◆はじめに
どうも!BIGsの渡邉です!
みんな大好きモダンとレガシーの大型大会(テーブルトップ)が開催されました。
両日とも満員御礼、200人以上のプレイヤーが聖地板橋に集いました。
板橋と言えばエターナルパーティー2019も同じ会場で開催されましたね。
前回はレガシーでTOP4と優勝にはあと2歩届きませんでした。
今回はモダンとレガシーで連戦!すんごい《意志の力》を8枚手に入れるチャンス!
これは勝つしかないですねぇ。
◆モダンのデッキ選択
わたくし、実はカードが好きなんですよね。
ここ2年ほどは新型感染症の流行もあり、ほとんど店舗大会には出ていませんでしたが、カードだけはコツコツ集めていました。
『モダンホライゾン2』に関しては、主要な神話レアを4枚ずつ集めたはいいものの、使う機会に恵まれない日々。
夜な夜なデッキ選択を悩んでいると押し入れから声が・・・。
「もうすぐモダホラ2が発売されて1年だぞ!いい加減にしろ!!ここ(ストレージ)から出せ!!!」
田舎のアパートに革命の産声が響き渡りました。
プレイヤーがデッキを選ぶのではなく、デッキがプレイヤーを選んだのです。
ということで、まだ使ったことのない手持ちのレアカードを大量に使えるデッキ「レンアンドオムナス」で望むことに決めました。
越後国で戦に備えてますよ pic.twitter.com/DSCNTK5qEi
-- でかなべ@22番目のBIGs (@starpot_de) March 31, 2022
◆モダンのデッキ選択(詳細)
冗談半分本気半分な話になってしまいましたが、一応まじめに理由付けをしておきます。
入っているカードの3割くらいはアドバンテージ(1:2交換以上)を簡単に獲得できる効果を持っています。
久しくモダンから離れていたので、デッキパワーに身を委ねようと思いました。
《レンと六番》や《時を解す者、テフェリー》などの強力なプレインズウォーカーを採用できるのも魅力的です。
特に《時を解す者、テフェリー》はカスケードクラッシュやリビングエンドの様な続唱デッキをメインから対策できるのが好印象でした。
リアル大会でレンアンドオムナスを"初回し"ということがどういうことなのか、何を背負うことになるのか、なにも知らないまま私はニヤニヤしながら高額カードたちをスリーブに入れていくのでした。
◆MMM FINALS 2022 in TOKYO簡易レポート
R1ジェスカイテンポ ○○
R2アミュレットタイタン ○○
R3ヨーグモス医院 ○○
R4カスケードクラッシュ ○×○
R5レンアンドオムナス(《発現する浅瀬》型) ○××
R6青白コントロール ○○
R7ザ・スパイ ○○
R8カウンターモンキー ○×○
4位抜け!!!
QF ハンマータイム ○○
SF 青白コントロール ××
TOP4!!!
あれよあれよと勝ちを重ねてTOP4までたどり着くことができました!
◆モダンの感想など
・オレの左腕がっ!!!
80枚デッキを使いこなすのが、まさかこんなに大変だとは思いませんでした。
大会開始前の雑談中に同じBIGsの面々から
「レンアンドオムナスのリアル初回しはヤバすぎる」
「引き分け不可避」
「でかなべ・・・(察し)」
と試合開始前から0-0-3が薄ら遠くに見える始末。
デッキパワーが高いことは確かでした。しかし、フェッチランドのサーチに始まり、能力の起動に誘発と無限に時間と体力を必要とするデッキ、それがレンアンドオムナス。
「これで引き分けなんてしようものなら、いいオモチャになってしまう!」
少しでも早くゲームを進める様に頑張っていたのですが、R6あたりで左腕の疲労がピークに到達。
入っている土地もほとんど1枚挿しで、フェッチランドを起動するたびに腕と脳に負担が・・・。
なんとか最後まで走り切りましたが、予選ラウンドがあと1回多かったら息絶えていたかも知れません。
・《レンと六番》大活躍!!!
