)
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◆最後に


負けてはしまいましたが、総じて満足感のあるプロツアー『指輪物語』となりました。
自分の課題やレベルが見えてくると、頑張り方も変わってきますよね。
リミテッドに関して言えば伸び代しかないので、これからどれだけリミテッド技術を向上させることが出来るのか楽しみです!


そして、今回いろんなことに気づかせてくれた市川プロには感謝しかありません。
ありがとうございました!


ということで、次に私が参加する大型イベントは11月の常滑になるかと思います。
しばらく時間がありますので、構築・リミテッドともに練習をしていきたいと思います。
次のプロツアー権利獲得を目指して頑張るぞー!!!


今回のプロツアーレポートは以上になります。
感想や質問等があれば是非ツイッターまでお願いします。


 

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