こんにちは!
くーやんです!
今回は史上初の同じ週に同じ場所で3連続GPが開催されたグランプリラスベガスに行ってきたのでその参加レポートを書いてみました!
成績の方は大した結果も残していないのでほとんど旅行記ですがぜひこれを見て「海外GPに行ってみようかなぁ」と思う人が増えたらいいなぁと思います。
1 水曜日編
僕は現在、関西住みですので今回の旅もいつも通り関西国際空港からの出発となりました。
同じくラスベガスに参戦する岩showさんは既に前日に出発していましたので「今回は一人旅かな」と思っていたのですがたまたま同じ便の知り合いを発見!
※写真はマジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイトから引用しました
先日のGP神戸で見事プロプレイヤーズ・クラブ、シルバーを確定されたGPクアラルンプール2016優勝者の松本郁弥さんとGP神戸でも紹介されていた旅するアドグレイス職人野稲君、そこに松本さんの地元の後輩Y君を加えての4人旅となりました。
住んでいる地域も年齢もバラバラですが彼らとは以前他のGPや大会で出会って交流を持つようになりました。
グランプリや店舗大会に参加するたびに新しい知り合いが増えていくので本当に良い経験になるなといつも思います。
さて飛行時間は乗り継ぎを含めると13時間ほど・・・しかも水曜日の夕方に出発するのに時差の関係で到着予定は水曜日の昼というちょっとややこしいことになります。
アメリカのGPは本当に時差が天敵ですのでなるべく飛行機の中で寝れるように前日は夜更かしプラン。これが功を制したのか割と飛行機の中で眠ることが出来たのであっという間に着きました!
乗り継ぎのサンフランシスコで売られている物のサイズを見て「あぁまたアメリカに来たんやなぁ」と再確認(笑)
乗り継ぎも特にトラブル無くラスベガスへ到着しました。
飛行機から降りた瞬間に日本ではあまり体験したことのない熱気を感じたのですがそれもそのはず、この日のラスベガスの気温は42℃・・・週末の予想最高気温は47℃と日本では見たことない数字でビックリしました(笑)しかし湿気が無いので気温に比べてそこまで不快では無く暑さを感じませんでした。
さらに室内はどこも冷房ガンガンなので完全に温度差で殺しにきています(笑)
外が暑くて室内激寒は海外あるあるなので、前回のレポートの際にも書きましたが海外に行くときは必ずカーディガンなど羽織れる物を持っていくのがオススメです。
あと流石ラスベガス!と思ったのが空港内にもスロットマシンがあったことですね!
他にもいろいろ見どころがあって時間は無限に潰せそうでしたがとりあえず会場の様子を見にいこう!ということでタクシーに乗り込みまずはホテルへ(僕は3人とは別のホテルだったので途中までタクシーで一緒に乗り合わせてそこからは別々に行動することに)
ラスベガスはホテルごとにコンセプトを持ったホテルが沢山あって外観からかなりこだわっていて見ているだけでも楽しいですね。
僕は割と普通のSLSホテルと言うところに泊まりました。
会場まで5分で行けるモノレールと直結しており非常に便利でした。
ということで会場のラスベガスコンベンションセンターへ。
ラスベガスコンベンションセンターは写真には収まりきらないほど大きな建物でした!
会場入ると「めっちゃ広いやん!」と思ったのですがこれは建物のエントランス部分でメイン会場は他にあるとのこと・・・アメリカはスケールが違いますね。
メイン会場の様子を見ようとしたのですがこの日はメイン会場は開いていなくて小さめの別室でトライアルだけ行われているということでした。
「メイン会場開いてないんじゃあ引き返すか」と思ったのですが一応僕もこう見えてGPオーガナイザーの端くれ、一応Channel Fireballの方々と面識があります(笑)ということであいさつも兼ねてメイン会場の様子を見れるか聞きにいくと・・・
はい!入れてくれました!写真で伝わるかは分かりませんがとにかく広い!
準備していた各ブースの知り合いにもゆっくり挨拶することが出来ました。
そんなこんなで日も暮れてきてお腹も空いてきたので何か食べようというタイミングで3人と合流!
とりあえず2人が初アメリカと言うことで「USAっぽいところへ行こう」となったのでHOOTERSと言う有名なレストランへ。
実はこのレストランは日本にも何件かあるのですが、スタッフの方が特徴的な服装で接客してくれるので日米問わずおじさん方に大うけのようです。気になる人は調べてみてね!
