ボロス上手はマリガン上手!BIGs渡邉崇憲の「プレイヤーズコンベンション愛知2024参加レポート」


◆はじめに


どうも皆さんこんにちは!BIGsのデカナベです!


5/25・26に愛知県で開催されたプレイヤーズコンベンション愛知2024に参加してきました!
ところで、私事で大変恐縮でございますが、先月第一子が生まれました!






そういう事情もあり、今回はエリア予選どころか店舗予選にも出られていませんでした(プレミアム予選は数回出ましたがあえなく不発)。


とはいえ私も巳年生まれの端くれ、諦めの悪い男です。
テーブルトップイベントは参加できないものの、MO(アリーナのご先祖様)を中心に牙を研ぐ日々。
本気でラストチャンストライアルを狙う漢の目がそこにはありました。
参加者は65人を越えたので4人抜け!アツい!!!


1-2・・・



箸にも棒にもかからずあっさり敗退。
同郷のタナカさんが抜けていたので尚更悔しかったです。


しょげていても仕方がないので翌日からのイベントに切り替え!
デッキ自体には特に不満がなかったのでそのまま参加することに。



◆使用デッキ


S__447414282.jpg


今回はボロス召集を使うことにしました!


長いことエスパーを擦っていたのですが、最近はなかなか勝率が上がらず苦戦しました。
今のスタンダードはアグロ、ミッドレンジ、コントロールと各レンジのデッキが幅広く存在しており、対応力が高いデッキであることがかえって難しさを増しているなと。
練習時間もそこまで確保できる訳ではなかったので、ここは比較的得意なアグロ戦術に切り替えていくことにしました。


今更解説することも特に無いのですが、今回一緒に調整したコバユイ君(イゼフェニの名手)と細かいところをイジったのでその辺を少し解説します!



・《魂の洞窟/Cavern of Souls》3枚
dekanabere 01.jpg
ここ最近増えてきている青白や青黒コントロールと対戦するときに活躍する土地。
コントロールデッキもそれなりの母数がいることが想定されたので、マナベースに負荷がかかるものの強気の3枚採用です。
サイドボードの《稲妻のらせん》はできれば2枚採用したかったのですが、2枚入れてもこの土地のせいでとても撃てる気がしなかったので気休めに1枚採用するにとどめています。



・《地震波/Seismic Wave
dekanabere 02.jpg
3マナはとても重いのですが、インスタントであったりタフネス3を一緒に流せたりしてボロス召集ミラーではゲームを決めうるキラーカード。
《祭典壊し》を2枚にしても良かったのですが、ハマった時は地震破の方が凄いので散らすことにしました。
自分1人でやってたらこのカードは見つけられなかったのでコバユイ君に感謝です。



・対ボロスミラーのサイドプランについて


個人的には


OUT
-4《門道急行の事件/Case of the Gateway Express


IN
+1《祭典壊し/End the Festivities
+1《地震波/Seismic Wave
+2《石術の連射/Lithomantic Barrage


というサイドチェンジで戦っていたのですが、コバユイ君と議論する中で


1.大きく育った《内なる空の管理人》が負け筋になる。
2.相手だけ《戦導者の号令》は勝負にならない。


という理由で《邪悪を打ち砕く》をサイドインすることにしました。
1枚入れるのか2枚入れるのかは非常に難しく、今でもハッキリとした答えは出ていません。
ヨーティアの前線兵》と入れ替える事になるので、先手なら1枚、後手なら2枚というようなバランスでプレイしていました。


 
◆ジャパンスタンダードカップ 簡易レポ 参加者258人 9回戦


R1 ジェスカイパワーストーン 〇
R2 ディミーアコントロール 〇 
R3 エスパーミッドレンジ 〇
R4 ディミーアコントロール 〇
R5 青白コントロール(高橋プロ) ×
R6 エスパーミッドレンジ ×
R7 バントポイズン 〇
R8 エスパーミッドレンジ 〇
R9 ID


6-2-1で22位!
$100とカウボーイビバップのプレイマットをゲット!



◆リバウンドスタンダード 簡易レポ 参加者198人 8回戦


R1 ディミーアコントロール 〇
R2 エスパーミッドレンジ 〇 
R3 4Cレジェンズ 〇
R4 ドメインランプ 〇
R5 ボロス召集 〇
R6 ディミーアミッドレンジ 〇
R7 ID
R8 ID


6-0-2で5位抜け


QF バントポイズン 〇
SF エスパーミッドレンジ 〇
F  ボロス召集 〇


S__447414284.jpg


優勝!!!!!
やったー!!!



◆大会を振り返って


スタンダードカップは4連勝からの高橋プロ(Card Rush Pros)に斬られてそのまま2連敗してしまいました。
その前のラウンドでノソノさん(BIGs)も斬られていて、ノソノさんに「デカナベ!カタキを討ってくれ!」と言われて送り出されたと高橋プロに伝えたら「それは荷が重いですねw」と笑われてしまいました。


・・・ノソノさん、ボクが変な人みたいになった気がしますけど大丈夫ですか?


