BIGs 中道大輔 ジャパンオープン2023優勝 白単アグロ解説


いつもはシールド考察記事を書いてますBIGsの中道です。


今回はジャパンオープン2023で優勝という最高の結果を残すことが出来ました。
日本選手権2021 FINAL優勝の時も使用していた白単アグロについて作成に至った経緯から使用感など色々と語っていきますので、興味ある方は最後までお付き合いくださると嬉しいです。



1.新環境の始まり


9月の大型セット『エルドレインの森』がリリースされ、スタンダード環境に変化が起きました。
通常はローテーションにより『イニストラード:真夜中の狩り』~『ニューカペナの街角』までのカードは使用出来なくなる予定でしたが、ローテーションの期間が2年から3年に変更されたことで長くカードが使用出来るようになり、今回はローテーションにより使用不可になるカードが無いという異例の状態です。


とても多くのカードが使えるスタンダードは初めてなので、既存の強デッキが更にパワーアップしたり、まだ見ぬ新たなデッキが登場したりすることが予想されます。
群雄割拠な感じですね。


では、新セット『エルドレインの森』はスタンダードにどのような影響を与えたのでしょうか?


まずは《眠らずの城塞》を始めとしたミシュラランド。
どの色も悪くない強さを備えていますが、特に《眠らずの小屋》は一つ抜きん出てスペックが高く、スタンダードの強カラーである黒を含んでいることから、ゴルガリカラーのデッキが活躍する可能性は高いであろうことが予想出来ます。


次に出来事を持つカード群。
特に徳目サイクルは出来事こそ最低限の強さとなっていますが、本体の強さにオマケが付いてくるというのは破格。
特に白と黒に関しては「出来事の使い易さ」「本体の強さ」の両方を兼ね備えているので新環境で使われそうという予想。


ミシュラランド、そして徳目サイクルを使用出来るデッキが新環境で良さそうであるという考えでした。


 
2.1週間前~デッキ選択まで


MTGアリーナに『エルドレインの森』がリリースされた直後はミシュラランドを上手く使えるデッキを探しました。
ボロスカラーのアグロデッキや、オルゾフカラーのミッドレンジ等、いずれも悪くない感触でした。
そんな新環境の一発目の大会として蒼紅杯」(※)に参加させていただきました。


※環境最初期にオンラインで行われるスタンダードの草の根大会。
 


使用デッキはジャンドミッドレンジ。
nakamichijo 03.jpg
 


ミシュラランドの中でも強い《眠らずの小屋》を使用し、ミシュラランドを強く活用できる《開花の亀》を採用し、
それに伴い墓地に土地が落ちるようにフェッチランドの《土建組一家の監督所》を採用しました。


改めて見ると細かい怪しいカードだったり、デッキ全体が重かったりと完成度が低い感じです。
結果は2-3と全然でしたが、ゴルガリカラーを中心としたミッドレンジの強さは実感しましたし、優勝こそナヤトークンでしたが、ゴルガリミッドレンジがトップ8に3名という結果を残しました。


環境初期に台頭したのは「ゴルガリミッドレンジ」「ナヤトークン」
そして新たなコンボデッキとして《アラーラへの侵攻》をキーカードとした「5色アラーラ」が登場と混沌としたメタゲームになりました。


そこで試したデッキは「青黒フェアリー」「セレズニアエンチャント」「グルール」「赤単」など。
いずれも悪くないといった結果だったり、脆さが際立ったりと決まらず。
まだ試してなかった「白単アグロ」に手を付け始めたのはジャパンオープン3日前。
元にしたリストはMagic Onlineで5-0していたLuckyinUnluckyさんが使用していたものに《忠義の徳目》を試しで採用。


nakamichijo 01.jpg元にしたデッキリスト


イーオスの遍歴の騎士》はアグロデッキとの噛み合いが悪かったのですぐに抜けてしまい、《剛胆な敵対者》は以前も使っていたので強さは分かっていますが除去に弱くなる点はいつも通りだったので《忠義の徳目》で代用可能かお試し。
すると《忠義の徳目》は《スレイベンの守護者、サリア》と噛み合いが悪いもののゲームを決めるカードとして強力でした。


デッキ登録まで残り1日を切り、新たに試す時間もないので以前に勝たせてもらった白単アグロを信じてサブミットしました。


 