《ウルザの物語》を回収する動きが強いのは知っていましたが、『神河:輝ける世界』からの新戦力「魂力ランド」を使い回す動きも強力でした。
《耐え抜くもの、母聖樹》を連打することで特殊地形に依存したデッキを牽制することができます。
本戦でもアミュレットタイタン戦で活躍しましたし、青白コントロールのミシュラランドを片っ端から破壊することができました。
《反逆のるつぼ、霜剣山》は直前まで採用するか悩みましたが、コントロールやコンボ戦でインスタントタイミングの動きを増やしたくて採用することに。
ザ・スパイ戦ではカウンターと《忍耐》を構えることを強要されたので、非常に活躍しました。
また、青白コントロール戦の様にプレインズウォーカーを出し合う場合は出てくるトークンが速攻を持っているのがもとても頼もしかったです。
《敏捷なこそ泥、ラガバン》と《創造の座、オムナス》が伝説のクリーチャーなので、起動コストが軽くなるのは見逃せないポイントですね。
・圧倒的防御力
各種キャントリップとダメ押しの《空を放浪するもの、ヨーリオン》で息切れすることはなく、アグロ~ミッドレンジの生物主体のデッキには相性が良いと思いました。
反面、青白コントロールやカウンターモンキーの様にカウンターを構え続けられると動きづらいですね。
コントロール戦では《敏捷なこそ泥、ラガバン》や《レンと六番》で序盤からプレッシャーをかけたいところですが、相手の防御力も同じくらい高いので簡単ではありません。
R8の対戦相手(カウンターモンキー)に《敏捷なこそ泥、ラガバン》は対コントロール戦ではソーサリータイミングの除去を避けられる疾駆で出す方が強いと気づかされました。
《ドミナリアの英雄、テフェリー》を採用した方がコントロール戦の相性は改善されると思います(相手だけ入っているのは不利ですからね)。
ちなみに《虹色の終焉》は《豊かな成長》から黒マナを供給すれば5マナまでは見られることを覚えておきたいですね。
◆2没、そして池袋へ
大会が終わった後は・・・もちろんビールですよね!(未成年の方は20歳になるまで待ってくれよな)
MPLの佐藤 啓輔やBIGsのマエノソノケンタが待つ池袋へ。
TOP4を仲間と分かち合い、明日も頑張ろうと誓って、楽しい飲み会も終わり。と思いきや・・・。
?ソ?「いやいやいや、まだ飲みましょうよ!!!」
明日も大会があるのにまだ飲むって!?(時計を見ると23時頃)
渡邉・佐藤「ぼくたちはここで失礼します」
真顔で翌日の大会をケアして池袋を後にしました。
ノ??さんがその後どうなったのかは、私にはわかりません。
◆レガシーのデッキ選択
レガシーは特に迷うことなくURデルバーを使用することに決めていました。
《マナ結合》4の土地単なんかも気になってはいたのですが、やっぱり《秘密を掘り下げる者》ってカードが好きなんですよね。
地元新潟では中々レガシーをプレイできる機会が少ないので、Magic Onlineを中心に練習しました。
いまいち勝ち越すことはできませんでしたが、それなりの手応えを感じていました。
◆MOパンダに導かれるままに
飲み会が終わり、盟友MOパンダの家に泊まりに行くと、MOパンダ(以下Mパン)が新たな電波を受信したとのこと。
Mパン「でかなべ、メインから《紅蓮破》4でいこう!!!」
渡邉 「4!?・・・2とか3とかじゃなくて?」
Mパン「4枚!!!会場中の《濁浪の執政》を全て打ち落とそう!」
渡邉 「・・・あぁ、パンダ、焼き尽くそう。板橋にいる全ての濁浪を破壊する。」
Mパン「なんなら(でかなべは)メインから《水流破》もいっとけ!」
渡邉 「OKパンダ、俺の《濁浪の執政》だけが定着する世界線だな。」
謎のハイテンションのままデッキを組み上げそのままレジスト。
土地単は元より、ダークデプスやデスタクを踏んだら・・・なんてことは何も考えていない。
