あいさつ
こにぱーん。MOパンダです。
『モダンホライゾン3』が6月14日に発売されます。
初代『モダンホライゾン』では《レンと六番》が暴れてレガシーで禁止になり、
『モダンホライゾン2』では《敏捷なこそ泥、ラガバン》が暴れレガシーで禁止になっています。
過去のモダンホライゾンは禁止カードが出されるほど強力なエキスパンションです。
常にモダンホライゾンのカードを上手く使えるデッキがトップメタになると言われていますが、今回の『モダンホライゾン3』はどうなるのか気になりますね。
いつも通り「レガシー目線」で緩くカード評価をしていきます。
それではよろしくお願い致します。
メカニズム
まずは再録キーワード能力やカードタイプなどメカニズムの説明からです。
再録カードタイプ「同族」
かつてあった「部族」の名称変更です。
同族・エルドラージ呪文は《ウギンの目》や《エルドラージの寺院》でコストが軽減されます。
再録メカニズム「両面カード」
『モダンホライゾン3』の単色の両面カードはライフを3点支払うとアンタップで土地として置くことが可能です。
2色の両面カードは必ずタップインです。
再録キーワード能力「陰影鎧」
かつてあった「族霊鎧」の名称変更です。
再録キーワード能力「欠色」
欠色を持つカードは墓地、戦場、デッキ、スタック、ゲームの外部のどこにいても無色のカードです。
土地タイプ
土地タイプを追加するカードが複数あります。
土地タイプとは基本土地タイプである、平地・島・沼・山・森の5つに加え
ウルザの、球層、鉱山、砂漠、神 座、棲み家、塔、洞窟、魔力炉、門が土地タイプになります。
非基本土地タイプを参照する場合は基本土地タイプである、平地・島・沼・山・森を除いた
ウルザの、球層、鉱山、砂漠、神 座、棲み家、塔、洞窟、魔力炉、門を参照することになります。
その他気になることがあればリリースノートをチェックしましょう!
白
《白蘭の幻影》
《秘密を掘り下げる者》を一方的に破壊できるパワー2飛行・先制攻撃を持ち、
基本地形の採用が少ないデッキを咎める土地破壊効果を持ちます。
相手の土地を破壊せず自分の《トロウケアの敷石》を破壊して土地を伸ばすといったこともできます。
《空の怒り》
白くなった《溶融》。
3マナで《秘密を掘り下げる者》や《ドラゴンの怒りの媒介者》をまとめて破壊できるところはかなり優良。
コントロールキラーだった《ウルザの物語》を対処することもできる。
テンポ系、アーティファクト系のどちらにも強い1枚だ。
《魔女の結界師》
《第三の道のロラン》に続きETBでアーティファクト、エンチャントを破壊できるクリーチャーです。
《第三の道のロラン》がいるから使うことがないように見えますが、序盤と土地として置き、必要なタイミングで《ちらつき鬼火》で追放することでクリーチャー側で戻ってきます。
マナスクリュー受けつつならメインは《第三の道のロラン》より強そう。
青
《ウギンの束縛》
《コジレックの帰還》のリメイクで相手だけ土地以外オールバウンス。
青マナを使いますが青くないので《紅蓮破》されないバウンスなのは高評価。
《老いたる深海鬼》で土地をタップしてオールバウンスできると気持ちよい。
《コジレックの封印破り》
マナ加速しつつドローもできちゃう置物。
なんとシングルシンボル3マナなので《古えの墳墓》を絡めつつ1ターン目にセットが可能です。
唱えるクリーチャーは無色である必要がないので《マイアの処罰者》や《滞留者の相棒》、《グルマグのアンコウ》でも誘発し、カードを3枚引くことが可能です。
回ると強い!
