村栄龍司 りゅうじのプロツアー『イクサラン』参加に伴うアルバカーキ旅行記

どうもーりゅうじです。
この度3年ぶりにプロツアー(以下PT)の権利を獲得したので、アルバカーキに遊びに行って来ました。


MTGの記事を書くのはとても久しぶりですが、今回はそのプロツアーレポートと旅行記になります。






1.プロツアーの準備


通常のPTは新セット発売から2週間後に行われるのですが、今回のPT『イクサラン』は発売から5週間後。デッキを考えるのが苦手な僕にとってはとてもありがたい準備期間です。


デッキ選択についてですが、一つだけ決め事をしていました。
それは、「奇をてらった弱いデッキを持っていかないこと」です。
忘れもしない3年前のPT『タルキール覇王譚』。
僕は周囲が止めるのも聞かず《マルドゥの隆盛》アグロを持ち込んで、ドラフト2-1からのスタンダード1-4で初日落ちをしてしまいました。



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今見ても酷いデッキの残骸。この時はまあまあ落ち込んだので、次のPTはまともなデッキを持ち込もうと心に決めていました。



前環境までに使用していたデッキは3つ


・ラムナプ・レッド
・ティムール(4C)エネルギー
・黒赤アグロ


発売後に行われた世界選手権ではラムナプ・レッドとティムールエネルギーの2つが上位を独占し、その後の大会結果も似たようなものだったので、デッキが弱くならない限りどちらかを使おうと決めていました。
黒赤アグロはRPTQを突破したデッキでもあり思い入れがあったのですが、3つのデッキを平行して触るのは限界があるなと思い断念。
結局ラムナプ・レッドと4Cエネルギーを持って行く事にしました。


荷造りは前日に適当に行いました。


着替え、飛行機で読む雑誌、風邪薬、酔い止め、歯ブラシ、日本のおやつ、デッキと予備のカードくらいですね。





2.デッキ選択


直前に香港のPTQを突破していたはまちさんに、ラムナプ・レッドのデッキリストとサイドイン/アウトを教えてもらっていたので、気持ちとしてはこっち寄りだったのですが・・・無事アメリカに着き、ホテルで仲間と何度か回した結果、4Cエネルギーを使った方がラムナプ・レッドとティムールエネルギーに対しての勝率が良いという結果になりました。これによって踏ん切りがつき、4Cエネルギーを使う事にしました。




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欲しいカードを全部入れた欲張り4Cエネルギー。
1枚や2枚のカードが多く、見せた人にはリストが汚いと笑われたのですが、4Cエネルギー自体がふんわりしていて都合よく引ければいい感じになるだろうと思い、特にいじることもなくそのまま使う事にしました。






3.プロツアー本戦



1日目


会場でザキカワさんカトケンさんと記念撮影。がんばりまーす。


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ドラフト
1-1《突進するモンストロサウルス》
1-2《深海艦隊の扇動者》
1-3《怒り狂う長剣歯》


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赤緑っぽいなーと思いながらふわっとそのまま赤緑恐竜に。
デッキは結構強かったのですが最後は《征服者のガレオン船》でタッチの《人質取り》を使い回せる白黒に負けて2-1でした。めちゃくちゃ!


スタンダード


赤単:先手××
4C:後手◯×◯
ティムールエネルギー:後手××
ティムールエネルギー:後手×◯×
黒赤アグロ:後手◯◯


ティムールエネルギーに連敗してうわわわとなりましたが、最後の黒赤アグロは相手のマナフラもあって15分程で勝利。なんとか2日目に進むことができました。





2日目


ドラフト
1-1《結集する咆哮》
1-2《不死の古き者》
1-3《饗宴への召集》



どうせ対戦相手みんな初日より強いし、だったら吸血鬼決め打ちできればいいなと思っていたら3手目以降は全く吸血鬼を見ず。諦めて赤白に舵を切ったのですが、3パック目にかなり吸血鬼のカードが流れて来たので悲しい気持ちになりました。


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できたデッキがこれ。1ゲームも取れずに0-3しました。デッキをゴミ箱に投げ捨てようかなと思ったのですが、《暴れ回るフェロキドン》が入っていたのを思い出したので、やめておきました。



スタンダード


スゥルタイエネルギー:先手◯×◯
ティムールエネルギー:先手◯◯
赤単:先手×◯◯
スゥルタイエネルギー:後手◯◯
瀧村さん(王神の贈り物):トス


スタンダードは最後の対戦相手が瀧村さんで、次のプロツアーの権利も無い僕がプロポイントを1点上乗せする理由もあまり無かったので、トスしました。
全ラウンド特にトラブルも無く終了。スタンダードは結構落ち着いてプレイできていたかなと思います。



というわけで人生三度目のプロツアーは...8勝8敗。
一回目が2bye込みの8-8(6-8)、二回目が3-5の初日落ちなので、特に何も得られませんでしたが、これまでで一番いい成績でした。スタンダードのデッキはこれまでで一番強いデッキを持っていく事ができたと思うので、次回権利を取れた時はもっとドラフトを頑張ろう!と思いました。



