どうもーりゅうじです。
ミシックチャンピオンシップは4-1から0-7byeドロップと散々な結果でしたが、参加点3点で次サイクルからのゴールド・レベルに到達しました。
スタンダードのデッキを組んだのでいよいよMTGアリーナで遊び始めたのですが、イゼットフェニックスだけ使ってミシックに到達したので、今回はその解説記事です。
正直言ってデッキがめちゃくちゃ強い!とかメタ的に合っているとかそういうわけではないので、グランプリ・京都でどうしてもイゼットフェニックスを使いたい人に向けたガイドになります。
デッキリスト
イゼットドレイクとイゼットフェニックスの違い
・除去体制がある
《弧光のフェニックス》を採用する一番の理由。
《クロールの銛撃ち》《喪心》《ケイヤの怒り》《最古再誕》《ビビアン・リード》《押し潰す梢》といった破壊、布告系の除去や打消し呪文に対しての耐性が高い。
環境に存在する追放系の除去が《肉儀場の叫び》《ヴラスカの侮辱》《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》辺りだが、こちらの方が使用に制限があり、採用枚数も少ないのも理由の一つである。
イゼットドレイクは単体除去に対して心強い《潜水》が存在するが、土地の採用枚数は21枚程度でさらにソーサリーのドローを多用するためマナがタイトなデッキであり、特に後手では手詰まりになる場面が多々見受けられた。
・《プテラマンダー》の不採用
環境に多く存在する《人質取り》でパクられると負ける。
ちょっとしたカードの解説
・《ミラーリ予想》
重いカードは正直何でもいいので《イゼット副長、ラル》や《パルン、ニヴ=ミゼット》と合わせて4枚の枠は自分がサイドを割きたい相手に対して好きに変えていい。
1章2章どちらでも回収できるので《発見/発散》を3枚にしているが、《ミラーリ予想》を抜く場合は2マナのスペル配分を調整してもいい。
・《雷電支配》
《苦悩火》でもいい。X火力は不利な盤面から奇跡を起こす可能性がある事と《ゴブリンの電術師》と相性がいいので1枚は採用した方がいい。
というかデッキパワーが低いのでこういったカードで読みをずらす必要がある。
・《軍勢の戦親分》
代えの効かないサイドボード。不利マッチに勝つために必須。
カウンターを入れる相手には能動的に使える呪文が減る分《弧光のフェニックス》や《弾けるドレイク》を使い辛くなるので、3ターン目にプレイさえすればいいこのカードはとても貴重。残れば一枚で勝つし、他のクリーチャーよりもカウンターを構えながらプレイしやすい。
各マッチのサイドインアウト
ゲームプランを意識してプレイすることが大事。入れ替えだけコピーするのではなくその理由も考えてみよう。
スゥルタイ
in
3《幻惑の旋律》1《イゼット副長、ラル》1《軽蔑的な一撃》1《否認》
out
3《ショック》1《急進思想》1《発見/発散》1《一瞬》
《弾けるドレイク》はすぐ死ぬのであまり信頼できない。
選択できる場合は先に《弧光のフェニックス》をプレイした方がいい場面は結構ある。
エスパーコントロール
in
3《軍勢の戦親分》3《否認》2《パルン、ニヴ=ミゼット》1《呪文貫き》1《軽蔑的な一撃》1《標の稲妻》1《イゼット副長、ラル》
out
4《溶岩コイル》3《ショック》2《ゴブリンの電術師》1《急進思想》1《苦しめる声》1《発見/発散》
サイド後の2ゲームを取りたいマッチ。
《ドミナリアの英雄、テフェリー》だけ対処できるように気を付けながら相手にカウンターや除去を使わせたい。
