BIGs 中道大輔 禁止改定後の新環境分析


お久しぶりです。BIGs中道です。


つい先日発表された禁止改定について、各フォーマットの禁止カードへの感想と、今後の環境予想について考察していきたいと思います。


 
1.スタンダードの禁止カード


・《荒野の再生/Wilderness Reclamation
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「ようやく禁止になったか!」というのが個人的な感想です。
プレイヤーツアーファイナルでの使用率の高さは記憶に新しく、スタンダードを支配しているといっても過言ではありませんでした。
ほとんどのデッキが「再生」デッキを意識せざる得なく、そんな状況下でも圧倒的勝率を叩き出しているのだから禁止も仕方ないと思います。
前回の禁止改定で何故様子見としていたのか不思議だなーという感じでしたからね・・・


  


・《成長のらせん/Growth Spiral
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青緑デッキの強さを支えていた立役者。
単純な強さだけなら《自然の怒りのタイタン、ウーロ》の方が上ですが、
2マナと軽いため複数枚引いても無駄になるどころか強過ぎる。
ランプ系デッキを失速させるためにも禁止は仕方ないように感じます。


  


・《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler
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登場時から問題視されていたテフェリーがようやくご退場となりました。
「再生」デッキの抑止力となっていましたが、最終的に「再生」デッキと共に使われるというオチ。
序盤の減速役として十二分に活躍したので大往生といった感じでしょう。


  


・《大釜の使い魔/Cauldron Familiar
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「再生」デッキやランプデッキを弱体化させるだけで飽き足らず、ジャンドサクリファイスにもメスを入れてきました。
「メタゲームを変化させるため」という方針もわかりますし、「使い魔の誘発が煩わしい」という理由もわかりますが、ちょっとやりすぎかな~と思います。
個人的には大好きなデッキだったので非常に残念ですね。


 


 


・スタンダードの今後について


今回の禁止改定で「ティムール再生」に弱かったデッキ達が再度活躍し始めると思われます。
また、ビートダウンの構成も対ミッドレンジよりにシフトしていくと思われます。
もしかしたら、まだ見ぬデッキが台頭するかもしれませんね。


活躍が期待出来そうなデッキを一部ピックアップします。


 


・ティムールアドベンチャー
nakamichikinsi 12.png



デッキリストインポート用(クリックで展開します)デッキ
6 森 (SLD) 67
4 蒸気孔 (GRN) 257
4 島 (SLD) 64
4 繁殖池 (RNA) 246
4 踏み鳴らされる地 (RNA) 259
4 ケトリアのトライオーム (IKO) 250
2 山 (SLD) 66
3 僻境への脱出 (ELD) 189
1 グレートヘンジ (ELD) 161
4 幸運のクローバー (ELD) 226
4 豆の木の巨人 (ELD) 149
4 砕骨の巨人 (ELD) 115
4 厚かましい借り手 (ELD) 39
4 エッジウォールの亭主 (ELD) 151
4 願いのフェイ (ELD) 44
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165

サイドボード
1 軽蔑的な一撃 (GRN) 37
1 自然への回帰 (M21) 200
1 精霊龍、ウギン (M21) 1
1 否認 (M20) 69
1 投げ飛ばし (JMP) 320
1 タッサの介入 (THB) 72
2 霊気の疾風 (M20) 42
1 嵐の怒り (THB) 157
1 不連続性 (M21) 48
1 崇高な天啓 (M21) 74
1 ドムリの待ち伏せ (WAR) 192
1 影槍 (THB) 236
1 過去と未来 (ELD) 168
1 王神の立像 (WAR) 238


 


一時期は活躍していたデッキですが「ティムール再生」に駆逐されて久しく見かけないデッキでした。
構成的にアグロやミッドレンジに対して強く、ブン回りもある構成です。


禁止後の環境でもう既に結果を残しつつあるので、仮想敵としてメタゲームが動くと予想されます。


 