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本戦が終わってホテルへ戻ってからは「ジョニーのお店」契約プロの松本郁弥さんと延々とフリープレイ。


ホテルだったり会場だったり帰りの空港だったり、プロツアー期間中はひたすら松本さんとスタンダードで遊んでいました。


本当にずっと付き合ってくれてありがとうございました。





4.MOチャレンジ



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僕は今回MORPTQで権利を獲得していたので、『MOチャレンジ』というイベントの参加権を持っていました。
Team Cygamesの八十岡翔太さんに「MOチャレンジ出るのにノーパソ無いの?やっちゃったね!」と言われましたが、対戦に使うのはリアルのデッキでした。


MOで行われる予選で権利を獲得した場合、グランプリやリアルの予選で権利を獲得した場合と違って、現地までの航空券を貰うことができません。
その代わり『MOチャレンジ』というイベントに招待され、参加だけで1500ドルの賞金+勝ち数に応じてMOのパックを貰う事ができます。
航空券代わりの1500ドルを貰うためのイベントなので、登録だけしてドロップする人もいました。


僕も1回戦が終わったらドロップして観光に行こうと思っていたのですが、みんなドラフトを始めていたため最後までやることに。


青黒コントロール後手××
赤単後手○×○
ティムールエネルギー後手××
赤単先手○○


結局2-2で、1500ドルと36パックを貰いました。





5.観光


MOチャレンジを終えると、ようやく皆が観光に行きそうな雰囲気になっていたので、ついていく事に。



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今回の遊び相手。左からプロツアー『破滅の刻』TOP8の佐々部悠介さん、ゴールドレベル・プロの玉田遼一さん、そしてBIGsの加藤さんです。


動物園や水族館も候補にあったのですが、玉田さんに「むらえよりおもろい動物いないと思うから、動物園行く必要ないと思うんやけどどう?」と言われたので・・・サンディア ピークというところに行く事になりました。この人ほんまめちゃくちゃ言う。


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写真のトラム(25ドル)に乗って3163メートルの頂上へ。
トラムでは15分程で頂上に着くのですが、実は普通に登山する事もできます。
一体何時間かかるのやら・・・



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ryujixln 14.JPGどんどん進んで行きます。高い・・・!!!!




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頂上は寒い!風が強い!
僕は坊主なので写真を撮る際の影響はありませんでしたが、加藤さん達は髪を抑えながら撮影していました(笑)





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山の反対側はスキーのゴンドラ。冬場はスキーも楽しめるみたいですね。
玉田さん佐々部さんは頂上のハイキングコースから帰って来なかったので、頂上の景色を楽しんだ後に麓でご飯を食べて、加藤さんとプロツアー会場へ戻りました。


(二人とは後で会場で合流しました)





6.食事


プロツアー期間中に食べたものを載せて行きます。


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出発前最後の晩餐。日本食が板。




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機内食。カツ丼はまあまあでしたが、他はあまり口に合わず。




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乗り継ぎ地のダラスでの食事。
味が薄い・・・




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滞在初日の夕飯。
お店の名物だけあっておいしかったです。



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ピザ。おいしかったですが、さすがに注文しすぎました。



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サンディア ピークの麓のハンバーガー。
アメリカだけあってハンバーガーばかり食べてました。




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玉田さんがホテルへ持って帰ってきてくれたケーキ。
お土産にこんなことを言うのも失礼な話ですが、全部食べると体調を崩しそうなレベルのまずさでした。





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乗り継ぎ地の羽田空港のターミナルで味噌汁。


蕎麦も寿司もあるし、羽田わかってんなお前!ってなりました。



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旅の終着点。日本の食事はやっぱり最高やなって・・・


皆様も伊丹空港にお越しの際は是非「かどや飯店」へ(りゅじログタイム)。



ご飯はおいしかったのですが、アメリカでは基本的に肉ばかりになるので、野菜ももう少し食べたくなりますね。


栄養も偏るので次は適当にサプリでも持って行こうかなと思いました。





7.かかったお金


MOチャレンジの賞金は1500ドルなのですが、アメリカで得たお金ということでここから連邦税なるものが引かれて合計1038ドルの送金通知が。日本円に換算すると大体115000円くらいですね。


MOチャレンジ\115000-
航空券\95000-
宿代\10000-
滞在費\30000-


滞在費は食事代観光費用等でざっくり算出しましたが、今回はトータルで20000円程度の出費という結果になりました。
宿代が安く済んだので、トータルの収支は国内GPに遠征するよりも安かったです。






8.終わりに


いかがだったでしょうか。色々端折ってますが、プロツアーは総じて楽しかったです。


残念ながら次のプロツアーの権利はありませんが、RPTQやGPマドリードで権利を取れるよう頑張ります。


それでは。






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