無事にHOOTERSホテルへ到着
Hooters Original Style Wingsと言うオススメメニューを注文して完食。
リュジログみたいに七色の表現が出来ませんので食レポは割愛させていただきます。
肝心の料理写真を取り忘れたのですが・・・代わりに野稲君の写真を載せておきます(誰得)
そういえば途中で寄ったセブンイレブンにもスロットが置いてあってラスベガスほんまに凄いなと思いました。
ラスベガスは夜道を歩いていてもまったく平気で(そもそもたくさん人歩いているし)治安も良くて一安心。
というわけで長い初日が終了。
明日以降に備えて眠りにつきました。
2 木曜日 レガシーGP Day1編
やはり時差ボケの影響か夜ぐっすり眠れたわりになんとなくボーッとします。
しかしそんなことは言ってられない!とコーヒーを飲んで朝ごはんは近くのマクドナルドでササッと済ませていざ会場へ!
こんな感じでトロフィーが飾られていました!雰囲気あってかっこいいですね!
僕は2バイの権利を持っていてありがたいことにスリープインが適用されていたのでラウンド1が始まって15分後くらいに会場入りしたのですが・・・
人!人!人!というわけで会場はすごい熱気に包まれていました。
私はと言うと本業である仕入れの仕事をちょっとしたりしながらラウンド3まで時間を潰そうとしていると・・・
アナウンス「ラウンド2フィーチャマッチ、テーブルナンバー〇×ショウ~イワタ~アゲインスト~」
!!!??
そう言えばおったなぁ!?
と別に忘れていたわけではありませんがフィーチャーマッチエリアと言う分かりやすいところで会えるので応援しに行くことに!
見事にバーンをボコボコにして快勝していました。
そんなこんなで岩showさんとも合流出来て、いよいよラウンド3ペアリング発表のアナウンスが読み上げられます。
今回のGPはオンラインペアリングでペアリングを見ることが出来るので人数が多くても余裕でした(途中何度か機能しなくなって大変でしたが)
今回使ったデッキはこちら
今回もほとんど練習できなくてこの奇跡コントロールとBUGカスケードの2択まで決めて「後はMOでリーグ5回ずつやって決めるか~」と適当にやっていたらまさかのどちらも20-5と同じ成績(笑)しかもどちらも悪くない!その後一回ずつ増やすもまたどちらも4-1してう~んと言うところでタイムアップでした。
正直前日までBUGカスケードを使うつもりだったのですが「まぁ奇跡の方がおもろそうやから」と言う情の選択でこれで出ることに(笑)
カスケードで出たらどうなっていたかな~とは思いましたが特に後悔はありませんでした。
R1 BYE
R2 BYE
R3 4C Stoneforge ×〇〇
R4 Death&Tax 〇〇
R5 BG Depth ××
R6 4C Leovold(Oliver Tiu)〇×〇
個人的なアメリカGPの醍醐味は普段見ない海外プロプレイヤーのプレイを間近で見ることが出来たり実際に対戦する機会が増えることだ!と思っていて毎回アメリカGPに出るたびに「有名プレイヤーと当たらないかな~」と思っているのですがラウンド6で運よく(悪く?笑)プラチナレベル・プロのOliver Tiuとマッチアップすることが出来ました。
僕は相手が有名な方がテンション上がって絶対勝つぞ!と燃えるタイプなので当たれて良かったと思います。
運よく勝利することが出来てこのまま8-1で初日抜けたいな!なんて思ってましたが・・・
R7 BUG Cascade ×〇×
R8 Grixis Delver ××
R9 UR Delver ×○○
終わってみるとOliver Tiu戦で全ての運を使い果たしたようで嘘のようにボロ負けした湘北スタイルで6-3でなんとか二日目へ。
まぁ6-3出来てるだけでも上ブレだと思うくらいプレイがガタガタで頭もボーッとしてました・・・う~ん時差ボケ対策なんか無いかなぁ。
Day1終了後は岩showさんと野稲君と隣接しているホテル内でお寿司を食べることに
正直期待していませんでしたが流石ラスベガス!ということで日本のお寿司と遜色ないレベルの物が出てきて嬉しかったです。
日本に比べるとかなり割り高ですが・・・
食べ終わり、時計を見るとなんだかんだで23時過ぎ。
街はまだまだ眠らない感じでしたが明日に備えてホテルへ戻りました。
ちなみにスケジュール見ると会場のサイドイベントは夜中の3時までやっていました・・・バケモン。
3 レガシーGP Day2編
この日も気温43℃と日本では考えられないほどの気温だったのですがやはり湿気が無いのでそこまで不快な感じはせず・・・早起きしたので会場周辺で朝食を食べ、少し散歩してから早めの会場入り。時差ボケも修正出来てきて良い感じです。
GPの二日目=朝9時スタートと勝手に思っていたのでこの日も9時前に会場入りしたのですがなんと10時スタートだったようでほとんど誰もいませんでした(当たり前)
というわけで1時間余ってしまったので販売ブースを見て回って時間をつぶすことに。
流石にどこのブースも品揃えが凄くてコレクターにはたまらないアイテムがたくさんありました。
おもしろそうな物は許可を得て写真に収めてきたので紹介しておきます!