《大梟の小夜曲》
逆《白鳥の歌》。
《白鳥の歌》はコンボを通すのに使われることがあったが、こちらは対フェアデッキ用のカードに見え使用するタイミングが難しい。
2/2飛行を対処する必要があるので使うことはなさそうに見えてしまう。
《拒絶の閃光》
『モダンホライゾン3』のレアサイクルはクリーチャーをコストにピッチで唱える閃光サイクルです。
青はカウンター。
《秘蔵の縫合体》など自力で戻ってこれるクリーチャーと相性よし。
《朦朧への没入》
呪文かパーマネントをバウンスできる土地。
《海門修復》と比べるとプレイできる機会が多くコンボデッキで使用すると強そうだ。
《海の先駆け》
《月の大魔術師》の島版。島メイガスと呼ばれることになりそう。
全ての基本でない土地を島にできるので《月の大魔術師》と違い他のカードとのシナジーが期待できる。
《花の絨毯》でマナを出したり、《窒息》で土地を寝かしたり《沸騰》で全て破壊することができる。
土地対策が苦手なUBリアニメイトのサイドボードとしてかなり強そうだ。
《荒れ模様のストームドレイク》
《金粉のドレイク》のリメイク。
《金粉のドレイク》と違い効果が立ち消えしても場にとどまるのでそこは優秀。
黒
《アヴァシンの創造》
場に出した翌々ターンにクリーチャーを戦場に出せる英雄譚。2章スタックでカウンターを増やし3章を解決することでライフを失うことなくクリーチャーを踏み倒すことが可能。
《実験的占い》や《ゲスの玉座》が使い勝手良さそうだ。
7点ライフを失って《偉大なる統一者、アトラクサ》を出してもただ強い。
《暗黒の儀式》と共にどうぞ。
※2章を飛ばしたり打ち消したりすると3章ではクリーチャーでないカードとして手札に加えられます。
《ネクロドミナンス》
《ネクロポーテンス》のリメイク。
《ネクロポーテンス》同様ライフを払い、払ったライフ分カードを引く。
ただし手札上限が5枚になるので注意は必要。
《風に運ばれて》や《予期の力線》でインスタントタイミングでソーサリーをプレイすることができれば大量にドローしそのまま《苦悶の触手》でフィニッシュすることができるだろう。
《オークの弓使い》が場にいても大量に放たれた矢にスタックで行動すればいいので、何体《オークの弓使い》がいても勝てるかもしれない。
墓地にカードが置かれないので《エネルギー・フィールド》と相性抜群。
ほぼ無敵状態になる。
《ネザーゴイフ》
《タルモゴイフ》のようなパワータフネスの参照をするクリーチャー。
参照先は自分だけ。黒なので《悲嘆》や《カザド=ドゥームのトロール》など能動的に墓地に落とせるクリーチャーが多くインスタント、土地、クリーチャー、ソーサリーで安定して4/5になれるだろう。
《動く死体》や《ミシュラのガラクタ》などでも成長しやすい。
脱出のコストはカードタイプ4種。
インスタント/ソーサリーの分割カードとエンチャント/アーティファクトのカードの2枚で済ませることができる。
《ボガートの獲物さらい》
ETBで墓地を追放するゴブリン。
《ゴブリンの女看守》でサーチできる土地兼墓地対策は画期的。
しかもアンタップインできるのは好都合。
《マルコフ家のソリン》
絆魂・強請に1/4というスタッツでライフを維持できる新しいソリン。
ライフを3点以上ゲインすると戦闘後メインフェイズに変身します。
呪文を2回唱えて強請2点ドレインから絆魂で反転でき、PWの能力でダメージを与えられるため盤面の脅威を除去でき強そう。