長くMTGをやっている人なら少なからず経験があると思うのですが、大会前夜の「うぉー!!!オレだけが見つけた環境のソリューション!!!」状態ですね。
大体こういう時は0-3ドロップするのが世の常です。あぁ無情。
◆レガシーのデッキ選択(言い訳)
ここはMパンに解説させたいところですが、Mパンの受け売りで私が説明(言い訳)させてもらいます。
現在のレガシーはURデルバー、ジェスカイコントロール、8-Castと上位を青いデッキが多く占めています。
特にURデルバーのミラーマッチでは《意志の力》を沢山引いてしまうとアドバンテージ差がついてしまい敗因の1つになります。
また、環境にコンボデッキが少なくなっている現状を踏まえて《意志の力》をサイドに落とすことにしました。
それっぽいことを言ってはみましたが、私から説明できるのはここまでです。
「こんな説明じゃ納得できない!!!MOパンダを出せ!!!」
という方は是非MOパンダのチャンネルやTwitterで質問してみてください!(華麗なるパス)
◆大会開始40分前
渡邉「あれ、??ノさんはまだ来てないんですか?」
昨日の飲み会のメンバーに聞いてみると、みんなまだ姿を見ていないとのこと。
心配になったオノさんが鬼電すること約3分、どうやら今目覚めた様子。
今から向かえば、ギリギリ間に合うとのことなので一同一安心。
よい子のみんなは大会前日の飲酒はほどほどにしましょうね。
◆Eternal Party 2022 in TOKYO簡易レポート
R1ジェスカイコントロール ○×○
R28-Cast ×○○
R3URデルバー ×○○
R4URデルバー(Onogames オノさん) ○×○
R5白青緑コントロール ○××
R6白赤緑アグロ ×○○
R7URデルバー ○×○
R8バーン ○○
3位抜け!!!
QFANT ×○×
TOP8!!!
◆レガシーの感想など
・メイン《紅蓮破》4の圧倒的力!!!
当たり前ですが、誰もメインから2枚目3枚目はケアしません(できない)。
それ故にミラーマッチでは圧倒的な差が生まれました。
こちらが《意志の力》を引くことがないのも強みでしたね。
R8のバーン戦は「ここまで来て、ついに咎められてしまうのか!?」と真顔になりましたが、上手く噛み合って1枚も引かずにメイン戦を勝つことができました。
今回はたまたま噛み合いましたが最後はしっかりコンボに斬られていますし、やはり諸刃の剣なので多様は禁物ですね。
・レガシーは観戦も面白い!
東京開催の大型大会ということで多くのレガシー強豪プレイヤーが参加していました。
オンライン大会に慣れて忘れていましたが、知り合いや競合プレイヤーの後ろから勝負を眺めるのもMTGの面白いところですよね。
自分はレガシーの知識があまりないので、いろいろと勉強させてもらいました。
今回配信卓はありませんでしたが、あるとまた一段と盛り上がりそうですね。
◆最後に
モダンTOP4、レガシーTOP8と十分な結果を得られて満足な2日間でした。
やはりテーブルトップのイベントというのは格別なものがありますね。
コツコツ集めたカードが活躍するのは、コレクターとしてもプレイヤーとしても嬉しいものです。
また、久しぶりにいろんな人に会えたのも満足感が大きかったです。
「参加したかったのに受付終わってたー!」
という声もSNSでは沢山聞きましたが、そんなあなたに朗報です!!!
もうご存じの方も多いと思いますが8/20-21にかけてBMOが開催されます!
20日(土)はレガシー、21日(日)はチームモダンとなります! 20日はチャンピオンズカッププレミアム予選(パイオニア)も併催されるとのことなので、MTGプレイヤーとしては目が離せない2日間となりそうですね!!!
また会場で皆さんに会えることを楽しみにしています。 それでは、読んでいただきありがとうございました! 感想や質問等があれば是非Twitterまでお願いします。