どうも~りゅうじです。
前回の記事で書いた通り、プロツアーレポートです。
2月に行われたMOCSプレイオフ準優勝の副賞で棚ぼた的にプロツアー『ドミナリア』の権利を獲得したので遊びに行ってきました。
少し時間が空きましたが、どうぞお付き合いください。
プロツアーの準備
スタンダード準備編
苦労しました。というよりは危なかった。
デッキが出揃った辺りから色々試して、結局一番強そうだった赤黒ミッドレンジでプロツアー参加しようと思っていたのですが、息抜きにMOで5-0していたスゥルタイミッドレンジをコピーして関西帝王戦に参加したところ、初戦負けからの8連勝でうっかり優勝。
そこで「もしかしてこれは強いデッキなのではないか」という思いが芽生え、一週間程調整してみることにしました。その結果・・・
大負けしました。このデッキを使い続けてMOのレーティングが1700を下回る結果に。
ぱっと見は強いカードが多く入っているので強そうな雰囲気は出ていますが、まやかしでした。
マナベースに無理があり、カードの強さにもバラつきがあるので、デッキを使い込む程にカードの引き方に勝敗が大きく左右される脆さが浮き彫りになりました。
関西帝王戦で勝てたのは何かの間違い。どんな理由をつけてもデッキが弱いという結論になり、出発二日前に使用を断念しました。
かなりスゥルタイを使う気持ちになっていたので他のデッキをそこまで使い込んでおらず、とりあえず強い赤黒を使おうと思ったとこで、その日MOのリーグでマッチし、赤黒アグロを使っていたジョニーのお店契約選手の松本郁弥さんに泣きついたところ、快くデッキリストを教えてくれました。
貰ったデッキリストでリーグに参加したところ、4-1、3-2の7-3。
使った感触はとても良かったので、ほぼそのままのリストでプロツアーに参加することにしました。
変更点の相談にものってくれて本当にありがたかったです。
実際に使用したのがこれ。
当日《熱烈の神ハゾレト》を間違って余分に買ってしまったのでリツイートキャンペーンしてます。
ドラフト練習編
勝てない。とんでもなく勝てない。
デッキめっちゃ強かったけどスライムフットと除去引かず二没。強いよね? pic.twitter.com/MXj3jJoaYA
-- Ryuji (@era0405) 2018年5月16日
本当に勝てないのでちょっと強いと思ったドラフトデッキをツイートすることにしたのですが、リプライをくれた人達全員に弱いと言われ、「あっこれは僕なにもわかってないな」と。
元々ドラフトは苦手だったので、はまちさんに教えてもらった練習方法をとり、『ドミナリア』ドラフトで勝ちまくっている友人を家に呼んでドラフト指南を受けたりしました。
数自体はそこそこやったのですが、結局ドラフトはMOのみ。
アメリカに着いてからは同じホテルのローリーさんや玉田さん、佐々部さん達に囲まれながらMOで練習。
結局木曜日に会場でやったドラフトが唯一のリアルドラフトになりました。
プロツアー1日目
まずはドラフト。Corey BaumeisterとGabriel Nassifが同卓です。
1-1《燃えがらの風、エイデリズ》
1-2《セラからの翼》
1-3《火拳の達人》
スススっとウィザードに。
青赤ウィザードは一度も組んだことがなかったのですが、3-0したリストをいくつか見ていたので思いきって行った結果『ドミナリア』環境でベストくらいのデッキができあがりました。
結果は望外の3-0。
BIG MAGIC契約プロの瀧村和幸さんにみてもらったサイドプランも活躍しました。
ここからスタンダードです。
緑黒ランプ先手◯◯
赤単(Wyatt Darby選手)先手◯××
緑黒ガルタ先手(Patrick Dickmann選手)××
エスパーナイト後手◯×◯
エスパーコントロール(山本賢太郎選手)後手◯◯
Dickmann戦は全てのドローが《山》で、これはまずい・・・となったのですが持ち直して3-2。
通算6-2で初日を終える事ができました。
これまで4-4でしか2日目に行ったことがなかったので、大きな進歩です。
プロツアー2日目
Hareruya Hopesの浦瀬亮佑選手と同卓。
とりあえず一貫したピックをすることだけを決めていました。
1-1《セラの天使》
1-2《アカデミーの修士魔道士》
1-3《燃えがらの風、エイデリズ》
1-3で《燃えがらの風、エイデリズ》を引いた時に二匹目のドジョウをすくいに行く事を決意。
成功体験を引きずって行きましょう。
1日目よりも流れてくるカードは渋かったものの、そこそこの青赤ウィザードが完成。
R2で浦瀬さんに勝利するも最終戦《ウルザの後継、カーン》入りの青白に成す術もなく負けて2-1。
また瀧村さんをはじめとした日本人プレイヤーにデッキを見てもらい、組み間違いを教えてもらいました。みなさんありがとうございました。
そしてこの時点で8-3。4連勝すればTOP8も狙えるラインです。
つまらないミスだけはしないよう心がけました。
エスパーミッドレンジ後手×◯◯
BG蛇(Lucas Esper Berthoud選手)先手◯◯
エスパーコントロール(木原惇希選手)後手×◯◯
赤黒アグロ(Manuel Lenz選手)後手◯××
青白コン先手◯◯
TOP8をかけたバブルマッチでは負けてしまったものの、最後勝って12-4の10位でした。
プロツアー『イクサラン』の3点、今回の15点、そして権利を貰ったマジック25周年記念プロツアーの3点で21点。次のプロツアー会場に辿り着ければシルバーレベル到達です!
公式の生放送にも出させていただきましたが、緊張していたので何を話したのかあまり覚えていません(笑)
Twitterでおめでとうのリプライをくれた方達にも感謝。
あまり返せてませんが、ちゃんと全部読んでます。
残念ながら準々決勝で負けてしまいましたが、瀧村さんのTOP8入りもとても嬉しい出来事でした。
デッキの感想
赤系アグロに2回負けてしまいましたが、デッキの感触は良好でした。
サイドボードは雰囲気で変えていたのでプランは書きませんが、《木端/微塵》は有効な相手が多いので追加したいと思いました。
《領事の旗艦、スカイソブリン》はいぶし銀の働き。プレインズウォーカーへの干渉手段が少ないデッキなので、ETB能力はとても重宝しました。
スゥルタイミッドレンジを使っていたらおそらくスタンダードで7-3はできなかったでしょう。
直前で赤黒アグロに変更して本当に良かったです。
プロツアーの終わり
振り返ると二日間を通して運も良く、そしてちゃんとプレイできていたなと感じています。
シルバーレベルは僕がマジックをするうえでの目標のひとつだったのでとても嬉しいです。いえーい!
今回だけでなくいつも本当に多くの方達に助けられています。本当にありがとうございます。
帰国後翌日盛大に寝坊したり時差ボケに苦しんだりしましたが、RPTQと被っていたAqours3rdツアーの埼玉公演に参加できた事が本当に嬉しかったです。ライブを通して2期を追体験できるセットリストと演出に何度か泣きそうになりました。
大阪公演は2日目現地参加予定なのでとても楽しみです。
福岡公演だけまだチケットが無いので、なんとか参加できるといいなあ。
次のプロツアーはチーム構築。しっかり準備して臨もうと思います。
今回は本当にマイライフ史上最大の戦果報告になりましたが、次回は普段の練習とか気持ち的な事について書こうと思っています。
それではまた。