ライフを維持できるので《再活性》とも相性良し。
《Illusions of Grandeur》を使うことで20点ゲインからの20点ダメージなんてすることもできる。
《不死のさざ波》
黒い《森の知恵》()。
ただプレイした次のターンに誘発なのでアドバンテージを得るのに時間がかかる。
大型クリーチャーを落としながら釣り竿を拾えば儲けもんだが。
《巣穴の魂商人》
3種の同族を持つクリーチャー。
クリーチャー1体を宝物トークンに変えることができる。
ゾンビなので《墓所這い》を墓地から唱えられますし、ゴブリンなので《ゴブリンの女看守》でサーチ可能。
さらにウィザードなので《通り抜け》でもサーチ可能と、各同族関連カードとのシナジーが見込めます。
《悪意の閃光》
黒の閃光は布告系除去。
コストを準備しやすい《甦る死滅都市、ホガーク》デッキが《濁浪の執政》を除去するのに使える可能性があるのはいい。
除去されそうな《オークの弓使い》をコストに除去する動きも強力。
《オークの弓使い》が強い。
《飢饉の祖、シルゲンガー》
天使を生け贄にすると大量に血トークンを生み出すデーモン。
血トークン6つと3マナで大量リアニメイトが可能。
《騎兵隊の血抜き師》など血トークンを生み出すギミックが増えており見た目より強そうに見えるクリーチャーだ。
《骨の皇帝》
墓地対策をしつつ追放したクリーチャーを場に戻せるスケルトン。
自身の持つ順応で+1カウンターを乗せつつ追放したクリーチャーを呼び戻せる。
カウンターが乗れば誘発するので《アガサの魂の大釜》と一緒に使うのは楽しそうだ。
赤
《エルドラージの戦線破り》
速攻とパワーを付与するエルドラージ。
パワー修正はなんとエルドラージ分。
1ターン目《エルドラージのミミック》から、
2ターン目《エルドラージの戦線破り》自身速攻で8点。
3ターン目《難題の予見者》に速攻付与で14点。
オーバーキルです。
《虚空の杯》から2ターン目速攻でも強く、やっとエルドラージが戻ってくるかもしれない。
《宴の打破者》
クリーチャートークンを生成するクリーチャーでない呪文と相性良し。
衝動的ドローから《巣穴からの総出》。
トークンで招集して衝動的ドローを繰り返すことができる。
新たな赤単ストームが生まれる予感。
《引き離しの噴火》
赤の両面は《石の雨》もどき。
基本土地を破壊できるので《血染めの月》をケアして置かれた基本土地を破壊して身動き取らせないことが可能だ。
飛行を持たないクリーチャーにブロック不可を付ける効果もあり赤単プリズン期待の1枚である。
《探偵のフェニックス》
2Rのカードがとりあえず赤単プリズンでチャンスがあると思ってるので今回も挙げています。
授与持ちで+2+2修正と飛行・速攻。さらに墓地から授与することもでき、打点を維持することができる。
証拠収集6が厳しいように見えるが3マナクリーチャー2枚で済むので思ったよりできそうだ。
《相対》
《相殺》の赤版。カウンターではなく同じだった場合その呪文を唱える。
レガシーフォーマットはコストの軽いカードが多いので当たりやすくアドバンテージに繋がりやすいだろう。
テンポ系や赤単ペインターで試したいカードだ。
《重複の閃光》
赤の閃光は呪文のコピー。
《再活性》をコピーすれば同じ対象を取りリアニメイトすることができる。
緑
《まき散らす菌糸生物》
4マナで好きな土地をサーチ。しかも唱えたときに誘発なのでほぼ確実に土地を探せる。