 
3.ジャパンオープン大会結果


初日
R1 〇 グリクシスミッドレンジ
R2 〇 イゼットパワーストーン
R3 〇 5色ランプ
R4 〇 5色ランプ
R5 〇 青黒フェアリー
R6 × グルールアグロ
R7 × エスパーレジェンズ
R8 〇 ゴルガリミッドレンジ
R9 × 緑単ミッドレンジ
59位で初日通過


5-0から2連敗した時はダメかもなーと思いましたが6勝の中でもオポが高めだったので何とか二日目に進出。
二日目はシングルエリミネーション(負けたら終わり)となります。
二日目の先手後手は初日の順位が高い方が選べますが、64人中59位と順位が低かったのでまず後手からのスタートとなります。


二日目
SE1 〇 青白兵士
SE2 〇 エスパーテンポ
SE3 〇 エスパーレジェンズ
SE4 〇 5色アラーラ
準決勝 〇 白単ミッドレンジ
準決勝:中道 大輔 vs. 川﨑 弘敬 ~64枚デッキとキャンディーの道標~(外部リンク)

決勝 〇 ゴルガリミッドレンジ
決勝:中道 大輔 vs. 名出 和貴 ~忠義 vs. 執念~(外部リンク)

準決勝と決勝はMTG公式サイトで観戦記事を書いてもらったので、こちらも読んでもらえると嬉しいです。


二日目はすべてのマッチで2-1と後手かつプレイヤーも強いので楽に勝たせてもらえませんでしたが、対戦相手の事故や噛み合いもあり、見事に優勝することが出来ました。


勝てた理由の一つとして、アグロデッキはミッドレンジやコントロールよりもマッチにかける時間が少ない(ゲームレンジが短い)ので、余った時間で休憩を取ったりすることが出来ることも大きかったと思います。
今回のジャパンオープンのような回戦数が多い大会には特に向いているかと思います。
また、普段は直観的にプレイすることが多かったのですが、本大会では少し時間を取って考慮してからプレイすることを心掛けました。
今回は極端なミスは少なかったという点も結果に繋がったのではと考えます。


top1_.png優勝記念の賞状データ


 


4.デッキ構成解説


nakamichijo 02.jpgジャパンオープン2023で使用したデッキリスト



徴兵士官/Recruitment Officer
有望な信徒/Hopeful Initiate
スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben
銅纏いの先兵/Coppercoat Vanguard
nakamichijo 04.jpgnakamichijo 04-1.jpgnakamichijo 04-2.jpgnakamichijo 04-3.jpg
白単アグロとして一般的に採用されている上記カードは特に解説せず、採用枚数や理由等特筆すべき点があるカードのみ解説していきます。


 
●土地構成について
18《平地/Plains
1《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire
4《ミシュラの鋳造所/Mishra's Foundry
nakamichijo 05.jpgnakamichijo 05-1.jpgnakamichijo 06.jpg
の計23枚です。


ミシュラの鋳造所》はその性質上多く引いた方が強いですが、特に《婚礼の発表》《忠義の徳目》といった全体強化と相性が良いです。
また、《太陽降下》等の全体除去に弱いという弱点をある程度カバーするのがミシュラランドの強みなので色マナ事故を気にするよりも4枚採用する方が強いと考えます。
白マナが出ないハンドが来ることもありますがそんなに多くは無いので受け入れましょう。


皇国の地、永岩城》は1枚で良いと考えています。
理由は土地が23枚なので2枚引いた時の事故を避けるためです。
ただし、土地を24枚にしたいのであれば追加1枚の計2枚でも良いでしょう。


以前日本選手権FINALを優勝した時は、土地24枚としていました。
その理由としてはその時採用していた《放浪皇》の4マナへ到達したいこと、ミシュラランドを多めに採用するといったマナフラッド耐性がしっかりしていたことが挙げられます。
今回の場合、マナの頂点こそ《忠義の徳目》という5マナが存在しているため土地は24枚もしくは25枚が妥当なのではと思うかもしれませんが、真っ直ぐに5マナに到達する必要はなく《忠義の徳目》本体を唱えるのは7ターン目以降でも十分です。
また、白単で採用可能なミシュラランドは《ミシュラの鋳造所》しかありませんのでマナフラッド受けの土地は少ないです。
徴兵士官》《呪文書売り》といったマナフラッド受けも存在しますが《徴兵士官》は4マナ、《呪文書売り》は2~3マナ呪文+1マナで起動できるので4~5マナあれば十分となります。それ以上の土地は不要なのです。
今後の新セットで採用可能なミシュラランド、もしくは《放浪皇》を採用する等、構成が変われば話は別ですが現状は23枚が妥当と考えます。