 
・青緑フラッシュ
nakamichikinsi 13.png



デッキリストインポート用(クリックで展開します)デッキ
4 選択 (DAR) 60
6 森 (SLD) 67
3 幽体の船乗り (M20) 76
4 塩水生まれの殺し屋 (M20) 50
4 本質の散乱 (IKO) 49
4 厚かましい借り手 (ELD) 39
4 中和 (IKO) 59
4 夜群れの伏兵 (M20) 185
6 島 (SLD) 64
4 エリマキ神秘家 (RNA) 174
4 サメ台風 (IKO) 67
2 ヴァントレス城 (ELD) 242
4 神秘の神殿 (M20) 255
4 繁殖池 (RNA) 246
3 寓話の小道 (ELD) 244

サイドボード
4 霊気の疾風 (M20) 42
4 否認 (RIX) 44
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
2 萎れ (IKO) 176
1 漁る軟泥 (M21) 204


 


天敵であった《時を解す者、テフェリー》が去った今、再び活躍の場が整ったのではないでしょうか?
《成長のらせん》こそ失いましたが、無理にマナを伸ばすデッキでもないので影響力は低いと思われます。


相対的に青系デッキが減って《神秘の論争》遭遇率も下がると思われるので
追い風が吹いているかもしれません。


 


 
・エスパーブリンク(オルゾフブリンク)
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デッキリストインポート用(クリックで展開します)相棒
1 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232

デッキ
2 メレティス誕生 (THB) 5
5 平地 (SLD) 63
4 魅力的な王子 (ELD) 8
4 海の神のお告げ (THB) 58
4 島 (SLD) 64
4 太陽の神のお告げ (THB) 30
4 精神迷わせの秘本 (M21) 232
2 裏切る恵み (THB) 117
2 沼 (SLD) 65
2 オルゾフの簒奪者、ケイヤ (RNA) 186
4 ケイヤの誓い (WAR) 209
4 空の粉砕 (THB) 37
3 真面目な身代わり (M21) 239
2 精霊龍、ウギン (M21) 1
3 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232
4 エルズペス、死に打ち勝つ (THB) 13
2 迷い子、フブルスプ (WAR) 50
4 寓話の小道 (ELD) 244
1 ヴァントレス城 (ELD) 242
3 啓蒙の神殿 (THB) 246
4 神聖なる泉 (RNA) 251
4 神無き祭殿 (RNA) 248
2 静寂の神殿 (M20) 256
3 欺瞞の神殿 (THB) 245
4 湿った墓 (GRN) 259

サイドボード
1 空を放浪するもの、ヨーリオン (IKO) 232
3 ガラスの棺 (ELD) 15
2 霊気の疾風 (M20) 42
3 ドビンの拒否権 (WAR) 193
4 思考消去 (GRN) 206
2 ヘリオッドの介入 (THB) 19


 


先々月行われたプレイヤーズツアーにてバントランプに有利として持ち込まれたオルゾフブリンクですが、
「ティムール再生」に対しては有利を取れず、その後消えていったデッキ。


対ミッドレンジは豊富なアドバンテージ獲得で有利を取れ、
対アグロも《ケイヤの誓い》をブリンクすることで相性改善を図ります。
リストが洗練されれば戦えるデッキだと思います。


 


 


2.パイオニアの禁止カード


・《真実を覆すもの/Inverter of Truth
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コンボ対策のし辛さに加え、デッキの地力の高さも相まって
トップメタを独走していたインバーターコンボにようやくメスが入ることに。
サヒーリ&フェリダーが許されず、インバーターコンボが許されているのか不思議でしたので納得の禁止です。


 


・《隠された手、ケシス/Kethis, the Hidden Hand
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ケシスコンボは前回解禁された《ニッサの誓い》を手に入れたことにより、
不安定だった序盤の動きやマナトラブルが解消されたため、安定した早いキルターンを実現可能なデッキでした。
以前のスタンダード同様に支配していく可能性が危惧されたため禁止となりました。