エルドラージなので2マナ土地から3ターン目キャスト《ウギンの目》サーチなんてできるどんどんマナをジャンプでき重いエルドラージにつなげやすい。
キッカーを払うと土地1つを追放可能。
《イス卿の迷路》などデッキ単位で干渉しにくい土地を追放でき、追放なので《壌土からの生命》で回収されないことは嬉しい。
キッカーしながら《不毛の大地》サーチで相手のマナ基盤をぼろぼろにしよう。
《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》+《ウギンの目》+《エルドラージの寺院》なら3ターン目にキッカーを払いつつプレイ可能だ。
《ウンパスの逸脱者》
無色マナを払うとデメリットが消えるエルドラージ。
4マナ6/6トランプル。でかい。
《エルドラージのミミック》が絡むと宇宙。
《六番》
コンボで話題の《レンと六番》の片割れ。
2/4到達土地回収だけでも強力だが、一番下のパーマネントに回顧を付与する効果が非常に強力。
土地を全て《ミシュラのガラクタ》にすることや、《踏査》などの土地と相性のいいパーマネントを置くことができる。
場に
《六番》
墓地に
《ライオンの瞳のダイアモンド》
《平穏な茂み》
手札に
《壌土からの生命》
があれば発掘3を繰り返しながら《壌土からの生命》をプレイし続けることが可能。
①浮き3マナ
《壌土からの生命》を《平穏な茂み》含めて3枚土地を回収
②浮き1マナ
土地1枚で《ライオンの瞳のダイアモンド》を回顧でキャスト。
《平穏な茂み》をサイクリング、スタックで《ライオンの瞳のダイアモンド》から緑緑緑を出し《壌土からの生命》を発掘。
これで①に戻る。
土地が1枚余るので追加の《ライオンの瞳のダイアモンド》か《水蓮の花びら》があれば発掘できた数だけマナが増える。
新たな《死の国からの脱出》になるか注目です!
《原初の祈り》
《魔の魅惑》のリメイク。
自分だけになりマナを払う代わりにエネルギー1つで唱えることが可能になります。
《緑地帯の暴れ者》を出すことで無限ループ。場に出たときにダメージ与えることができれば勝てるが3枚コンボ...。
《存在を盗むもの》
待望の《基本に帰れ》などの基本でない土地対策の対策。
《血染めの月》を置かれると無色も出せず動けないのはご愛嬌。
《大食の幼生、グリスト》
新グリスト。
墓地から出すか唱えたりすることで変身することができる。
単体で変身することができないので注意が必要。
《縄張りの選定者》
7/5到達という頭でっかちなスペックだが《濁浪の執政》と相打ちできる可能性があるのは高評価。
上陸でアドバンテージを取れるかもしれないのもいい。
《集団的防衛》
緑の《摩耗+損耗》
緑緑を出せるデッキなら汎用性のあるスペル。
マルチカラー
《咆哮する予言者、ロシーン》
《緑の太陽の頂点》で出したい新たなロシーン。
他にXを含む強いカードがあればチャンスあり。
《屍花》
《死者の原野》にもなる植物。
土地に発掘付与は《不毛の大地》連打できると強力
《巨人の先兵》
無色クリーチャーに+1カウンターをまくエルドラージ。
エルドラージだが接合を持つアーティファクトと相性がいい。
《有翼の叡智、ナドゥ》
自分のクリーチャー全てに対象になったら《とぐろ巻きの巫女》の効果を誘発する効果を付与する。
対象になればいいので《手甲》など装備0の装備品で誘発させることができる。
各クリーチャー2回ずつなので上陸でトークンを生むカードを組み合わせると無限にデッキを掘れるだろう。