R9の最終戦はお互いオポが低かったこともあり、IDすればTOP32ラインは確実ということでIDしました。



LINE_ALBUM_20240525-26常滑_240531_2.jpg6-3オポ上位で滑り込んだノソノさんと記念撮影。


 


リバウンドスタンダードはしっかり睡眠をとったせいか土曜日よりも全体的に調子が良かったです。
長距離遠征は体調管理との戦いな部分もあるので、ベストコンディションで臨めるように日頃から健康には気をつけたいですね。


Round4のボロス召集ミラーは大激戦でしたが、ここ一番で《地震波》を決めてもぎ取ることができました。
対戦相手の方に「こんなカードがあるのか・・・。《祭典壊し》が全然好きになれなかったので知っていれば採用候補でした。」と言われて知らないのは自分だけじゃなかったんだな、と思いました。


決勝ラウンドからデッキリストが公開されたのですが、準決勝でエスパーミッドレンジのリストを見たらサイドの《害獣駆除》が4枚で目玉が飛び出ました。
今までリスト非公開でずっと戦ってきたので毎回迷わずオールインできましたが、いざ4枚の全体除去を見せられると動揺するものですね。
メインボードはぶん回りで取って、サイド後は上手く小出しでプレッシャーをかけることができたのでじりじり追い詰めて2-0で勝つことができました。


反対側の準決勝では地元新潟の若い子が負けてしまい「デカナベさん!カタキ討ちをお願いします!!!」と本日2度目の依頼。
流石に1日で2回はしくじれないな、と本当に謎のプレッシャーを感じながら決勝戦が始まりました。
結果的には勝つことができましたが、トリマリ、トリマリ、マリガンで心は常に瀕死の状態でした。


こちらはアーカイブにも残っているので是非見てみてください!


「トリマリまでするの!?」と思う方もいるかも知れませんが、そもそも7枚でキープしても負けるときは負けます。
極端な話をすれば、土地5枚のハンドをキープしたらボロス召集ミラーではトリプルマリガン相当になる恐れがあります。
そのあとのドローで更に土地を引こうものなら、相手が展開しながら悠々殴ってくるのを指を加えて眺める羽目になります。


2本目は初手、マリガン、ダブルマリガンしても土地過多であったり初動に不安のあるハンド。
対戦相手はマリガンでキープ。


妥協することなく進んだトリプルマリガンでは


ヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicure
ヨーティアの前線兵/Yotian Frontliner
イモデーンの徴募兵/Imodane's Recruiter
地震波/Seismic Wave
戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
感動的な眺望所/Inspiring Vantage
平地/Plains
dekanabere 03.jpgdekanabere 03-1.jpgdekanabere 03-2.jpgdekanabere 03-3.jpgdekanabere 03-4.jpgdekanabere 03-6.jpgdekanabere 03-5.jpg


の中から


ヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicure
地震波/Seismic Wave
感動的な眺望所/Inspiring Vantage
平地/Plains
dekanabere 03.jpgdekanabere 03-3.jpgdekanabere 03-6.jpgdekanabere 03-5.jpg


を残してゲームスタート。
ここで難しかったのが土地を1枚にするか2枚にするかという判断です。


最初は《ヨーティアの前線兵》を残して土地1枚で行こうかと思ったのですが、そうするとこの7枚の中で唯一の勝ち筋である《地震波》のプレイに不安が生じます。
どっちみちリソース勝負ではすでに負けているので、2マナ以降のスペルを引いたときに唱えられる可能性を考えて土地2枚でキープしました。


難しい判断でしたが、悩んだ分だけデッキが応えてくれたんじゃないかな、という引きで2本目を取ることができました。
トリプルマリガンまでするのはレアケースではあると思いますが、展開の早いデッキ同士の戦いではマリガンを恐れずに理想のハンドを探しに行きましょう!


3本目は7枚キープの相手にマリガンで最高の6枚を見つけて後手番で挑むことに。
相手のサイドには《祭典壊し》が2枚あるので、初手で持たれていたら厳しかったですが迷わずオールインしたらそのまま押し込むことができました。


決勝戦は2日間を通して最も消耗しましたが勝てて良かったです。
カタキを取ったので今度新潟の若手に会ったら褒めてもらいましょうか!



◆まとめ


ということで、ラストチャンストライアルで惨敗したときはどうなることかと思いましたが、終わってみればTOP32・優勝と2日間ともインマネすることができました!
カウボーイビバップとのコラボプレイマットも2枚もらえて大満足です!


しばらくテーブルトップから離れていた関係でMO上ではパイオニアやモダンばかりやっていたため、スタンダードはあまり自信がなかったのですが結果が出て嬉しいです。
TOP8の副賞で次回のチャンピオンズカップファイナルの権利を早々に得られたのもデカいですね!
10月の静岡までは時間がまだあるので、しばらくはまたリミテッドなどをしながらMTG筋を鍛えていこうと思います。


・・・


と、その前に、8月にはBIG MAGIC OPENが開催されますね!!!


初日はレガシー、2日目はチームモダンのお祭りイベント!
真夏の東京でMTGでアツくなりましょう!!!(マジで暑そう


また、今回は会場で「放送見てます!」「応援してます!」「サインください!」と声をかけていただいてとても嬉しかったです!
「子どもが生まれたばかりなのに常滑まで来て大丈夫だったの?」という声も複数かけていただきました笑)


こういう記事を書くモチベーションになるので本当にありがとうございます。
みなさんに少しでもMTGの面白さを伝えることができれば幸いです!
今後とも応援よろしくお願いします。


質問や感想があれば是非Xの方に投稿してみてください!
それではまたどこかのイベントで会いましょう!


最後まで読んでいただきありがとうございました。



◆土曜日の夜(おまけ)


常滑で大会があるときは毎回お世話になっているButchersFactoryさんに今回もお邪魔しました!


お肉も美味しいし、個人的にはクラフトビールが置いてあるのがポイント高いです!
サワークリームの乗ったポテトチップスもお酒のおつまみに最高なのでオススメです。


LINE_ALBUM_20240525-26常滑_240531_4.jpg


 


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