◆はじめに
どうも!BIGsの渡邉です!
2/21~23にアメリカ・シカゴで開催されたプロツアー『霊気走破』に参加してきました!
今回は珍しくBIGsからは自分とノイネさんの2人が参戦です。
2人とも昨年の10月に静岡で開催されたチャンピオンズカップファイナルのTOP16で権利を獲得しています。
そして、なんと次のラスベガスで開催されるプロツアーはFFコラボ!!!
2人ともプロツアーチェイン(10-6以上)を目指して燃えています!
???「やはりシカゴか......いつ出発する?わたしも同行する」
デカナベ・ノイネ「ノソノ院!!!」
自称・BIGs応援団を名乗るノソノさんも急遽シカゴへ行くことに。
ノイネ「・・・でもプロツアー権利ないよね?」
ノソノ「よく分からんけどブラックロータスVIP※とかいうやつ買ったから問題ないよ~」
※MagicCon: Chicago Black Lotus VIPとは
様々な特典がついた一番高額(日本円で約15万円)なMagicCONの入場パス。
毎回売り切れる程の人気パスではあるのだが、果たしてノソノさんは使いこなせるのだろうか・・・
◆スタンダードのデッキ選択
時間がなさ過ぎる!!!(絶叫
というのも、2月8・9日に開催されたチャンピオンズカップファイナル千葉のフォーマットはモダンで、そこまではほとんどのリソースをモダンに注いでいました。
店舗予選くらいは抜けておこうと思ったので多少はスタンダードもやりましたが、時間との兼ね合いでそこまでの力は注げず。
チャンピオンズカップファイナルは2日目には進出できたものの、2日目に惨敗してしまい特に得られるものはありませんでした。
そんな感じで敗戦に涙しつつも約2週間後にはプロツアーという過密スケジュール。
前環境のスタンダードはエスパーピクシーとグルール果敢を中心に回していました。
既存のデッキは『霊気走破』から特に得られるカードがない中で、エスパーピクシーは1マナの除去である《不気味なガラクタ》を手に入れて微強化。
ブン回りあり、除去コンプランもありでトップメタ候補の一角と予想。
対してグルール果敢は得たものがなく、エスパーの防御力が上がったことを考えると尚更使う気にはなりませんでした。
それでもハツカネズミパッケージは魅力的だったので、ボロスハツカネズミなんかを試してみました(反省①:なぜここで赤単にたどり着かなかったのか)。
新しい境界ランドを手に入れたとはいえ、エスパーに苦戦することからボロスハツカネズミは諦める事に(反省②:思いのほか悪くないかと思い、ボロスハツカネズミの調整に時間を使いすぎた)。
そんなこんなでジタバタしていると、ドメインズアーがMOのスタンダードチャレンジで好成績を収めます。
エスパーピクシーは店舗予選で回していたときにあまり良い印象がなく、このままだと本当にデッキが決まらなくなるので目をつむってドメインズアーに飛びつくことにしました。
エスパーピクシーへのガードを上げるために《害獣駆除》を採用しました。
ハツカネズミ系のデッキへのガードを上げるために《全損事故》を増量。
なんだかこれでいいのか悪いのか分からないままデッキリスト提出期限を迎えサブミット。
くっ、あと1週間あれば・・・。
◆ドラフト練習
今回は森山Japanのドラフト練習会に2回混ぜてもらえました。
地方だとドラフトをするための8人を集めること自体難しいので本当に助かりました。
今回のセットは緑がかなり強い環境です。
緑が強いので混み合うことが予想されつつ、よくあるアグロ戦法も簡単には成立しないので総じて難しいドラフトの印象でした。
個人的な指針としては、
①:上から流れてくるアンコモン以上を意識しながらピック
②:緑がやれそうなときは見逃さない
③:アグロデッキを組むときは割り切ってマナカーブを前に寄せる
というところを意識するようにしました。
◆極寒の地、シカゴ
「今回のシカゴはマジで寒い!!!」と色んなところから話を聞いていましたが、
「まぁ、いうて?ワイ、雪国(新潟)出身やけど?」と若干舐めていました。
それでも、到着当日の気温が-15℃と聞いて出発直前に追加のヒートテックやニット帽を購入。
あって良かった防寒着。
吐いた息がずっと白い!