3マナ3/4飛行というスタッツが強く、緑なのでサーチしやすく可能性はあり。
《根絶やし根》
赤緑の両面はパワー分ダメージ。
相手がクリーチャーを出さないと機能しないカードだが最低限土地になれるのはうれしい。
混成なので赤単プリズンなどで期待。
《次元の創世》
《衝動》に緑を足したら土地を置けるようになった驚きの1枚。
相手のエンドに《すべてを護るもの、母聖樹》をセットすることも可能。
オムニテルで期待の1枚。
《聖遺のワイト》
《聖遺の騎士》のリメイク。《恐血鬼》と相性が良く生け贄にしたあと土地が場に出て上陸しまた戻って来られる。
土地を出すギミックで《エルフの開墾者》のように《ボジューカの沼》や《セジーリのステップ》をサーチできると強力。
クリーチャーが多いデッキで採用したい。
クリーチャーが多く土地コンボであるホガークデプスで期待の1枚。
《血に染まりし洞察》
赤黒の両面は相手のデッキから衝動的3ドロー。
ダメージを与えた分コストが減るので2マナでプレイもできそうだ。
《超能力蛙》
《サイカトグ》のリメイクと言われているが全くの別物。
サボタージュ能力でドローができる。
パンプ効果と飛行付与により戦闘で除去は困難なカード。
手札を2枚捨てたら《稲妻》を耐えることができ、減った手札は自分で補充できる。
なのに2マナ。青黒リアニメイトやスキャムなどで期待の1枚。
無色
《コジレックの命令》
命令呪文ってコストXにしたらこんなに強いんだって思う1枚。
3マナプレイでも1マナ以下追放+占術1ドロー。
墓地追放も流行りのリアニメイト系に対してメインから対策でき強力。
なぜか同族がついているので、《エルドラージの寺院》で2マナ使うことができる。
《再誕世界、エムラクール》
今回のエムラクールは非常に強いプロテクションとプレイ時にクリーチャーを全て奪う効果を持つ。
カウンターは可能だが奪われたクリーチャーを除去するために戦場に出てから対応したいが、このプロテクション硬すぎる。
無色6マナでマッドネスコストを払いプレイすることが可能。
無色6マナをどうやって出すか難しいが《玄武岩のモノリス》と《ライオンの瞳のダイアモンド》を組み合わせることで色マナを《玄武岩のモノリス》でフィルターに即プレイすることが可能になる。
《創造の破壊者》
強力な呪禁を持つ大型エルドラージ。
唱えたときの大量ライフゲインも攻撃する時間を作れるので強力。
滅殺が2と控え目でタフネスが低いので簡単に相打ちを取られそうなのはネック。
序盤に踏み倒して出すなら後述のウラモグの方が強そう。
《噴火するヌルカイト、ヘリガスト》
クリーチャーに現出を付与する現出持ちのクリーチャー。
エルドラージクリーチャーなら無色なので現出コストにしつつ次のエルドラージを唱えることができ場にでたらほぼ勝つだろう。
《真実の解体者、コジレック》を現出コストに《真実の解体者、コジレック》を唱えループさせることもできる。
《崩壊した現実、コジレック》
今回のコジレックは予示した数だけカードを引ける。
なんと対象にしたプレイヤーが予示するのは強制。
相手の手札を2枚むしり、こちらの不要なカードを予示し4ドローすることが可能。
無色クリーチャーに+3/+2する能力は各エルドラージや欠色、アーティファクトや予示など広範囲のロード。
ウラモグやエムラクールと違いコストも少し軽くなっていることも含め少し評価は高め。
《永遠のこだま》
とにかく派手なエルドラージエンチャント。拡張版のイラストはもっと派手!