これは僕も初めて見ました。
帰ってきてからインターネットで調べてみましたが情報が何も出てきませんでした。
VisaのデビットカードをMTGの絵柄に出来る時代があったのでしょうか・・・
神河時代のフィギュアは懐かしい気持ちで見ていましたがShivan Dragonのフィギュアは初めて見ました。なかなか良いお値段しますね!
ズラズラっとピンバッジが並べられていました!
こんなに揃っているのは初めて見たかも。日本でもPTQなどでピンバッジを配っていた時代があってだな・・・(唐突な古参アピール)
実はマジックのピンバッジはめちゃくちゃ種類が作られていてコンプリートするのはカードよりも難しいかも知れないと言われています。
近年はPinny Arcadeと言う有名なピンバッジメーカーともコラボしているので気になる方は調べてみて下さい!
こちらはUrza's Legacyに収録されているゴブリンの溶接工のFOILにPSA8の査定が付いたものですね。
PSAとはカードの状態を10段階でランク付けして査定してくれるコレクターご用達の会社で、10段階中8は「Near Mint-Mint」と言うなかなか状態の良い物なのですが大事なのはそこじゃない!・・・よく見るとラベルに記載されているセット名が「URZA'S DESTINY」と間違えられていますね(笑)
「ただのミスプリやんけ!」と思うかもしれませんがこれは同じものを手に入れようと思っても手に入らない物なので所謂エラーカードの扱いで通常よりも高値で取引されているようです。コレクター恐ろしい(笑)
最後はブースではありませんがPrize Wallの写真を
人だかりが出来ていたのであまり写真が撮れませんでした。
日本人には馴染みが無いかもしれませんが世界中のほとんどのグランプリでこのPrize Wallが採用されています。
これはどういったものかと言うとサイドイベントなどで勝つと日本では特定の賞品が貰えますがPrize Wallを採用しているGPでは代わりにポイントが貰えます。
そのポイントをここに持っていくとポイントに応じて自分の好きな物と交換して貰えるというシステムなんですね。
パックやジュースからシングルカード(Black Lotusまでありました 笑)各種サプライやチャネルTシャツまでかなりの種類がありました。
やっぱり自分の好きな物と交換出来るのは良いですね。
日本でこれをするには法律の問題でクリアしないといけないことが何点かあって現状は採用することが出来ないのですが、いつか日本でも導入出来ればいいなぁと思っています。
・・・って長々と書いてきましたがこれレガシーDay2レポートの朝の話でまだ一日始まってないですね?笑
なんだかんだであっという間に1時間たってDay2が始まります!
R10 バーン〇××
R11 Elves○○
R12 Esper Stoneforge ×○△
R13 Sneak Show ××
R14 4C Delver 〇○
R15 UBR Painter×〇×
最終成績8-6-1 涙
Day2は2-3-1と散々な結果に。
とにかくマリガンと土地事故が多く下ブレしてしまいました。
初日に対戦したOliver Tiuは12-2-1でTOP8を逃していてめちゃ申し訳ない気持ちに...
R15終了後はなんだかんだでどっと疲れが出てきました。
普通ならここでGPは終了なのですがなんと明日からモダンのGPがあるだと!?
GPが終わってもまだ次があるのは本当にワクワクしましたね。
さて、なんだかんだで全て終わってもまだ夕方の18時頃。
かなり疲れていましたがせっかくラスベガスに来たのでマジックだけでなく少しは観光もしたいよねと言う話になり野稲君と共に観光に行くことに!
