村栄龍司 2020プレイヤーズツアー・オンライン2 優勝レポート

お久しぶりです。りゅうじです。
先週及び先々週の話になりますが、マジックの世界に新たに4人のチャンピオンが誕生しました。そのうちの一人になったので今回はそのレポートです。


 

プレイヤーズツアー・オンラインとは?


そのまんまです。コロナウイルスの影響で、2020年内のテーブルトップのイベントが全て中止になりました。
延期になっていたプレイヤーズツアー(以下PT)2つは正式に中止になりました。
しばらくテーブルトップのイベントの目途が立たないということで、代わりにオンラインで開催しようとなったのが今回のイベントです。


2回分のプレイヤーズツアーの権利者+ラストチャンストライアルを突破した人達の合わせて1000人弱が参加することになったのですが、日程・時間が分かれて計4回開催されることになったので、各イベントの参加者は160~300人となりました。


...というのが今回の大まかなイベント概要。4つのイベントがあるので4人のチャンピオンが生まれたわけです。


 
参加しよう、ラストチャンストライアル!


僕は!このプレイヤーズツアーの権利を持っていませんでした!
2月に行われたプレイヤーズツアー・名古屋は初日落ちし、併催イベントのPTQも抜けられず、4~5月に行われたマジックフェスト・オンラインは計14回予選に参加しましたが何も成果を得られず・・・
プロツアー『ドミナリア』から続いたPT連続参加も今回で途絶えそうだなと思っていたところで、ふと目に着いたのがスタンダードの緑白オーラでした。


Ryujipt05-1.jpg


当時のスタンダードにおける最大勢力ジェスカイルーカに対してメインデッキだけで勝てて、不利マッチが当時なりを潜めていたサクリファイス系とメタゲーム的な立ち位置が非常に良かったので、使ってみるとこれが大当たり。
アリーナオープンで二日目7-1して2000ドルを獲得し、次に参加したラストチャンストライアルも7-0の全勝でプレイヤーズツアーの参加権利を獲得することができました。


 
新しい相棒探し


上記の権利を獲得したのが6月4日。僕が参加する予定のPT#2が6月14日。このデッキの感触は非常に良かったので、普通ならこのまま同じデッキを使えるはずでしたが・・・


2020年6月1日 禁止制限告知


 
環境激変!PT前週に大きくスタンダード環境が変化しました。
ラストチャンストライアルを抜ける前からこの変更はわかっていましたが、変更後もなんとか緑白オーラを使用できないか模索してみましたが・・・


Ryujipt06.jpg『曲者』内での緑白オーラについての最後の報告



・《夢の巣のルールス》が使いにくくなりデッキが弱くなった
・有利だったジェスカイルーカが消滅し、相性最悪のサクリファイス系が環境に増えることが予想される


特にサクリファイスには《忘れられた神々の僧侶》を出されると成す術も無かったので大人しく諦めました。



Ryujipt07.jpg


ふわっとしたミッドレンジは勝ち方がわからなかったため、バントランプは使う気は全然ありませんでした。気持ち的にはジャンドサクリファイスかティムール再生の二択だったのですが、チーム『曲者』内での調整の結果、ジャンドサクリファイスはティムール再生に明確に不利という結論が。
緑単アグロ等のローグデッキには不利なものの、結局ティムール再生が強すぎるという結論になったのでこれを素直に使うことにしました。



Ryujipt12.png


リストはこちら。
デッキの解説はチームメイトの井川さんが詳しく書いているのでそっちを読んでください。
MTG │ プレイヤーズツアーレポート │ 井川良彦【ティムール再生】(外部リンク)


ちなみに《ヴァントレス城》が2枚ですが、ミラーマッチで非常に重要なカードなので《蒸気孔》を1枚こっちに変えてください。僕は3枚でデッキ提出したつもりでしたが、間違えて2枚で提出しています(使ったのも2枚のままのリスト)ちなみにPTが終わってから井川さんに指摘されて気が付きました。ウケる。


 


本番


迎えた本番。結論から言うとバカヅキでした。
初めて自宅から臨むPTということで多少緊張はしていましたが、初戦に知り合いの行弘選手と当たったことで緊張も解れ、初日は引きが渋かったSamuel Pardee選手戦以外に勝って8-1でした。


二日目は3-1のあとID2つで1位抜けのあと、なんやかんやあって優勝。
準決勝と決勝は動画が残っているので対戦開始時に飛ぶようTwitchのリンクをつけておきます。


 
準決勝
ジャンドサクリファイス。


G1はギリギリのターンで青マナが間に合い、相手が《初子さらい》を引いてくる前のターンに《否認》をトップしていてラッキーでした。
相性のいい相手なので、事故さえなければ概ね勝てる相手でした。


 
決勝


ミラーマッチ。非常に難しいマッチでしたしミスも多かったけど、見てた人はおもしろかったでしょ?
ちょっと振り返ります。


Ryujipt08.jpg
8:46分頃、1/1のサメトークンがアタックしているのはミスです。気付いたら3/3のサメと一緒に攻撃していました。コメントでは「3点を通すための勇気あるチャンプアタックだ」みたいな好意的なコメントもあったのですが、これはミスです。
この場面はミスはあったものの相手の《終局の始まり》のトークンをうまく対処して場も勝っていたので、さすがに優勝しただろと思って部屋で一人膝を叩いていたのですが、1ターンで返されてしまい青くなっていました。


