お久しぶりです。BIGsの中道です。
待ちに待ったBIG MAGIC Open (BMO)が8/20、21の二日間で開催されます。
フォーマットは
1日目:レガシー
2日目:チームモダン
BMO初のチーム戦であり、チーム戦自体の大型大会も数年ぶりとなり久々のチーム戦を心待ちにしていた方も多いと思います。
今回初めてチーム戦に出るという方もいるかと思いますので、個人戦とチーム戦で何が違うのか、チーム戦で気を付けるべき点をまとめてみました。
是非、チームで共有していただき、参考にしていただければと思います。
●デッキ構築の違い
個人戦は各フォーマットに準じた使用可能なカード群の中から各々好きなカードを選択してデッキを組めますが、
同一フォーマットのチーム構築戦はそこに「基本土地以外の同名カードはチーム内で一人までしか使用できない※」というルールが加わります。
例えば《稲妻》を一人のプレイヤーが使用すると、チームメイトの他二人は《稲妻》を使用することは出来ません。
そのため、一人のプレイヤーが《稲妻》を1枚のみ使用して他のチームメイトが残りの《稲妻》3枚を使用するといったことは出来ないことになります。
また、意図せず使用カードが被ってしまうこともありますので、以下のようなカードについてはチーム内で被ってないか確認しておきましょう。
・《溢れかえる岸辺》等のフェッチランド
・《大祖始の遺産》や《外科的摘出》といった色関係なく使用可能なカード
・サイドボードのカード
※以前は「チーム構築戦で同名カードはチーム合計4枚まで使用可能」というルールになっていました。
現在はルールが変わっていますので昔チーム戦をやっていた方は勘違いしないように注意してください。
フォーマットが違うチーム構築戦ではこの制限はありません。
●ゲームの対戦および勝敗について
対戦はチームで事前に決めたA・B・C同士が対戦します。
A vs A
B vs B
C vs C
上記の組み合わせで個人戦同様に2ゲーム先取した方が勝者となり、チームで2人以上のプレイヤーが勝者となればチームの勝ちとなります。
制限時間内に対戦が終了しなかった場合その対戦は引き分けとなりますが「1勝2引き分け」でもチームの勝ちとなります。
また、チーム戦における結果報告の際は「2勝1敗」「2勝0敗1引き分け」「1勝0敗2引き分け」のいずれも同じ結果となります。
そのため、チームメイトが2勝して残る一人がまだ対戦中だとしてもそのマッチの勝敗には影響しないので、
チームの勝敗が決まりましたら早めに結果報告をお願いします。
そうすることで運営側の結果報告処理が早く行われ、試合後の待ち時間も少なくなります。
試合が終わりましたら早めに結果報告をするようにしましょう。
●チームメイトとの相談
チーム戦の醍醐味として「チームメイトに助言をする」または「チームメイトから助言をもらう」ことが出来ます。
例えば、マリガンの判断を相談したり、どのカードをプレイするか相談したり、サイドの入れ替えについて相談したりすることが可能です。
ただし、「時間をかけ過ぎない」ということに気を付けましょう。
相談事をしている間は「相談を受ける側」「相談をする側」そして「その対戦相手2人」計4人分の対戦時間が止まることになります。
勿論、対戦をある程度進めながら相談を行うことは出来ますが、スムーズに進まなくなることは多いに想定できます。
相談は自分のチームだけが行う訳ではないので2倍の時間がかかる可能性があり、普通では対戦時間内に終わるような展開でも時間内に終わらないことが多く発生します。
「気持ち少し早くプレイする」「相談は簡潔に」といったプレイを心掛けましょう。
また、対戦相手の相談が少し長引いているようであれば早めのプレイを行うように言ってあげましょう。
●その他の注意事項
・席順
最初に決めた席順を後から変更することは出来ませんのでよく考えて決めましょう。
また、真ん中にサポートが出来る人を、もしくは両脇からサポートする人を配置する席順がよいかもしれません。
・試合中の離席
試合中に「トイレに行きたくなった」「急な電話対応が必要になった」等、どうしても離席する必要があることは珍しくありません。
その場合は、近くのジャッジに声をかけましょう。
ただし、一度離席してしまうとこれは不正防止のための措置のため下記のような状況になります。
チームの対戦が終了するまで戻ることは出来なくなります。
対戦中の場合、チームメイトと意思疎通をすることは出来なくなります。
・デッキのシャッフルの仕方
個人戦ではあまり気にしないデッキのシャッフルもチーム戦だと注意する必要があります。
横にチームメイトがいるので「横向きシャッフル」を行うと、チームメイトが「デッキの一部」もしくは「見えたカードがデッキのキーカードの場合、デッキタイプ」を知ることが出来てしまいます。
当人に伝えなければ大丈夫という訳ではなく、デッキタイプもバレてしまうと、自身の対戦相手のデッキはそのデッキでは無いことが判明するので、ある程度予想が出来てしまいます。
これでは公平性がないのでシャッフルする際には「横向きシャッフルをしない」等、見えない工夫をするようにしましょう。
・プレイは自身で行う
プレイが難しい場面でチームメイトに助言をもらう、または助言するといったことはチーム戦の醍醐味ですが、あくまでも助言であり、プレイを任せることが出来ません。なので決定はプレイヤー自身が行うようにしてください。
・仲良くしよう
チームを組むキッカケは各々異なると思いますが、面識があまりない方と組むこともあると思いますし、知っている方同士でもすべてを知っている訳ではありません。
チームでプレイするとどうしても自身の意見と食い違うことがあったりすることもあります。
基本的な意見の決定権はプレイヤー自身ですが、チームのリーダーを決めておき意見が食い違った場合はリーダーに決定権を持たせることを事前に決めておくのもよいと思います。
また、滅多にないと思いますがエスカレートして暴言や暴力的な行為は絶対に止めましょう。
最悪の場合、チーム自体が失格処分となることもあるので仲良くしましょう。
●終わりに
今回は以上となります。
個人戦とは異なる久々のチーム戦を楽しみましょう。
出られる方は体調にお気を付けてお楽しみください。
当日対戦する時はお手柔らかにお願いします~