BIGs 中道大輔 『カルドハイム』シールド考察


0.はじめに


お久しぶりです。BIGs中道です。


前回の「ゼンディカーの夜明け」と同様にシールド考察記事となります。
最後までお付き合い頂けたら幸いです。


全カードリストに目を通していない方はこちらをご参照ください。


 
1.『カルドハイム』のメカニズムを把握しよう


<今作のメカニズム>


・モードを持つ両面カード


今作も『ゼンディカーの夜明け』同様に、「表面」か「裏面」のどちらかを選んでプレイできる両面カードが収録されています。
ただし今回は「両面」ともに呪文または土地となっていますので、土地が欲しい時に土地、呪文が欲しい時に呪文ということはできなくなりました。


モードを選べる呪文という扱いになり前作とは使い勝手が異なるので両面カードですが完全に別物と見てよいでしょう。
また、レア以上にしか存在しないので見掛けることは少ないかもしれません。


(例)
戦闘の神、ハルヴァール/Halvar, God of Battle
《領界の剣/Sword of the Realms》
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連門の小道/Hengegate Pathway
《霧門の小道/Misgate Pathway》
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・予顕


自分のターンであれば「2マナ」を支払い予顕を持つカードを裏向きで追放することで、そのターンの終了後であれば、予顕コストで唱えることが可能という能力です。


基本的に、通常で唱えるマナコストよりも予顕で唱えるマナコストの方が軽めに設定されています。
そのため、2マナが余るターンに予顕しておき、後のターンで軽く唱えるというのが主な使い方になるでしょう。


メリットとしては、カードが追放領域に移動するので手札破壊に引っかからないという点があります。
除去やタイミングを選ぶカードを取っておいたら手札破壊されてしまった。なんてことを防ぐことが可能です。


デメリットとしては、なんらかの予顕カードであることがバレてしまうことでしょう。
勿論、唱えるまでは何か分からないので些細なデメリットかもしれませんが、取っておいてあるカードが土地なのか呪文なのか公開情報になってしまうのと、ある程度、動きが予測されてしまうかもしれません。


(例)
ケイヤの猛攻/Kaya's Onslaught
サルーフの群友/Sarulf's Packmate
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予顕の割合としては各色に存在しますが特に白・青・黒に多いです。
詳細については後述する「予顕カードの把握」を参照ください。


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・誇示


誇示能力は攻撃に参加したクリーチャーが1ターンに1度だけ起動できる能力になります。
攻撃に参加すれば当然戦闘で死亡してしまう可能性があるので、継続的に起動することは難しいですが、回避能力や除去を駆使してうまく能力を活かしましょう。


(例)
アクスガルドの自慢屋/Axgard Braggart
恐れなき解放者/Fearless Liberator
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・氷雪カード


『コールドスナップ』『モダンホライゾン』でも収録されていた氷雪カードが今作に登場しました。
氷雪マナを扱うカードはカード枠が白っぽくなっているのが特徴で、《霜峰のイエティ》のように氷雪マナシンボルを扱うカードや、氷雪カードを参照する《霜噛み》などが存在します。


(例)
霜峰のイエティ/Frostpeak Yeti
霜噛み/Frost Bite
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氷雪マナシンボルのコストを支払うには、氷雪カードから発生したマナを使用する必要があります。


一番分かりやすいのは氷雪土地から発生したマナを使用することでしょう。
今作は基本土地だけでなくタップイン2色土地もあるので結構見かける事になると思います。


氷雪カードから生み出したマナは、氷雪マナシンボルのコストに支払えるので、《複製する指輪》といった土地以外の氷雪パーマネントから生み出したマナでも使用できますし、《ツンドラの噴気孔》といった氷雪呪文から生み出したマナでも支払うことが可能です。


(例)
冠雪の平地/Snow-Covered Plains
氷河の氾濫原/Glacial Floodplain
複製する指輪/Replicating Ring
ツンドラの噴気孔/Tundra Fumarole
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氷雪カードの割合としては青・黒・緑に集中しており、氷雪で固めるのであれば3色のいずれかで組むことになります。
氷雪土地についても色によって価値が変わると思います。


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・英雄譚


1ターン毎に章能力を誘発させるエンチャントで、今作は多色のみの収録となっています。
最終的に戦場に残らないので継続的な効果は得れませんが、その分効果は強めとなっていますので、出来る限り採用を検討したいですね。


(例)
アーニ、トロールを制す/Arni Slays the Troll
騙し屋の崩落/Fall of the Impostor
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・多相