無色が発生源の誘発を2倍!さらに無色の呪文をコピーする無茶苦茶な効果を持つ。
エルドラージ呪文なら唱えた時の効果は2倍で2体コピーが生まれる。
《難題の予見者》はおもしろく唱えてコピーが生まれハンデスが2回ずつ誘発する。
離れたときの誘発も2倍だがまぁ勝つだろう。
《無霊破》
《赤霊破》系の流れで生まれた無霊破。無色の多色対策カード。
《レンと六番》や《創造の座、オムナス》などカウンターできると嬉しいが範囲がせまく難しいカード。
《絵描きの召使い》で多色にさせて使えるようにするのもいいが《赤霊破》系でよい。
《穢すもの、ウラモグ》
デッキ破壊と護法を持ち、ふざけた数字の滅殺を持つ新ウラモグ。
《絶え間ない飢餓、ウラモグ》と違い唱えたときに盤面の脅威を処理することができないが、滅殺の値によっては攻撃さえできれば勝つだろう。
ブリンクすると追放領域の自身を参照して+1カウンターが10個乗るらしい。
《終わりを告げるもの》
7コスト以上無色のロード。
《ウギンの目》で0マナにはならないが《エルドラージのミミック》のタフネスを上げる小型クリーチャーがいるのは嬉しい。2マナ土地3枚から唱えることができなかった7マナのエルドラージがこれで使い勝手がよくなるかもしれない
《荒景学院の戦闘魔道士》
エルドラージのバトルメイジ。
緑を払うと《帰化》。
青を払うと《送還》。
《罠の橋》を壊したり《濁浪の執政》をバウンスできるうれしい1枚だ。
《虚構漂い》
《熟考漂い》のリメイクでエルドラージになった姿。
想起で2ドローまでは同じだが、ETBではなくエルドラージらしく唱えた時に誘発する。
なので《倦怠の宝珠》などのETB効果を消すカードと使うことで、想起で唱え2ドローしつつ生け贄にしない動きが可能になる。
3マナ4/4 2ドロー滅殺1は破格超えて壊れ。
《倦怠の宝珠》系を採用できる《ファイレクシアン・ドレッドノート》デッキで期待の1枚だ。
《運命を貪るもの》
《むかしむかし》のエルドラージ版。
ゲーム開始時にデッキトップを4枚見て好きなカードをトップに積める。
唱えたときパーマネントを除去でき、マナコスト7なので《ウギンの迷宮》に刻印でき全く無駄にならない1枚だ。
《攪乱のフルート》
《真髄の針》に瞬速を付けてコスト増加もしてみたアーティファクト。
先に出してケアしても良し。相手の行動に合わせてプレイしても良し。
瞬速のおかげで構えやすいこともかなり高評価な1枚だ。
裏目が少ない対策カードは使い勝手良さそうだ。
《苛立たしいガラクタ》
本当に苛立たしい可能性のあるガラクタ。
呪文プレイにマナが払われてなければ打ち消す。
レガシーの代表するカウンターである《意志の力》や《悲嘆》などマナを払わずにカードをプレイすることが多いレガシーではかなりの衝撃。
0マナアーティファクトも使用できない。
《意志の力》や《目くらまし》をどうにかしたいコンボ側が置いてくるのも強力。
《防御の光網》と違い3マナ払って《意志の力》もできず、破壊しようとしたらカードを引かれる。
妨害にマナを使うことが少ない今、非常に強力なカードになるだろう。
土地
《ウギンの迷宮》
実質追加の2マナランド。
条件は7コスト以上の無色のカードを刻印してると2マナ出せる。
無色ならなんでも良いのでエルドラージクリーチャーでもアーティファクトクリーチャーでもクリーチャーではなくても刻印でき2マナ出せる。
重いカードが手札に来すぎるとどうにもならないが、運命を貪るものと使うと効果的か。
《ウルザの洞窟》
好きな土地をサーチできる土地。
なんでもサーチできるフェッチランドである。
《暗黒の深部》《演劇の舞台》の足りない方をサーチや、
相手のターンの終わりに《ウルザの物語》をサーチしてトークン生成など、
かなり強い動きのできる1枚。
《世界のるつぼ》で毎ターン起動して《雲上の座》を並べるなんてことも可能だ。
《栄光の闘技場》
速攻を付与できるマナを生み出す土地。
2マナ使って赤赤を生むのでマナ加速にはなっていない。
生み出した2マナを2体のクリーチャーのコストで払うことで2体とも速攻を得られる。
速攻付与できると強力なクリーチャーの多い赤プリズンでチャンスあり。
《記念碑的列石》
アドバンテージを生む土地。
5マナでデッキトップを5枚見て歴史的なカードを1枚手札に加える。
《時を解す者、テフェリー》や《覆いを割く者、ナーセット》など青白系コントロールならたまにアドバンテージを取れるか。