Ryujipt09.jpg


8:50頃の《霊気の疾風》で戻された《荒野の再生》を巡るカウンター合戦で、僕は相手が3マナ立っている状況で《神秘の論争》をプレイしました。
この辺りからは相手が《神秘の論争》を持っていると決めて動いていたことと、相手に《荒野の再生》があるのでどうしてもこっちも再生を通したかったので《神秘の論争》からプレイしました。ここで《中和》をプレイしていると《神秘の論争》《否認》と持たれていた場合確実に打ち消されてしまうのですが、マナを払える状況での《神秘の論争》から動いた場合は3マナを大人しく支払ってくれるだろうという読みでした。
お互いの場に《荒野の再生》、こちらの手札に《発展+発破》と《霊気の疾風》という状況であれば十分勝算はあるなという考えからのプレイだったのですが、どこまでケアするかは本当に難しいですね。今考えるとあまりいいプレイではなかったなと思います。


Ryujipt10.jpg


その後《発破》をX=4でプレイしたのも相手が論争を持っている前提でのプレイです。
自然の怒りのタイタン、ウーロ》の攻撃を通してもライフは9。相手が土地を置かなければ全力の《発破》でもライフが残っているので、最後まで《神秘の論争》を握っていることを信じて最大限ケアをしてプレイしたのですが、結局読みは外れていました。


返しは全力の《発破》を撃たれていたら負けていましたが、相手もこちらと同じくカウンターを警戒してのX=4。カウンター1枚で戦況がひっくり返るティムール再生ならではの場面だったと思いますが、最後まで気を緩めずにしっかりケアをしてくる相手が上手すぎたおかげで、逆に一命をとりとめて勝つことができました。ちなみにアップキープに《ヴァントレス城》を起動していないのは、優先権のチェックを付け忘れたからです。勝ったから笑えるけど恐ろしい・・・


 


 
おまけ


優勝インタビュー


英語インタビューだったのですが非常に難しかったです。
全然言葉が出てこなかったので翻訳サイトに日本語を打ち込みながら話していたのですが、完全にバレていましたね。
事前に英語が苦手なのでゆっくり話してほしいとお願いしていたので、質問はなんとか聞き取れていたと思います。多分。


 
『基本セット2021』後のティムール再生について


変わらず強いと思います。
新戦力としては以下のカードが考えられると思います。



時の支配者、テフェリー/Teferi, Master of Time
Ryujipt01.jpg


毎ターン使えるルーターはX=4くらいで適当に《発展+発破》を撃った後の手札整理にも役立ちますし、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》の脱出にも貢献。
インスタントタイミングで起動できるので、《荒野の再生》で増やしたマナで《ヴァントレス城》を起動した後、マナを使わずにトップに置いたカードを手札に加える動きがわかりやすく強かったです。


 
漁る軟泥/Scavenging Ooze
Ryujipt02.jpg


サイドボードとして優秀。新セットで一番強い可能性有り。
相手の《エルズペス、死に打ち勝つ》や《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を抑える事もできるので、広く見かけることになると思います。特にウーロはこのカードの流行次第で少し弱くなるかもしれませんね。


 
魂焦がし/Soul Sear
Ryujipt03.jpg


変容するケラトプス》に対する最高の解答。
時を解す者、テフェリー》も1枚で落とすことができるので、腐るタイミングは少なそうです。
反面3マナは軽量アグロ相手には重く感じるので、採用しても2枚くらいかなと感じています。


 
ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル
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夜群れの伏兵》枠。2マナは軽い。
ただ本体が弱いこととこれを使うには《選択》を入れたいので、現状《夜群れの伏兵》の方が好みではあります。


 
巻き直し/Rewind
Ryujipt13.jpg


荒野の再生》を貼った後に構えられるのでギリギリ許容範囲かもしれないが、4マナは重い。


 


非実体化
Ryujipt11.jpg


2マナだけ立たせた相手の《ドビンの拒否権》をかわせます。バウンスも結構便利かも。


 


MTGアリーナのラダーでとりあえずミシック1200位以内の安全圏に行ったのでそのリストを貼っておきます。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》は3枚目を入れたい。


Ryujipt05.png


 



終わりに


今回のレポートは以上です。
改めて『曲者』のみんなに感謝。
ここ数年プレミアイベントの成績もそこそこ良く、去年はゴールドという自分の中では結構な実績を得たこともあって天狗になっていた時期があって、結果を求めて悪い循環になっていると感じていました。


負けると「自分の方が上手いのに」とか思ってイラついてしまうような事があったりもして、それはとても良くないことだしそう思ってしまう自分がすごく嫌で、更に身体的には腰を悪くするなど体調・精神面でのマイナスが続き、ずっと楽しくない時期が続いていました。


5月頃から腰も良くなり、それと共に精神面も上向きになってきたところで、過去のインタビューを読んだりして自分のこれまでを振り返ると、結果を求めず地道にやっている時が一番調子が良かったし、何よりもマジックやってて楽しかったなという事に気付いたので、今回のプレイヤーズツアーは上手い人達相手に修行させてもらう気持ちで参加しました。その姿勢で臨めたことが、本当に良かったなと感じています。このイベントで僕は最強のプレイヤーでしたが、最高のプレイヤーではないのでこれからも修行を楽しみます。


7月には今回のプレイヤーズツアーを生き抜いた、もっと強い人たちがいるプレイヤーズツアーファイナルに参加できるので、そこでも楽しんで来ようと思います。それでは。


 


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