 


・《歩行バリスタ/Walking Ballista
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太陽冠のヘリオッド》との無限コンボは単体除去で回避可能ではあるのですが、
除去を構え続けないといけない点はモダンの《欠片の双子》コンボと同様にフルタップを許しません。
本コンボは両カードが単体でも強いのも禁止理由の一つかと思います。
とりあえず瞬殺コンボ系は問題視されてしまったようです。


 


・《死の国からの脱出/Underworld Breach
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以前のロータスコンボがコンボスタートしても途中で途切れてしまうこともあり不安定でした。
しかし、《死の国からの脱出》のおかげでまず途中でコンボが止まることはなく、
かつ、早いキルターンを実現可能でした。


 


・パイオニアの今後について


強力なコンボデッキが数多く禁止されたため、
しばらくはミッドレンジ環境になるのでは?と予想します。


オススメデッキを一部ピックアップします。


 


・5色ニヴ=ミゼット
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※画像をクリックすると、MOで使用できるテキストデータをダウンロードできます



ミッドレンジの代表格といえば5色ニヴ=ミゼットでしょう。
コンボを気にしなくてよくなったので、
思う存分、パワーカードを叩きつけたい方にオススメです。
 


 


・スピリット


nakamichikinsi 15.jpg※画像をクリックすると、MOで使用できるテキストデータをダウンロードできます


 
上記の5色ニヴが流行るようであればミッドレンジキラーのスピリットも活躍するでしょう。
『基本セット2021』からも《鎖霊》《高尚な否定》を手に入れており、今後も期待できそうなデッキです。


 


 


・各種コンボデッキ


nakamichikinsi 17.jpg※画像をクリックすると、MOで使用できるテキストデータをダウンロードできます



即死コンボ系は大体が禁止されてしまいましたが、
軍団のまとめ役、ウィノータ》《霊気貯蔵器》《霊気池の驚異》といったコンボはまだ残っています。
いずれもカウンターを掻い潜れるような構成が出来れば十分活躍が期待出来そうです。


 


3.ヒストリックの禁止カード(一時停止)


・《荒野の再生/Wilderness Reclamation》
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スタンダードでも暴れていた《荒野の再生》ですが、ヒストリックでも通用しています。
このままではスタンダード同様に暴れてしまうので早々の禁止となりました。


 


・《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
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スタンダード同様に悪名高きテフェリーは使用率の高さ、
かつ、テンポ阻害がアグロ全般に対して強過ぎるため禁止は仕方ないと思います。


 
・ヒストリックの今後について


先日行われたアリーナオープンは初となるヒストリックの競技イベントとなりました。
今後も定期的にイベントが行われるようであれば、メタゲームが進むと思われます。


今回、《荒野の再生》を失った《死者の原野》デッキは、
スゥルタイランプに構成を変えて生き残ると思われます。


まだまだ『Jumpstart』で可能性が残されているカードもありますので、
今後の動きに期待しています。


ただ個人的には《上流階級のゴブリン、マクサス》はヒストリックでは強過ぎると危惧していますが、
一応、《墓掘りの檻》で対策可能なので抑えられるかもしれないですし、そうでないかもしれません。


 


4.ブロールの禁止カード


※ブロールについて環境が全く分からないため、申し訳ございませんがコメントを控えさせて頂きます。


 
5.最後に


今回発表された禁止改定について、様々な意見もあるとは思いますが、個人的には停滞した環境や壊れたメタゲームよりも常にメタが動く環境の方が好きですので、どちらかというと賛成寄りです。


しかし、最近の禁止カードの多さには流石に目を瞑れないと思いますので、今後の調整チームの働きに期待します。


しばらくは、新環境に近い状態ですので試行錯誤してデッキ作成を楽しみたいと思います。


 


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