とんでもない町に来てしまったと震えました。
到着初日はドラフトをしたり買い出しをしたりであっという間に1日が終わり。
2日目の木曜日は夕方からプロツアーの受付とパーティーがあるので午前中に少し散歩がてらに観光をしました。
・ミシガン湖のほとりからシカゴの中心街を望む
寒すぎて湖が凍ってました。
・シェッド水族館
帰ってきてから知りましたが世界最大級の水族館らしいです。
時間があまりなかったので駆け足で回ったのですが、なんと回ってないエリアがあった様であまりの広さに驚愕です。
◆プロツアー『霊気走破』簡易レポート
day1
1stドラフト 1-2
スタンダード 1-4
2-6で初日落ち!!!
◆反省
ドラフトは初手《重厚な世界踏破車》から緑のカードを少しつまみつつ赤カードをピック。
ただ、特にこれといったカードを取ることができないままずるずる中途半端なグルールが完成。
0-3を覚悟したものの、デッキが大暴れしてなんとか1勝することができました。
デッキに感謝。
スタンダードはミラーマッチに2度負けてしまったり、エスパーピクシーの《悪夢滅ぼし、魁渡》が止まらなかったりと練度の低さが出てしまいました。
最終戦も勝てば賞金上乗せだったのですが《屑転がし》が4枚入ったゴルガリミッドレンジ相手に全体除去を抱えて敗北。
残念ながら最低ラインの500ドルをもらってフィニッシュとなりました。
ドラフトについては今回はやれることはできたと思っているのでそこまで不満はないです。
結果が出なかったのは当然悔しいですが、自分でできる準備はしたつもりなのでまた修行の日々です。
逆にスタンダードは大失敗でした。
自分はメタ読みで勝つというよりは、デッキの練度だったり自分の得意なアグロデッキを握って勝つパターンが多いです。
今回は時間がなかったとはいえ安易なメタゲーム予想で回してもいないデッキを直前で握り、しかも自分が得意ではないロングレンジのデッキを選択するという二重で駄目なデッキ選択だったと思います。
こういう失敗は何回やっても繰り返してしまうのが難しいところ。
ふと思い返すと、過去のプロツアーも思い入れのあるマルドゥ機体やエスパーレジェンズをそのままプロツアーに持ち込んだらしっかり2日目に進出できていたのでその方がいいのかも知れません。
今後の取り組み方に活かしていきたいですね。
◆プロツアー本戦以外のMagicCONの話
初日落ちしてしまったので、気持ちを切り替えて土曜日はシールドのプロツアー予選に参加しました!
ドラフトしかやってなかったのでほとんどプレリリースと一緒です。
なんだかカラフルなレアたちが!!!
機械巨人が2枚もあって一見派手ですが、どちらの色もカードが足りません。
赤のレアを活かそうとしても除去が1枚もないうえにクリーチャーも貧弱で断念。
消去法で緑黒タッチ《全損事故》2枚のデッキを組んでなんとか2勝!
「これはいけるかも!?」
と思ったらあっという間にとんでもレアたちにマジレスされて2-2ドロップ。
あぁ無情。
そしてMagicCONといったらアーティストブースは外せません!!!
ただ、今回は残念ながら時間がない+激混みであまりサインをもらうことができませんでした。
ノイネさんも最終日に駆け込みでサインをもらっていました!(まさかの4枚目の否認は日本でお留守番とのこと)
時間がなかったので後日発送となりましたがBrigitte Rokaさんにアーティストプルーフを依頼してきました。
デカナベ「2023年のバルセロナ覚えてますか?(このポストを見せながら)」
Rokaさん「覚えてるよー!これは私の作品の中でもお気に入り!」
デカナベ「あざっす!またアーティストプルーフ作って欲しいんですけど」
Rokaさん「いいよ!どんな感じにしたい?」
デカナベ「前回はジャパニーズテイストだったんで、今回はアメリカンテイストだとどうですか?」
Rokaさん「あー、アメリカは地元過ぎて全然インスピレーションが降りてこなそう・・・それならロシアンは?たしかうちの先祖がそっち方面だった気がする(的な事を言ってたと思います)」
デカナベ「それでお願いします!」
早く届いて欲しいです!
