お久しぶりです、りゅうじです。
年内色々とイベントが予定されていましたが、残念ながら大半のイベントは中止・延期になってしまいました。
最近結構練習していたので残念ですが、皆が安心して遊べる頃の開催を期待しましょう。
今回の記事はタイトルの通り、モダンビギナーへ向けたデッキ案内です。
大会で当たる可能性がありそうだなというデッキをリストと簡単なコメントでおさらいします。
同じ内容の記事を2019年の4月に書いたのですが、大きく環境が変わっているのでそのアップデート版です。
明日は関東でMMM FinalsがあったりMOでもイベントはあるので、そこらへんの参考にしていただければなと。
知らないデッキでもサイドボードを把握しておくだけで大きく違うはずです。
今回紹介するデッキはこちら(各デッキへのジャンプリンク)
死の影
Death&Taxes
赤単アグロ
赤青果敢
5C人間
バーン
ジャンド
赤緑ミッドレンジ
マーフォーク
スピリット
4C原野
緑白原野
アミュレットタイタン
トロン
エルドラージトロン
Oops! All Spells
アドグレイス
緑白ヘリオッド
ハンマータイム
オーラ
青黒ライブラリーアウト
ストーム
ドレッジ
おおまかですがアグロ土地デッキコンボの順に並べてます。
死の影
平成ではグリクシスカラーが主流だった《死の影》デッキだが、令和の基準はラクドス。《潮の虚ろの漕ぎ手》等をタッチしたマルドゥや《タルモゴイフ》をタッチしたジャンドカラー等の亜種も存在する。
現在1マナ域は《ボーマットの急使》と《僧院の速槍》が主流でたまに《損魂魔道士》が入っている。《スカイクレイブの災い魔》は強いが相手のライフにも注意。ルール変更後も普通に《夢の巣のルールス》が強いあたりに元々の相棒システムのヤバさがうかがえる。
《スカイクレイブの災い魔》はお互いのライフを減らさないといけないのでプレイするタイミングに注意。
相手にする場合はライフを20から減らさなければ結構手札で腐ったりするので意識してみよう。
Death&Taxes
現環境でまあまあ注意すべきデッキ。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》《創造の座、オムナス》《スカイクレイブの災い魔》等に対して強い《スカイクレイブの亡霊》で一気に強化されたアーキタイプ。
マナ否定戦術は立派な戦略なのでやられてもキレない。
赤単アグロ
モダンリーグの5-0回数1位のプレイヤーがひたすら使っているデッキ。12枚の1マナクリーチャーを擁するムラの少なさが特徴。
センパイこと《歴戦の紅蓮術士》などのおかげでロングゲームもでき、《獲物貫き、オボシュ》は最後の詰めとして結構馬鹿にできない働きをすることがある。
《血染めの月》が環境的に強い。
赤青果敢
赤系アグロで最も果敢を重視したアーキタイプ。
飛行持ちが多いので攻める力は強いが自分のクリーチャーを守る手段が少ないので、この手のデッキでは一番脆いかもしれない。
ファイレクシアマナの呪文と果敢を組み合わせてくるので、火力でクリーチャーを対処するときは十分に注意しよう。
5C人間
人間という種族が割と優遇されているため強化され続けているが、大筋は以前と変わらない。
強い人外カードが出ても強化されるためサイド後は多色アグロみたいな感じになる。
バーン
モダンに《硫黄の渦》があればバーンは強くなるなと思っていたら《乱動する渦》が出てきたが、そんなに立ち位置がいいわけではない。
ウーロとオムナスが結構きついせいもあって赤系デッキは果敢が主流になりつつあるが、果敢系デッキにはとても強い。『今日の俺は止められないぜ!』とチャットで言って来た相手に一瞬で負けたが、実際爆発力はある。
ジャンド
古き良きミッドレンジ。最近のアグロが《タルモゴイフ》をあまり苦にしないため押されがち。現在のメタゲームでは死の影タイプの方が主流か。
赤緑ミッド
《血染めの月》デッキ。デッキの構造は単純だがマナ加速から出てくる高マナ域のカードや《運命の神、クローティス》は単純にカードパワーが高い。