すべてのクリーチャータイプを持つという能力で、今作の部族関連カードと相性がよく、特定の種族をコントロールしていると追加の効果を得られるカードがあるのでうまく活用しましょう。


(例)
護衛の林歩き/Guardian Gladewalker
リトヤラの同族探し/Littjara Kinseekers
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・ルーン


各色に1枚ずつあるエンチャント・オーラに付いているサブタイプになります。
通常とおりオーラとしてクリーチャーに付けることもできますが、装備品に付けることで装備品が追加の能力を得ることができることができます。


(例)
持続のルーン/Rune of Sustenance
ルーンの冠/Runed Crown
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2.色の特徴を把握しよう



誇示を持つクリーチャーが多くて攻めに向いた色。
全体強化も多めなので一気に押し切りましょう。


・注目カード
金への捕縛/Bound in Gold
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今回の《平和な心》枠。
今回は起動型能力、機体への搭乗も封じる為、除去としての信頼性は高め。
クリーチャーだけでなくパーマネントを対象にできるので、装備品やプレインズウォーカーも対処可能な安心設計。
シングルシンボルなのでタッチでも使用できそうです。


 


予顕持ちカードや氷雪カードが多く、バウンスを始めとしたサポートも充実した使いやすい色。


・注目カード
多元宇宙の警告/Behold the Multiverse
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ほぼ《天才の片鱗》なドローカード。
通常4マナのドローカードはソーサリーだったり、効果が弱かったりで使いにくいのですが、
これはインスタントであり、占術のおかげで欲しいカードを探せたりと強いことしか書いてません。
ゲームが長引きやすいシールド戦では特に重宝するカードになりそうです。


 


クリーチャーサイズが小さめですが、除去や手札破壊といったサポートは充実。


・注目カード
大蛇の餌/Feed the Serpent
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安心と信頼の確定除去。
インスタントなので相手の出方を見てから唱えることも可能。
ダブルシンボルなので使用するならメインカラーで。


 


コストが重いけど強いクリーチャーが多め。
火力でバックアップしましょう。


・注目カード
悪魔の稲妻/Demon Bolt
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タフネス5以上のクリーチャーは数える程しかいないのでかなり広範囲まで除去可能な優秀火力。
予顕でコスト分割も可能で、インスタントなのでコンバットトリックとしても使えて万能。


 


氷雪カードや多相持ちが多くクリーチャーサイズも大きめ。
土地サーチカードもあり多色を組みやすい色。


・注目カード
サルーフの群友/Sarulf's Packmate
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3/3に1ドローが付いて4マナは破格の強さ。
最悪土地2枚で止まってしまっても予顕のおかげで唱えることが可能です。


 


アーティファクト


今作は装備品や機体などサポートカードが多め。
効果は小さいものが多いですが、どの色でも使用可能なので枠があれば採用を検討しましょう。


・注目カード
鴉の翼/Raven Wings
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リミテッドにおいて飛行という回避能力を付与できる装備品は強いので今作でも期待できます。
特に飛行の少ない赤や緑には重要なカードになります。


 


 


3.コンバットトリックを把握しよう


毎度おなじみですがコンバットトリックの確認をしましょう。
今回もかなり枚数が多めなので要点だけでも把握しておきましょう。


※枚数が限られるレア・神話レアはここで除外しています。
※「カードを1枚引く」「ライフを得る」といったコンバットに直接影響の無いテキストは除外しています。
※「-X」は条件付きで追加コストが軽くなるカードになります。


 