 
●メインのカードについて


2《離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite
nakamichijo 07.jpg
1マナ域が8枚だと若干足りなかったので追加の採用となります。
非人間なので《銅纏いの先兵》で強化できず、伝説かつブロックにも関与出来ないので複数枚引いても嬉しくないので2枚に抑えています。
正直、他のカードを選択した方が良かったと考えています。
攻撃を通したり出来る可能性がある《小癪な家ネズミ》の方が良さそうですね。


 
4《呪文書売り/Spellbook Vendor
nakamichijo 08.jpg
『エルドレインの森』で得た新カード。
能力の雰囲気から前環境で活躍した《光輝王の野心家》を彷彿とさせますが、強化するためには1マナかかったりと単純に弱くなった印象がありました。
序盤こそ支払うマナに苦労しますが、中盤以降はマナが余ることが多くなるため大した問題ではありません。
本体スペックが2/2警戒と最低限の強さがあり、魔術師・役割トークンのの占術が余分な土地を除外したり、必要なカードを探したりとドローが出来ないアグロデッキにはとても有用な能力です。
役割の複数張りが出来ない点だけ残念ではありますが、アグロデッキに欲しい能力を持ったカードです。


 
4《救出専門家/Extraction Specialist
nakamichijo 09.jpg
本来はサイドに数枚という認識でしたが、《スレイベンの守護者、サリア》《銅纏いの先兵》そして前述の《呪文書売り》といった攻撃しなくても効果を発揮出来る2マナ以下のクリーチャーが増えました。
相手視点だといずれも除去したいクリーチャーですので《救出専門家》がとても役立ちます。
相手次第では追放除去が多かったりする等能力を発揮出来ない場合もありますが、多くのケースで強さを発揮してくれるので4枚の採用となります。


 
4《輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar
nakamichijo 10.jpg
伝説であるにも関わらず4枚採用しているということはそれだけ強いということです。
3ターン目に出して除去されずに返ってきたら大体有利もしくはゲームに勝ちます。
複数枚引いてダブ付く時は勝っているか負けているかの場合なのでほとんど気になりません。
4枚入れましょう。


 
3《忠義の徳目/Virtue of Loyalty
nakamichijo 11.jpg
『エルドレインの森』一押しのカード。
出来事部分は最低限の強さを持つ非人間の2/2警戒なので正直2マナ域の中では弱いと言えます。
ただし、全部のクリーチャーがフィニッシャー級になるエンチャントが付いてくるのであれば話は別です。
スレイベンの守護者、サリア》との噛み合いこそ悪いですが、差し引いても採用する価値は十分にあります。
このカードで何度もゲームに勝利しました。


+1/+1カウンターをばら撒くので《有望な信徒》の起動型能力が使いやすくなります。
現スタンダードは除去したいエンチャントやアーティファクトが複数ありますが《解呪》といった専用対策カードは採用したくないのでスロットの削減にもなり相性が良いです。
また、アンタップすることでクリーチャー化したミシュラランドが起きるので実質1マナで《ミシュラの鋳造所》を強化出来ます。
相手ターンに何かすることは少ないですが起き上がったことで4マナ余って《徴兵士官》が起動出来るようになったり、少ないマナから《ミシュラの鋳造所》をブロッカーにしたりとテクい事が可能です。


ただし、出来事が最低限な強さであること、本体はこのデッキでは重い部類なので2枚目以降はあまり必要ではなく、2~3枚が妥当と考えます。
話は逸れますがBIGsが選ぶ注目カードTOP3の記事で1位に挙げてます。ドヤァ(2位3位は見ないでください)


 


●サイドボードについて


4《軍備放棄/Lay Down Arms
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アグロデッキで相手を回復させるのはどうなのか?という質問が上がってきそうですが、3点ライフを差し出しても除去したいクリーチャーが多くいます。
3点くらいやるよ!な意気込みです。
対アグロは言うまでもなく、ゴルガリミッドレンジにもサイドインします。
黙示録、シェオルドレッド》《グリッサ・サンスレイヤー》辺りは必ず除去したいですし《苔森の戦慄騎士》も攻撃の邪魔となるので排除したいところ。
骨化》だとエンチャント破壊で戻ってきてしまうので、戦闘中に戻ってきて戦場が壊滅するといったことが起きたりしますが《軍備放棄》ならその心配もありません。