GPに出た上に水族館やホテル巡りまでいけるなんてベガス最強すぎるだろ・・・とひたすら思いながら楽しめました。疲れが吹き飛びましたね。
リフレッシュも完了!ということでモダンGPへと続きます。
この時点でまだ金曜日の夜(笑)
3 土曜日~日曜日 モダンGP編
さて今回僕がモダンで使用したのはグリクシス死の影です。
オーソドックスな形ですね。
というわけで特に語ることもないので早足でいきましょう。
R1 BYE
R2 BYE
R3 No Show
R4 Jund ○○
R5 Eldrazi Tron ○×○
R6 Amulet Titan×
R7 Esper Death Shadow××
R8 Counter Company×○×
R9 Counter Company ×○○
5-0で迎えたAmulet Titan戦はかなり下ブレて1ゲーム目はハンデス連打でスカスカにして3ターン目ライフ12から《死の影》が3体並ぶもそこからドローが全部プレイ出来ないカードで永遠に《死の影》が1/1で捲られました、フェッチ1枚あれば圧勝だったのに(涙)サイド後も対戦相手のトップデッキが4ターン連続で《原始のタイタン》で負け(気合で3体処理した後に《死の影》を出して《召喚士の契約》を《頑固な否認》で対処したと思ったら4体目が出てきて目玉飛び出ました 笑)さらにR7では死ぬほど《死の影》をメタったエスパー死の影と当たりました。(メインから《流刑への道》《致命的な一押し》《仕組まれた爆薬》《オルゾフの魔除け》と除去のオンパレード)
メインはマリガンと《瞬唱の魔道士》一枚差で負け、サイド後は黒力線まで貼られて絶望するも《瞬唱の魔道士》でこつこつ殴って惜しいところまでいったのですが相手のトップが2連続《瞬唱の魔道士》で捲られて負け。とマッチアップもゲーム内容もちょっと下ブレてしまいました。
そこから結局3連敗・・・最後は崖っぷちでなんとか勝つことが出来ましたが6-3は個人的には残念な結果となりました。
やはり課題は連勝した後に負けた時のメンタルコントロールですね。
R10 タイタンシフト ××
R11 タイタンシフト ××
R12 親和○××
R13 Living End ○○
R14 ドレッジ ○○
R15 Jund Death Shadow ○○
二日目3-3で9-6 涙
全体的に当たりだけで言えば悪くなかったのですが2日を通して有利な相手に事故や紙一重で負けている(《血清の幻視》のドローが土地で占術した2枚のどちらでも引いていたら勝っていたのに!と言う現象が何度かありました 笑)のでもう少し勝ちたかったですね。
特に《原始のタイタン》を擁するデッキには練習の段階からあまり負けた記憶が無いんですがその反動が一気に来てしまった気がします。
あとドレッジ戦はマリガン後初手3枚スタートで勝ってしまいました(笑)
さて、2つのGPを経て結果は残念でしたがとにかく楽しかった!
アメリカに来るたびに思うのですがみんな本当に礼儀正しくて勝っても負けても爽やかな気持ちで握手して終われるんですよね。
アメリカ自体が広いので大体みんな「Where are you from?」から会話が始まっていたのが印象的でした。
ここでGPは終わりですがまだまだマジックしたい!ということで野稲君と一緒にアモンケットドラフトへ!ターボドラフトと言う一回戦だけ試合するトーナメントだったのですぐに終わりました。
デッキもそこそこ強かったです。
その後まだまだ時間があるので岩showさんとも合流して最後の観光タイムへと!
最終日の観光内容は一緒に行動した岩showさんの記事の最後でがっつり触れられているのでそちらを是非みて下さい!
バッファローは神(ぜひ読んでね)
割とボロ負けしたのにこんなにも行ってよかったなと思えたGPは初めてですね。
来年、再来年GPラスベガスがまたあるなら絶対参戦すると思います。
最後は駆け足になりましたが勝てなかったので特に書くことがない!こんなところで許して下さい 笑
毎回言っていますが海外GPは勝ったら嬉しくて、負けたら悔しくて結局どっちでもまた次に行ってしまいますね。
勝てないのに海外GPに行くのは・・・と思っている人もいるかも知れませんが別にプロでもありませんし勝ちに行くためにGPに行く必要は無いんですよ!僕だってそう。
一度きりの人生ですから楽しんだもん勝ち。
と最後はまた怪しい自己啓発本のような言い回しになってしまいましたが(笑)海外GPに行ってみたい、怖くて一歩が踏み出せないといった人はぜひもっと気楽に考えてください。
初めての場所でも、言語が分からなくても、その国の文化が分からなくてもそこにはいつものMTGがあなたを待っていますよ!
それではこの辺でGPベガス旅行記を終わりにしたいと思います。
一度くらいは勝利レポートも書きたいな(笑)
家に帰るといつもの光景が待っていました。
ベガスも暑いけど日本も暑いんじゃ~
それではまた次回があればお会いしましょう!