あけまして、おめでとうございます!
愛されるよりも愛したい、真剣(マジ)で。まよちゃんです。
2018年となる今年も競技シーンよりカジュアルシーンに寄った記事で、みなさんに数多くお会いしたいと思っています。
改めまして、よろしくお願いいたします。
さて、【前回】【前々回】は、"まだ見ぬ仲間たちにもっとmtgを楽しんでもらうためにはどうしたら良いのか"、が主たる論点でした。
今回は既存プレイヤーの皆さんで楽しんでほしい遊び方のひとつ、【カオスシールド】をご紹介しようと思います。
実際に紹介する内容は、過去に私が実際に楽しんできた「遊び方」がメインとなりますので、ご了承ください。
1.カオスシールドとは
シールドとは、リミテッドというフォーマットに分類される遊び方です。
未開封のパックを用意して、それを各プレイヤーに配布、開封し、そして構築します。
その場でデッキを構築するため勝敗に対して運が占める割合が構築よりもやや大きくなります。
配布するパックは同種同数であるのがセオリーですが、それをあえて破っていくのがカオスシールドです。
しかしパックの数を変えてしまっては、有利不利がつきやすいので...できるだけ1プレイヤーあたりのパック数はそろえるようにしましょう。
配布するパックの種類はめちゃくちゃである方がとても楽しいです。
以前私がカオスシールドのイベントを主催した際には、3パックで30枚のデッキを構築してもらいました。
もちろん、通常のシールド同様に1人あたり6パックを用意してもよいのですが、予算であったり、見たことがないカードに出会う数が多いと混乱してしまうかと思い3パックにしてみました。
このあたりはみなさんで遊ぶ際に同意のとれた内容で用意するのがいいでしょう。
人数への縛りもありません。集まったみんなでサクッと始めることができます。
主催が用意したパックをブラックボックスに入れるなどすれば、その場で初めてどんなパックが入っているかわかるというワクワクも演出できます。
このようにして構築の前から楽しむことができるのも、カオスシールドの醍醐味の一つです。
まとめると
・プレイヤー
・プレイヤー同士で同意したパック数×人数分
さえあればエキスパンションや経験値を問わずみなさんで楽しむことができるということです。
2.ルール
マジックとしてのルールには大きな変更を加える必要はありません。いつも通りのマジックで、大いに楽しめます。
ただ、使用するエキスパンションによっては、ゲームの開始時に対戦相手が何かアクションを起こす可能性もあります。
気遣いのレベルとして、ゆとりある心を持つことが楽しい時間を過ごすための助けとなるので、心に留めておきましょう。
また過去の記事でも述べた通り、それがクローズドな遊び場なのであれば、ローカルルールを採用すること自体は間違いでないと思っています(たとえば、ノーランドマリガンなど)。
事前に説明をしたうえできちんと同意を得ていれば、それはその場での正式なルールの一つとなります。
そしてこういったおふざけの場であれば、面白いローカルルールを採用するのも楽しみの一つです。ぜひ、皆で盛り上がる追加ルールを考えてみてください。
例えばクリスマスカラーといえば赤と緑。お正月なら赤と白。
それらの色の呪文を唱えるためのマナコストは(1)軽くなる(or重くなる)、などの季節感を意識したローカルルールも楽しいかと思います。
「おとし『玉』」にかけて、丸いクリーチャーやアーティファクト、エンチャントに特別なルールを与えてみてもいいかもしれません。
とにかくみなさんが楽しくマジックを遊べる工夫を存分に凝らしていただいて、
元よりカオスなカードプールをさらにカオスなゲームになるようにしてみるのも、楽しいかと思います。
3.実際のゲームの様子
過去に私が主催した際のカードプールはこちらでした。
・マジック・オリジン ×3
・タルキール覇王譚 ×3
・基本セット 2015 ×3
・テーロス ×2
・カラデシュ ×2
・異界月 ×2
・イニストラードを覆う影 ×2
・タルキール龍紀伝 ×2
・アモンケット ×1
・神々の軍勢 ×1
・アヴァシンの帰還 ×1
・ゼンディカー ×1
・モダンマスターズ2015 ×1
前述のとおり、この中からランダムで3パックを使い、30枚のデッキを構築してもらいました。
イベントとして開催したため、最後の3パックについては「あたり」という形で使いましたが、無理に定価自体が高いパックなどを入れる必要はないかと思います。
もっとエキスパンションを散らしてみてもいいと思いますし、以前のGPにて開催されていたサイドイベントのように、スタンダードで使用可能なエキスパンションでのカオスシールドも楽しいかと思います。
最近話題の『Unstable』のカードも、とてもユーモアあるカードが多く、こういった遊び方にもあったものとなっています。
ただし英語版しか発売されていませんので、参加するプレイヤー層によっては公式の日本語対訳のページを印刷するなどして確認できる環境を作る必要があるので、注意してください。
エキスパンション独自のキーワード能力に不安がある方におすすめなのは、基本セットです。
基本セットでは、キーワード能力への説明文がついているのが一般的で、「飛行」や「警戒」などのおなじみのキーワード能力でも説明がありますので安心です。
ちなみに8人で開催したこのイベントで優勝したのは『基本セット 2015』『タルキール龍紀伝』『イニストラードを覆う影』のプールで作られたデッキでした。
『イニストラードを覆う影』が発売された際、『基本セット 2015』はスタンダードのローテーションから外れてこそいますが、この両セットで初登場となったカードが採用されているデッキはなにもスタンダードだけではありません。
パックを剥いて手に入れたレアが思わぬところで使えたりして嬉しいこともあるでしょう。
同時に『タルキール龍紀伝』と『イニストラードを覆う影』といえば、こんな懐かしい組み合わせも思い出せます。
このように、最近マジックを始めた方も、ずっとやられている方も、普段遊ばれているフォーマットが違う方同士でも!
みんなでワイワイと楽しめるのがこのカオスシールドなんです。
まだまだ寒い時期、暖かい室内で長いマジックの歴史を感じながら遊ぶ方法として、ぜひカオスシールドはいかがでしょうか。
それでは今回はこの辺りで!またお会いしましょう!
Have a nice magic !