一応、ライフが少ない場合は自分のクリーチャーに撃てば回復出来ることも忘れないようにしましょう。


 
3《静寂の呪い/Curse of Silence
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カード名指定という癖が強い妨害カード。
主に《アラーラへの侵攻》デッキや《太陽降下》《告別》などの撃たれると厳しいカードへの対策となります。
ジャパンオープンはデッキ公開性の大会なので、事前に指定すべきカードが分かっているのでポテンシャル以上の強さを発揮できます。
同じ系統であれば《選定された平和の番人》でも良いのですが、《アラーラへの侵攻》デッキには4枚の《執念の徳目》が採用されていてタフネス3である《選定された平和の番人》だと信頼に欠けるため《静寂の呪い》の採用に至りました。


 
2《ゴバカーンへの侵攻/Invasion of Gobakhan
nakamichijo 14.jpg
静寂の呪い》と同様にマナコストを重くする疑似的な手札破壊を行う妨害カードですが、手札を見れる点やバトルを倒すことで強力な強化エンチャントになるので《静寂の呪い》とは別枠のカードになります。
ただし、バトルを倒すことに執着するとゲームが長引いてしまうのでゲーム展開次第では無視してプレイヤーを攻撃することも大事。
ケースバイケースです。
なので多く引き過ぎても嬉しくないので2~3枚が妥当と考えます。
また、裏面を唱える際は自身の《スレイベンの守護者、サリア》に引っ掛かりますのでバトルを倒す際には1マナ残すことを忘れずに!


 
2《邪悪を打ち砕く/Destroy Evil
nakamichijo 17.jpg
大型クリーチャーや徳目サイクルにも対応可能と、相手によっては万能な除去呪文となります。
特にエンチャントを多用する白系やランプ系に対してサイドインします。
現スタンダードはエンチャントの使用率も高いので《勇敢な姿勢》よりもメタに合っていると思います。
環境が変わってエンチャントが減るようであれば《勇敢な姿勢》も検討しましょう。


 
4《婚礼の発表/Wedding Announcement
nakamichijo 15.jpg
主に除去デッキに有効なカードで、黒系のデッキ相手にサイドインすることが多いですが《婚礼の発表》を置く余裕のあるデッキなのかどうかという点です。
例えば「5色ランプ」は中盤以降に強いデッキなので序盤に置く余裕はあるように感じますが、相手が7マナに到達する前にゲームが決まるかどうかが重要なので《婚礼の発表》を置いている余裕はありません。
ゲーム展開を予想した上でサイドインしましょう。


 
●白単アグロの今後について


デッキ改良するのであれば、やはり《静寂の呪い》でしょう。
デッキ公開性であればポテンシャル以上の強さがありますが、アリーナのラダーやテーブルトップの大会等では相手デッキの詳細な枚数までは不明です。
アラーラへの侵攻》デッキはキーカードが判明しているので有効ですが、それ以外のデッキにはサイドインし辛いので他のカードにするのが無難でしょう。


3313998.jpg


また、《離反ダニ、スクレルヴ》を《小癪な家ネズミ》にして試してみたいと思います。
出来事のパワー3以上にブロックされないは対ゴルガリミッドレンジの膠着状態を打破したり、《ゴバカーンへの侵攻》を倒す用としても悪くないと思います。


 


5.サイドボーディングガイド


暫定のサイドになります。
今後構成が変わる、メタゲームが変わる等で多少の変更はあるかと思います。


●ゴルガリミッドレンジ
in
4《軍備放棄/Lay Down Arms
4《婚礼の発表/Wedding Announcement
nakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpg


out
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben
2《有望な信徒/Hopeful Initiate
2《輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar
nakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-3.jpgnakamichijo 18-3.jpgnakamichijo 18-4.jpgnakamichijo 18-4.jpg


グリッサ・サンスレイヤー》《黙示録、シェオルドレッド》といった無視出来ないクリーチャーが多いので除去カードを増やします。除去デッキなので《婚礼の発表》も有効です。
抜くカードはクリーチャーが比較的多めなので効かない訳ではないですがこちらも呪文が増えているので《スレイベンの守護者、サリア》を優先して抜きます。
他は先手後手で枚数が若干異なってきますが、単体で弱く育ちにくい《有望な信徒》を基本多めに抜くと思います。


 
●エスパーミッドレンジ
in
4《婚礼の発表/Wedding Announcement
2《邪悪を打ち砕く/Destroy Evil
nakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 17.jpgnakamichijo 17.jpg


out
4《骨化/Ossification
2《離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite
nakamichijo 18-6.jpgnakamichijo 18-6.jpgnakamichijo 18-6.jpgnakamichijo 18-6.jpgnakamichijo 18-7.jpgnakamichijo 18-7.jpg