W 《星界の翼/Wings of the Cosmos》 クリーチャー1体に+1/+3の修正と飛行付与、そのクリーチャーをアンタップ
2W 《神聖の発動/Invoke the Divine》 エンチャント1つかアーティファクト1つを破壊
2W 《ケイヤの猛攻/Kaya's Onslaught》 クリーチャー1体に+1/+1の修正と二段攻撃付与
2W 《鉄の評決/Iron Verdict》 タップ状態のクリーチャー1体に5点のダメージ
4W 《戦角笛の一吹き/Warhorn Blast》 あなたのクリーチャー全体に+2/+1の修正
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U 《浜墓荒らし/Brinebarrow Intruder》 1/2 瞬速 出た時、クリーチャー1体に-2/-0の修正
U 《無効/Annul》 アーティファクト呪文1つかエンチャント呪文1つを打ち消す
1U 《領界からの旅立ち/Depart the Realm》 土地でないパーマネント1つを手札に戻す
1U 《リトヤラの霧/Mists of Littjara》 エンチャントされているクリーチャーは-3/-0の修正
1U 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》 マナコストが4以上の呪文1つを打ち消す
1UU 《襲来の予測/Saw It Coming》 呪文1つを打ち消す
2U 《星界の軍馬/Cosmos Charger》 3/3 瞬速、飛行
4UU 《乗り上げ/Run Ashore》 土地でないパーマネント1つをライブラリーの上か下に置く + 土地でないパーマネント1つを手札に戻す
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1B 《悪魔の贈り物/Demonic Gifts》 クリーチャー1体に+2/+0の修正、死亡時に戦場に戻す
1BB 《杯に毒/Poison the Cup》 クリーチャー1体を破壊
3B 《棄てられた地の伯爵/Jarl of the Forsaken》 3/2 瞬速 出た時、ダメージが与えられているクリーチャー1体を破壊
2BB 《大蛇の餌/Feed the Serpent》 クリーチャー1体を追放
3BB 《ターグリッドの影/Tergrid's Shadow》 各プレイヤーはクリーチャー2体生け贄
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R 《霜噛み/Frost Bite》 クリーチャー1体に2点、氷雪が3つ以上あれば3点のダメージ
1R 《猛り狂い/Run Amok》 攻撃クリーチャー1体に+3/+3の修正、トランプル付与
2R 《悪魔の稲妻/Demon Bolt》 クリーチャー1体に4点のダメージ
2R 《領界路の開放/Open the Omenpaths》 あなたのクリーチャー全体に+1/+0の修正
3R 《トロールへの挑発/Provoke the Trolls》 好きな対象1つに3点のダメージ、クリーチャーなら+5/+0の修正
3R 《大当たり/Smashing Success》 アーティファクト1つか土地1つを破壊
4R(1R) 《圧死/Squash》 クリーチャー1体に6点のダメージ、巨人がいればコスト軽減
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G 《蛇皮のヴェール/Snakeskin Veil》 クリーチャー1体に+1/+1の修正、呪禁付与
2G 《壊れた翼/Broken Wings》 エンチャント1つかアーティファクト1つか飛行を持つクリーチャー1体を破壊
2G 《マンモス化/Mammoth Growth》 クリーチャー1体に+4/+4の修正
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主に注意するカードは《星界の翼》《蛇皮のヴェール》辺りでしょうか。
軽くて警戒し辛い上に効果も大きいので、なるべく損をしないように気を付けましょう。


 


 


4.予顕カードを把握しよう


裏向きに追放されているカードが、判別出来れば楽になりますが実際そううまくはいきません。
しかし、コンバットトリック同様に予顕カードを知っておけばある程度ケアは可能だと思います。


下記に今作の予顕カードを記載していますので、困った時に参照ください。


※マナコスト順に並べています。


W 《ドゥームスカールの神託者/Doomskar Oracle
W 《鉄の評決/Iron Verdict
W 《ケイヤの猛攻/Kaya's Onslaught
2W 《戦角笛の一吹き/Warhorn Blast
1WW 《ドゥームスカール/Doomskar
3W 《神の間の守護獣/Gods' Hall Guardian
3W 《星界の番人/Shepherd of the Cosmos
2WW 《栄光の守護者/Glorious Protector
XXW 《シュタルンハイムの解放/Starnheim Unleashed
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U 《鴉変化/Ravenform
U 《領界からの旅立ち/Depart the Realm
U 《神秘の反射/Mystic Reflection
1U 《占い鴉/Augury Raven
1U 《多元宇宙の警告/Behold the Multiverse
1U 《襲来の予測/Saw It Coming
2U 《星界の軍馬/Cosmos Charger
4UU 《アールンドの天啓/Alrund's Epiphany
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B 《マーンの戦慄の隆盛/Rise of the Dread Marn
1B 《頭蓋の奇襲/Skull Raid
1B 《棄てられた地の伯爵/Jarl of the Forsaken
1B 《杯に毒/Poison the Cup
1B 《復讐に燃えた死神/Vengeful Reaper
3B 《潮による復活/Return Upon the Tide
2BB 《ターグリッドの影/Tergrid's Shadow
5BB 《憑依の航海/Haunting Voyage
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R 《悪魔の稲妻/Demon Bolt
R 《二重の一撃/Dual Strike
R 《弱者粉砕/Crush the Weak
1R 《ドワーフの援軍/Dwarven Reinforcements
2RR 《揺れ招き/Quakebringer
4R 《ドゥームスカールのタイタン/Doomskar Titan
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G 《マンモス化/Mammoth Growth
G 《スケムファーのための闘争/Struggle for Skemfar
1G 《サルーフの群友/Sarulf's Packmate
2GG 《戦闘マンモス/Battle Mammoth
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0 《嘲笑の人形/Scorn Effigy
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5.デッキを組もう