マーフォーク
《虚空の杯》と《否定の力》、《広がりゆく海》が妨害手段。特に《広がりゆく海》からの島渡りには注意。
緑が入って打点が以前より上がっている。
スピリット
《スカイクレイブの亡霊》はスピリットである。部族デッキの例に漏れず脳筋アグロだが《呪文捕らえ》や《霊廟の放浪者》でクロックパーミッション要素もあるので注意。マーフォークと比べてスペルへの干渉手段が増えてサイズが下がっている。《集合した中隊》をタッチしたバントカラーも存在する。
4C原野
強そうなカードをありったけ詰め込んだ系デッキ。とにかくライフゲインとドローが多いが《自然の怒りのタイタン、ウーロ》と《死者の原野》があればそれだけで勝ててしまう。
4色というデッキの性質上細かいパーツは無限の選択肢があるが、基本的にロングゲームになると厳しいので短期決戦を挑もう。マナベースは厳しいためまあまあ土地事故を起こす。
モダンをやる以上は結構な確率で当たると思うので、ちゃんと対策とゲームプランは立てておくべき。
緑白原野
《死者の原野》デッキその2。ほぼクリーチャーと土地で構成されている。これも《死者の原野》デッキだが肉厚なため構成の違いはぼんやりとでも覚えていて損は無いはず。
自分の場に《イリーシア木立のドライアド》がいるときに《沸騰》を使うと自分の土地も吹っ飛ぶので注意。
アミュレットタイタン
《死者の原野》デッキその3。《精力の護符》デッキでもあるが平成のそれとはデッキ内容は全く違うので注意が必要。
デッキの半分以上が土地なのでこれを使いながら「土地しか引かねえ~」と文句を言ってる人がいたら怒っていい。
トロン
土地デッキの中で最も《浄化の野火》の被害を受けたデッキだろう。
存在はしているがちょっと下火。
エルドラージトロン
《精神迷わせの秘本》が定番化した。
トップメタに躍り出た時期もあったが禁止カードも出たので、この一年半で最もデッキの強弱のブレがあったアーキタイプかもしれない。
スパイ
コンボを決められてOops!とか言われたら絶対喧嘩になる。《浄化の野火》と墓地対策が激烈に効く。
フィニッシュを墓地に頼らない《ゴブリンの放火砲》タイプもある。
アドグレイス
月に2回くらい当たるんじゃないだろうか。有利不利が非常にはっきりしているデッキである。フィニッシャーに《タッサの神託者》が追加された。
ヘリオッド
ドルイドコンボと違って無限コンボが召還酔いの影響を受けないが、戦い方はあまり変わらない。ライフを高い水準に保てるため《スカイクレイブの災い魔》に非常に強い。
サイドボードが強い。
ハンマータイム
おまけ枠のつもりだったが記事を書いているうちにモダンチャレンジを優勝してしまった。
装備をコンバットトリックとして使用されるのはなかなか厄介である。
滅多に当たらないが決められると腹が立つのでデッキの構造くらいは覚えておいて損はない。得もしないかも。
オーラ
《夢の巣のルールス》の有無で《神聖の力線》が入っているかどうかわかる。サイドインされる場合もあるので注意。《死の影》デッキにサイズ負けする場面をよく見かける。
青黒ライブラリーアウト
一周回って《盗賊ギルドの処罰者》が抜けて行った。することはいつもと変わらない。必ずアーティファクト破壊をサイドインするように。
ストーム
今更特筆すべきことも無い化石のようなデッキ。墓地対策を見越してかサイドからは《巣穴からの総出》プランで適当にばらまいて来るパターンが多いので注意。
ドレッジ
《アゴナスの雄牛》のコストが軽すぎる。油断するといかれるので墓地対策は緩めないでおこう。今のモダン環境は《自然の怒りのタイタン、ウーロ》《死の飢えのタイタン、クロクサ》《夢の巣のルールス》までいるので腐る事は無い。
今回の記事はここまで。
MOリーグのアクティブ人数が1000人を越えているので様々なデッキと当たると思います。
モダンは楽しめればいいと思うので、好きなデッキで勝つために各自最低限の予習はしておきましょう。
それでは。