《オーリオックの廃品回収者》デッキなら英雄譚、アーティファクト、伝説などほぼ確実に1枚手札に加えることができそう。
うまくハマるデッキがあれば強そうな1枚だ。
《革新のアーチ道》
呪文に即席を付与できるので実質《トレイリアのアカデミー》のような土地。
《鼓舞する彫像》と違いアーティファクトにも即席を持たせられるのはおもしろい。
《変容する森林》
墓地にあるパーマネントになれる土地。
《暗黒の深部》のコピーになり20/20を出すのもいいし、《全知》になってゲームに勝つのもいい。
《六番》自身になってコンボスタートしても強い。
レガシーの土地系コンボを変える1枚かもしれない。
《壌土からの生命》が年々強くなっている。
統率者
《バロウゴイフ》
接死、絆魂を持つ黒い《タルモゴイフ》。
ダメージを与えるとパワー分切削し切削した中からクリーチャーを拾う。
少しサイズの大きい接死持ちは小型でチャンプブロックするか大型クリーチャーで相打ちするかしかなく非常に対処の難しい1枚。
《濁浪の執政》で相打ちすることになったら困るがスルーして2体目を拾われるのも困る。
《変異した信者》
《暗黒の深部》とのコンボが話題のエルドラージ。
パーマネントか対戦相手の持つカウンターを全て取り除き、除いた分呪文のコストを減らす。
《暗黒の深部》のカウンターを10個外して《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を唱えるなど夢のある1枚だ。
《再生の回復》ともシナジーし追加ターンを得つつコスト軽減可能。
3色になってしまいますがこちらもありか。
《パイロゴイフ》
サイズは《タルモゴイフ》だが下の効果が非常に強い赤い《タルモゴイフ》。
これと他のルアゴイフが出る度に好きなところにパワー分ダメージを与える。
4/5くらいにはなるので好きなところに4点?!
2体目を出すとパワー×2回ダメージなのですぐ勝ちそうだ。
《爆破の巨体》
壊れたスタッツに見える海賊クリーチャー。
使用したエネルギー分コスト軽減でき8/8速攻。
《ゴブリンの溶接工》《ゴブリンの技師》と組み合わせて2ターン目に攻撃は夢がある。
エネルギー8個で8点割り振りだが、プレイヤーに8点与えることもでき使ってみたい1枚だ。
《鋸角の宿敵》
選んだプレイヤーが受けるダメージを2倍にするクリーチャー。
4マナパワー2と見せて実質4である。
《激情》で8点与えることや、《舷側砲の砲撃手》でマナコスト+2の2倍ダメージを与えることだってできる。
相手の《古えの墳墓》は4点ダメージを与えるようになる。
赤プリズンで期待。
《タルモゴイフの巣》
同族を持つ《タルモゴイフ》生成エンチャント。
《リスの巣》のリメイクって聞くとかわいいが生成するのはリスではない。
トークンでは珍しくマナコストを持つトークンを生成する。
テンポデッキの定番クロックだった《タルモゴイフ》君。
今後出番は来るのだろうか。
《ポリゴイフ》
トランプル持ちの《タルモゴイフ》。
小型クリーチャーにチャンプブロックされていたがそれがなくなり素早くライフを詰められる。
《ヴェズーヴァの女王、オムオ》
もしかしたら《アーカムの天測儀》かもしれないクリーチャー。
土地に全ての土地タイプを付与するので
平地・島・沼・山・森であり
ウルザの、球層、鉱山、砂漠、神 座、棲み家、塔、洞窟、魔力炉、門になる。
5色出せるので《ドラコの末裔》を唱えることにも役立つ。
《ギルドパクトの力線》+《ドラコの末裔》デッキで試してみよう。
《血編み髪の挑戦者》
《血編み髪のエルフ》のリメイク。
5マナになり脱出が付いた。
《豆の木をのぼれ》の誘発をしたりアドバンテージをこれでもかと稼げるのは魅力的。
色が少し弱く《自然の怒りのタイタン、ウーロ》でいいだろという気もする。
脱出のコストが少ないのでドローソースの少ないデッキでも脱出しやすく、ストンピィの方が合ってそう。
《時を超えた英雄、ミンスクとブー》をめくって絶叫したい。
《エルドラージの合流点》
無色の合流点は除去、ブリンク、末裔トークンの生成。
+3/-3を3回通れば盤面は壊滅。
ブリンクでタップしたり、相手の除去からクリーチャーを守ったり強力。
少し重いところと《コジレックの命令》の方がマッチしてそうなのが残念。
これにこそ同族を付けてくれ!