実際に試してみると、弱いと思ってたカードが実は意外と強かったり、強いと思ってたカードが使いにくく大して強くなかったりするものです。


シールド戦はブースター6パックを剥き、これら90枚のカードから別途配られる基本土地を入れて40枚以上のデッキを組むことになりますが、いきなり90枚のカードを見て、すぐに正解のデッキを組むのは難しいです。
少しずつ分類・整理して、どのようなカードが存在するか確認しましょう。


下記は私が行っているデッキ構築方法になりますので、あくまで目安として、ご自身のやりやすい方法があればそちらを優先してください。


※下記については『基本セット2021』『ゼンディカーの夜明け』記事でも触れています。
大きく変わりませんが『カルドハイム』に合わせています。


 
 
STEP1.レアを確認しよう


シールドは6枚(Foil等を含むとそれ以上)のレアが出現します。
特に神話レアは通常よりも強めに設定されていることが多いので引けたらラッキーです。


ただし、「レアがあるからこの色で確定」ということは止めておきましょう。
この時点では、基準として見ておくだけにしておきます。


その色でデッキが組めるかどうかを次のステップで確認します。


 


STEP2.使う色を確認しよう


次に、色毎に何があるか確認するために分別します。


1.色ごとで分別  
2.クリーチャー or 非クリーチャーで分別
3.マナコスト順に並べる
4.プレイアブル or アンプレイアブルで分別



使うに値しないカード(アンプレイアブル)について補足しますと、デッキを組む際にすべてのカードを見ていると大変です。
そのため少しでも量を減らした方が効率良くデッキが組めると思います。


では、アンプレイアブルなカードとは具体的にどのようなカードでしょうか?
下記のようなカードはシールドの構築段階では除外しています。


 
・効果や役割が狭い
無効》《大当たり》など
※特定の相手には強いが、それ以外には無駄カードになってしまう系のカードです。


  
・賞味期限が短い
掟綴りの僧侶》《ヤスペラの歩哨》など
※最初の2~3ターンしか活躍しないカードはあまりデッキにいれない方がよいでしょう。


  
・盤面に影響しない
活力回復》《二重の一撃》など
※単体では何もしないカード系が該当します。


 
・極端にコストがかかる
戦慄の乗り手》《燃え心臓の巨人》など
※出てしまえば強いがプレイに時間のかかるカード


 
勿論完全に使えないカードというのは存在しませんので、最終的にこれらの除外したカードからも採用することはあり得ます。


 


STEP3.使用する色を決めよう


ここまで種類分けしましたら、使いたいカードをピックアップします。
ピックアップしたカード枚数の多い色が、使う色になると思います。


下記は、各色3枚ずつコモン・アンコモンをピックアップしてみました。
それ以外にも強そうなカードはあるので参考程度にどうぞ。


 
白・コモン


金への捕縛/Bound in Gold
シュタルンハイムの駿馬/Starnheim Courser
確固たる戦乙女/Stalwart Valkyrie


白・アンコモン


星界の番人/Shepherd of the Cosmos
神聖なる計略/Divine Gambit
霊体の鋼/Spectral Steel


 


青・コモン


多元宇宙の警告/Behold the Multiverse
占い鴉/Augury Raven
くすねる鷹/Pilfering Hawk


青・アンコモン


雪崩呼び/Avalanche Caller
氷縛りの柱/Icebind Pillar
星界の瞥見/Glimpse the Cosmos


 


黒・コモン


大蛇の餌/Feed the Serpent
棄てられた地の伯爵/Jarl of the Forsaken
頭蓋の奇襲/Skull Raid


黒・アンコモン


杯に毒/Poison the Cup
ターグリッドの影/Tergrid's Shadow
復讐に燃えた死神/Vengeful Reaper


 


赤・コモン


悪魔の稲妻/Demon Bolt
圧死/Squash
霜噛み/Frost Bite


赤・アンコモン


ドゥームスカールのタイタン/Doomskar Titan
玄武岩の荒廃者/Basalt Ravager
トロールへの挑発/Provoke the Trolls


 


緑・コモン


サルーフの群友/Sarulf's Packmate
仮面の蛮人/Masked Vandal
古葉の導師/Elderleaf Mentor


 


緑・アンコモン


吹雪の乱闘/Blizzard Brawl
北方の先導/Boreal Outrider
リトヤラの林守り/Littjara Glade-Warden


 