相手の構成次第でサイドが難しいマッチ。
レジェンズと違いクリーチャーは多く入ってないので《スレイベンの守護者、サリア》は効果的です。
サイドボード後は《漆月魁渡》《放浪皇》といったトークン戦術になることが多いので《骨化》はあまり有効ではない事が多いです。
4枚抜きはやり過ぎですが《骨化》を抜くパターンがあることは覚えておくと良いと思います。


 
●エスパーレジェンズ
in
4《軍備放棄/Lay Down Arms
4《婚礼の発表/Wedding Announcement
2《邪悪を打ち砕く/Destroy Evil
nakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 17.jpgnakamichijo 17.jpg


out
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben
4《救出専門家/Extraction Specialist
2《離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite
nakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 19.jpgnakamichijo 19.jpgnakamichijo 19.jpgnakamichijo 19.jpgnakamichijo 18-7.jpgnakamichijo 18-7.jpg


メインは効果的でないカードが多いため比較的不利です。
策謀の予見者、ラフィーン》から《黙示録、シェオルドレッド》と繋げられたら諦めましょう。
サイド後は少しマシにはなりますが厳しいマッチなので不利上等で攻め切りましょう。


 
●赤単
in
4《軍備放棄/Lay Down Arms
nakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpg


out
2《離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite
1《呪文書売り/Spellbook Vendor
1《忠義の徳目/Virtue of Loyalty
nakamichijo 18-7.jpgnakamichijo 18-7.jpgnakamichijo 20.jpgnakamichijo 21.jpg


お互い攻撃側に回ろうとするので先手番が比較的有利となりますが、
輝かしい聖戦士、エーデリン》《救出専門家》といった対処が必要なクリーチャーが展開出来ればこちら側が有利になります。
軍備放棄》は2アクションしながら妨害可能な除去ですので多く引きたいところです。


 
●青白兵士
in
4《軍備放棄/Lay Down Arms
nakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpg


out
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben
nakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpg


青白兵士側はほとんどがクリーチャーなので《スレイベンの守護者、サリア》が優先で抜けると思いますが
相手のサイド内容にも左右されるので1~2枚残すプランはアリだと思います。


 
●白単アグロ
in
4《軍備放棄/Lay Down Arms
4《婚礼の発表/Wedding Announcement
2《邪悪を打ち砕く/Destroy Evil
nakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 18-1.jpgnakamichijo 17.jpgnakamichijo 17.jpg


out
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben
4《救出専門家/Extraction Specialist
2《離反ダニ、スクレルヴ/Skrelv, Defector Mite
nakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 18-2.jpgnakamichijo 19.jpgnakamichijo 19.jpgnakamichijo 19.jpgnakamichijo 19.jpg
nakamichijo 18-7.jpgnakamichijo 18-7.jpg


エスパーレジェンズと同様のサイドですが、エンチャントを巡る攻防になるので《有望な信徒》は大事に使いましょう。
タフネス4以上にすると《邪悪を打ち砕く》されるので無駄に当たりに行かないように注意します。


 
6.その他


ジャパンオープン終了後、BIGs斉田君のTwitch配信にて白単アグロについての質疑応答、ジャパンオープン決勝再現マッチを繰り広げてますので興味がある方は是非観てください(サブスク限定です)


MTG公式カバレージにTOP8プロフィールや優勝者インタビューを書いてもらってます。
観戦記事も見ごたえありますので興味ある方や読んでない方は見ていただけたら嬉しいです。


マジック:ザ・ギャザリング ジャパンオープン 2023 トップ8プロフィール(外部リンク)


優勝者インタビュー:スタンダードへの忠義 中道 大輔(外部リンク)


 


7.終わりに


初日抜けが目標と思ってたところ優勝という結果で終えることが出来ました。
対戦相手の事故や噛み合い等運が良かったところが大きいですが、高望みしない方が勝てるのかもしれません。


スタンダードのモチベーションも上がったので今週末のスタンダード神決定戦にも参加します。
次回の記事も勝ち報告が出来るといいなーと思いながら筆を置かせていただきます。
答えられる範囲で答えますので、質問などあれば遠慮せずに声をかけていただけたら嬉しいです。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。
では、またどこかの記事でお会い出来たらと思います。


 


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