《異界の排除分子》
1マナでプロテクションを付与する無色スペル。
各色を得るので裏目なし。
発生源が土地や無色の場合のみどうにもならない。
超過で全体にプロテクションを付与。
受けカードというより、全体にアンブロッカブル付与イメージの呪文である。
《虚空の杯》にひっかかるのは難点。
《転置のビヒモス》
やたらタフネスの大きいエルドラージ。
効果によってパワータフネスを入れ替えることができる。
「エルドラージの戦線破り」との組み合わせは強力。
パワーを少しあげ速攻が付与されるので9/4速攻で攻撃することができる。
《エルドラージのミミック》と組み合わせてもすさまじい。
《ウギンの目》《エルドラージのミミック《エルドラージのミミック》《転置のビヒモス》18点は爽快感抜群。
《マダラの鉤爪門》
クリーチャーをフェイズアウトさせる土地。
4マナで手札から出せる起動型能力を持つ。
コンボデッキが一時的にメタクリーチャーをどかすことに使うことが考えられる。
相手のエンドに起動して《スレイベンの守護者、サリア》などのクリーチャーをフェイズアウトしてコンボを始動することが可能です。
脱出せずプレイして土地セット時にこの土地を置くことで生け贄に捧げずに済む《自然の怒りのタイタン、ウーロ》との組み合わせは強力。
《ラゾテプの採石場》
墓地のクリーチャーを4/4で生成する土地。
マナを使わずに生け贄にできるので《老練の探険者》や《アカデミーの学長》を生け贄にする手段にちょうどいい。
マナコストの小さいクリーチャーの方がコピーを作りやすい。
《エルフの開墾者》のコピーを作ると4/4に自身の効果で修正が入り6/6になる。でかいな。
《次元の結節点》
全ての非基本土地タイプを持つ土地。
最初の説明でも書きましたが非基本土地タイプとは
ウルザの、球層、鉱山、砂漠、神座、棲み家、塔、洞窟、魔力炉、門
です。
これ1枚で《ウルザの塔》は条件を満たし3マナ生むことができ、《雲上の座》は2マナ生みます。すごい!
レガシーでトロン。あるかもしれません。
《水没した宮殿》
実質3マナと墓地7枚で呪文をコピーする土地。
タップインなのは厳しいが、なんでもコピーできるのは破格。
今までのカードだとインスタント・ソーサリーのみになりがち。
《動く死体》や《悲嘆》《オークの弓使い》をコピーできたら熱い。
これも青黒リアニメイトで試せるのか?!
《進歩の地平》
《踏査》にも《地平線の梢》にも《反射池》にもなる土地(盛りすぎだろ!)
《壌土からの生命》から土地を2枚置けるだけでも強そうに見える。
終わりに
今回のカードレビューは以上になります。
《レンと六番》や《敏捷なこそ泥、ラガバン》のように一目見て強いなって感じるカードがなく、既存のアーキタイプを強化するカードが多い印象でした。
エルドラージデッキで求めていた柔軟なカードと、低コストで強力なカードが増えたのでもしかしたら復権できるかもしれません。
もう4マナは《難題の予見者》だけ、5マナは《現実を砕くもの》しかいないじゃん。なんて言わせません!
レガシーに与える影響はそこまで大きくないでしょう!"モダン"ホライゾンなんでね!
試したいカードはたくさんあるのでMTGOでたくさん配信していきます。
ご視聴よろしくお願い致します。
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