そして、またプロツアー権利を獲得して今度はアラビアンテイストを依頼したいです!
・MAGICCONシカゴのモニュメント
ノソノさんが「折角BIGsの3人で来てるんだから明日の夕方写真撮ろうよ!」
と言っていたのですが肝心のノソノさんが疲労により先にホテルに帰ったので代打のカメちゃんとパシャリ。
※カメちゃん
熊本のカードショップ「MUGEN TABLE GAMES」のスポンサードプレイヤー。
前回のチャンピオンズカップファイナル千葉でもプロツアー権利獲得ライン入賞の強豪。
今回同部屋だったのですが、終始デカナベとノイネさんに翻弄される日々で困惑。
MUGENのオーナーさんも気さくでいい人なので是非遊びに行ってみて欲しい。
◆ご飯や観光など
・Pizano's Pizza & Pasta
宿の管理人さんオススメのお店。
日本でも有名なシカゴピザを注文しようとしても全然伝わらなかった。
現地では「Deep dish pizza」というらしい(深い皿のピザ?)。
・Chicago Oyster House
「もうピザはええでしょう・・・」ということで近場にあったシーフードへ。
あんまり調べずに乗り込んだものの大当たり!
どのメニューも旨すぎです。特にクラムチャウダーと寿司ロールは絶品でした。
・Emerald Loop Bar & Grill
最終日の夜に「土産を買いに行くぞ!」と当てもなく宿を飛び出してたどり着いたお店。
バーガーが絶品で最高でした。
・チャイナタウン
歩いて20分程度の場所にお土産屋さんがあるとのことで行ってみたらそこは中国。
割と日本製品も売っていて少し懐かしい気持ちになりつつも、イメージしていたお土産とは違ったので少し滞在してすぐ移動。
グーグルマップで近くにラーメン屋が多くあることに首をかしげたものですが納得です。
・クラウド・ゲート
夜のシカゴをタクシーで探検していると急にカメちゃんが「あれですよあれ!」と大はしゃぎ(普段のカメちゃんは静かです)。
自分は全く調べていなかったのですが「ザ・ビーン(The Bean)」の愛称で呼ばれているシカゴを代表するモニュメントとのこと。
遠くでみているときは「銀の豆ですか・・・」と特になんとも思いませんでしたが、近くに行くと結構デカいしめっちゃ反射するしで大はしゃぎ。
思いがけず良いものが見られました。
◆最後に
負けてはしまいましたが、楽しい旅の仲間のおかげで満足感のあるプロツアーシカゴとなりました。
そもそも権利を取るだけでも大変なプロツアー(参加するのも大変)。
さらにそこで勝つには並々ならぬ努力が必要になりますね。
子育て・仕事・MTGの両立は簡単ではありませんが、またプロツアーに参加できるように頑張っていきたいと思います!
ということで、今回は初日落ちで次回のチャンピオンズカップファイナルの権利は手に入らなかったので3月中旬のエリア予選から頑張ります。
今回のプロツアーレポートは以上になります。
感想や質問等があれば是非Xまでお願いします。
???「ちょいちょいちょいちょい!!!終わらすな!!!」
デカナベ・ノイネ「そ、その声は!?」
ノソノ「ノソノ院!!!じゃなくて!3人で写真撮ろうって言ったじゃん!!!」
デカナベ「もう撮ったじゃないですか。忘れたんですか?」
ノイネ「そうだよ。ノソノさん(代打カメちゃん)と写真撮ったよ」
ノソノ「こいつら・・・いいから撮るぞ!はいはい、ここに並んで・・・え、なにその王冠???」
◆おまけ
MagicCONシカゴの隣の会場ではシカゴ歯科協会の大イベントが開催されていました。
よく分からないですけど凄い活気でした。
プロツアー受付パーティーまで移動する際の一コマ。
ノイネ「デカナベくん、ほら、その歯と一緒に写真撮ってあげるよ」
ノイネ「ふふっ、BIGsはすーぐ歯をみせるんだから~」
デカナベ『しまった!自分もなんか撮らないと!』
デカナベ「ノイネさん!この犬、シカゴのマスコットキャラクターじゃないですか?撮ってあげますよ!」
大会が始まる前から歯を見せる(物理)2人に幸あれ。