STEP4.仮デッキを組んでみましょう


ピックアップが完了したら、仮で色を2つ決めてデッキを組んでみましょう。
勿論、いきなり実際に使用するデッキが完成することは稀です。
組み合わせを何通りも検討して納得できるデッキを組みましょう。


STEP4 ~ STEP7 までを繰り返し行って最終的にデッキが完成します。


 



STEP5.色の追加を検討しよう(タッチカラー)


シールドにおいて、通常は2色でデッキを組むのがオーソドックスですが、色を追加することで本来使用できなかった強いカードを使うことが可能になります。


当然、土地の色バランスも考慮しなければなりませんし、どうやっても色マナ事故は起きやすくなります。
絶対にタッチしてでも使いたいカードがある、もしくはタッチでもしないとデッキが弱い。
という場合以外は避けた方がよいでしょう。


今作はコモンに氷雪2色土地と、戦場に出す際に好きな色を選べる《煌積の谷間》があるので、色を足すことは結構できそうです。


タッチを検討するのであれば最低でも下記のような条件に当てはまるようにしてください。


・タッチするカードは多くても2~3枚くらい
・シングルシンボルであること
・序盤用のカードではないこと


 
タッチする枚数で変わりますが、土地枚数は下記のような構成を目安にしてください。
メインカラーの土地枚数を8枚以下に変更してしまうと序盤の色事故にも繋がりますのでなるべく避けましょう。


メインカラー:9枚
サブカラー :6~7枚
タッチカラー:1~2枚
計17枚


2色土地があればもう少し余裕のあるマナベースになりますので
出来る限り2色土地の色に合うようにデッキが組めるのが理想です。


 
STEP6.ゲームに勝つプランを把握する


使いたいカードも色も決めたら、このデッキはどうやって勝つのかを予測します。
また、デッキの方向性に合わせて採用するカードも変動します。


クリーチャーを並べて押し切るプランであれば、全体強化カードが欲しいですし、
飛行の回避能力持ちを軸にして攻撃するプランであれば、壁役のカードも欲しくなります。


勝ち手段は何でもよいですが、勝ち手段が明確になっていないデッキは止めた方が無難です。
勝つプランが見えないのであれば、デッキの組み換えを検討しましょう。


 


STEP7.バランスを確認しましょう


最後に、全体のバランスを確認します。
クリーチャーが少な過ぎではないか、マナコストは重過ぎないか、偏っていないか。
デッキがしっかり回るように最終確認しましょう。


デッキのカード比率例
クリーチャー:13~16枚前後
非クリーチャー:7~10枚前後
土地:16~17枚


マナコスト例
1マナ:0~2枚
2マナ:3~5枚
3マナ:3~5枚
4マナ:2~4枚
5マナ:2~3枚
6マナ以上:0~2枚


 



6.その他


・先手後手どっちがいい?


シールド戦はドラフトと異なりマナカーブ通りに動けることはそこまで多くありませんが、序盤にクリーチャーの展開が遅れるとそのまま押し切られることも多々あります。


今作では、誇示といった先手カードが多いものの、軽めの除去も多めに見受けられます。
デッキの出来次第で、先手後手を選択するのがよいと思います。


 


・「解呪」系について


毎回議題となるエンチャントやアーティファクトに触れる手段をメインデッキに入れるかです。


今回の「解呪」系呪文は以下。


《無効/Annul
神聖なる計略/Divine Gambit
神聖の発動/Invoke the Divine
大当たり/Smashing Success
仮面の蛮人/Masked Vandal
壊れた翼/Broken Wings


対して割りたい置物は装備品、機体、英雄譚とかなり豊富です。


※エンチャント・アーティファクトの数に装備品・機体・英雄譚は含めていません。
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・カードはよく読もう


新セット発売後に必ず起こるのが、カードの認識間違いです。


・インスタントだと思っていたら実はソーサリーだった。
・飛行持ちで攻撃したら、到達を持っているクリーチャーを見逃していた。
・対戦相手から説明されたカードの効果が、実は間違った効果だった。


最初はカードの効果をよく確認するようにしましょう。


 


7.終わりに


『カルドハイム』シールドの考察は以上となります。


店舗でのプレリリースは開催されないのが残念ですが、Discordでのオンラインプレリリースやアリーナシールドに参加される方のお役に少しでも立てれば嬉しいです。


また、これを機にシールド戦に興味を持って頂けたら幸いです。


それでは、また次回の記事でお会いしましょう。


 


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