《肉儀場の叫び》に対応して《ショック》で《弧光のフェニックス》を破壊しても結局追放されてしまうので注意。
白単
in
3《幻惑の旋律》1《呪文貫き》1《軽蔑的な一撃》
out
2《急進思想》2《発見/発散》1《ミラーリ予想》
不利マッチ。頑張って耐えよう。
タッチ青の場合は《軽蔑的な一撃》を《否認》に。
ティムール再生
in
3《軍勢の戦親分》3《否認》2《パルン、ニヴ=ミゼット》1《呪文貫き》1《軽蔑的な一撃》1《標の稲妻》1《イゼット副長、ラル》
out
4《ショック》2《溶岩コイル》1《幻惑の旋律》1《弾けるドレイク》1《つぶやく神秘家》1《ゴブリンの電術師》1《急進思想》1《苦しめる声》
現状環境で一番辛いマッチアップ。相手の事故を祈れ。
4ターン目《荒野の再生》を置かれるとほぼ負けだが、待っても仕方ないので後手2ターン目に《ゴブリンの電術師》、3ターン目に《軍勢の戦親分》と動ける場合は諦めて出してもいい。
青単
in
3《幻惑の旋律》2《パルン、ニヴ=ミゼット》1《呪文貫き》1《否認》1《標の稲妻》
out
2《弧光のフェニックス》2《苦しめる声》1《急進思想》1《ミラーリ予想》1《ゴブリンの電術師》
いける寄り。《パルン、ニヴ=ミゼット》が明確なゴールだが《氷結》に注意。
《弧光のフェニックス》は素出し前提のブロッカーなので0でもいいけど、お互い構える展開になった時に少しあると嬉しい。
赤単
in
2《否認》3《幻惑の旋律》1《呪文貫き》
out
2《発見/発散》1《雷電支配》1《ミラーリ予想》1《急進思想》1《ゴブリンの電術師》
いのち大事に。初手に除去が1枚しかない場合は2ターン目《遁走する蒸気族》をケアしよう。
グルール
in
3《幻惑の旋律》1《軽蔑的な一撃》1《標の稲妻》1《イゼット副長、ラル》1《呪文貫き》
out
2《急進思想》2《発見/発散》1《ゴブリンの電術師》1《ミラーリ予想》1《ショック》
《呪文貫き》は《燃えがら蔦》や《凶兆艦隊の向こう見ず》に当てたい。
シミックネクサス
in
3《軍勢の戦親分》3《否認》1《呪文貫き》1《軽蔑的な一撃》1《標の稲妻》1《イゼット副長、ラル》
out
4《溶岩コイル》3《弾けるドレイク》1《つぶやく神秘家》2《ショック》
メインは無理なので相手の事故を祈る。
序盤に攻められないとほぼ負けるので《軍勢の戦親分》か《ゴブリンの電術師》でキープしたい。
このマッチで《弾けるドレイク》を出している場合ではないので全部アウト。
このインアウトにしてからネクサスにはかなり勝ち越しているので是非試してほしい。
バントネクサス
in
3《軍勢の戦親分》3《否認》1《呪文貫き》1《軽蔑的な一撃》1《標の稲妻》1《イゼット副長、ラル》
out
4《ショック》3《弾けるドレイク》2《溶岩コイル》1《つぶやく神秘家》
シミックよりもクリーチャーが入ってる可能性があるので《溶岩コイル》を少し残す。
ミラーマッチ
in
2《パルン、ニヴ=ミゼット》3《幻惑の旋律》1《イゼット副長、ラル》1《標の稲妻》1《呪文貫き》
out
3《ショック》2《ゴブリンの電術師》2《発見/発散》1《急進思想》1《苦しめる声》
イゼットドレイクの場合も大体同じで、消耗戦になると《パルン、ニヴ=ミゼット》をめぐる戦いになりやすい。
カウンターを増やして序盤のドロースペルを弾いていくのも有り。
終わりに
今回の記事はここまで。何度も言うがメタ的にいいわけではないのでこのデッキを使う事を勧めるわけではないが、どうしても使いたいという人は参考にしてほしい。
おまけ(追記)
BIG WEBでは今回紹介したデッキを75枚セットで販売しています。よしなに。