BIGs 河浜貴和 今夜勝ちたい『ドミナリア』プレリリース

目次


1.はじめに
2.予習編
   2.1 新メカニズムをチェック!
   2.2 セットの「基本」をおさえる
       2.2.1 使えるクリーチャーを見極める
       2.2.2 「色の組み合わせごとのテーマ」を探る
   2.3 対戦相手からの干渉手段(スペル)を覚える。
3.デッキ構築編
   3.1 何をどれくらい入れる?
       3.1.1 カードタイプごとの枚数割合
       3.1.2 マナカーブ
   3.2 使用する色の選択
   3.3 カード選択
   3.4 「ドミナリア」環境での構築の注意点
4.プレイ編
5.プレリリースに参加しよう!


 



1.はじめに


BIGs河浜です。『ドミナリア』発売直前、皆様いかがお過ごしでしょうか。新セット発売といえばその前週に行われる「プレリリース」ですね!


見慣れないカードを手に取り、手探りで構築、プレイしていくのも楽しいものですが、せっかく出るなら少しでも他のプレイヤーに差をつけて、勝ち星を増やし、あわよくばたくさんの景品パックをゲットしたいものですよね。(※プレリリースはゲーム勝利数によって景品パックが配布されることが多い。)


 本記事は、そういったプレリでスタートダッシュを決めたい、初級者向けの比較的平易な記事、いわゆるチートシート的なものを目指しています。ドミナリア環境のリミテッド完全攻略法を求めて辿り着いた上級者に向けてのものではありませんのであしからず。また、シールドの基礎的な話に枠を広げるとボリュームが大きくなりすぎますので、ここでは最低限に抑えます。


 



2.予習編


プレリリースは参加する全員が未経験者。前もってそのセットのことを正しく理解するだけで他人と差がつきます。とはいえ、全部を覚えていくのは大変なので、ポイントを絞って予習することをおすすめします。本記事においても、基本的にはゲームの大半を形成するコモン・カードにしか触れません。全体像を把握し、ゲーム観を得るにはそれで十分です。


 ※余裕がある方は、ドミナリアあるあるがまとめられている「リリースノート」もチェックすると大変有効です。




 2.1 新メカニズムをチェック!


 【英雄譚】


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 毎ターン置かれる「伝承カウンター」の数に応じて誘発する「章能力」が変わっていき、最後には壊れてしまうエンチャントです。既存のカードとは挙動が異なるので注意が必要です。


 


<チェックポイント>


◆「伝承カウンター」を置くのは、英雄譚・カードが戦場に出たとき、およびドロー・ステップ終了後、戦闘前メインフェイズの開始時。カウンターを置くことは、スタックにのらない。


 ◆「伝承カウンター」を乗せたのちに、その数に対応した「章能力」が誘発します。この「章能力」自体はスタックにのる。


【伝説のソーサリー】


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伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしていないかぎり、唱えることができないソーサリーです。


<チェックポイント>


◆伝説のソーサリーがスタックに乗ったあとは、伝説のクリーチャーや伝説のプレインズウォーカーのコントロールを失っても、打ち消されない。


◆伝説のエンチャント、伝説の土地をコントロールしていてもプレイできない。


【歴史的】


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『ドミナリア』のセット内には、「歴史的な呪文を唱えるたび」に誘発する能力を持つカードが多数存在します。「歴史的」とは、「伝説の」の特殊タイプか、「アーティファクト」のカード・タイプか、「英雄譚」のエンチャント・タイプを持つものを指します。


<チェックポイント>


◆土地をプレイすることは「唱える」ではないので、伝説の土地をプレイしたとしても、「歴史的な呪文を唱えるたび」に誘発する能力は誘発しない。


【キッカー】


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再録キーワードです。通常のマナコストよりも多くマナを払うことで、呪文をさらに強力にすることができます。


<チェックポイント>


◆キッカー・コストは2回以上支払うことはできない。




2.2 セットの「基本」をおさえる



2.2.1 使えるクリーチャーを見極める


「マナレシオ」という考え方があります。支払うマナコストに対するコストパフォーマンスを指しますが、こと使用可能なカード種別が限られたシールドにおいて、「マナレシオ」の基準は使用セットごとに異なります。ドミナリアでの「マナレシオ」の基準を確認し、デッキに入れて良いプレイアブルなクリーチャーを検討します。


【ドミナリアの基本的なマナレシオ】


2マナ:2/2にメリット能力


3マナ:2/3 or 3/2 にメリット能力


4マナ:3/3 or 4/2にメリット能力


5マナ:3/5にメリット能力、5/4


6マナ:5/5接死、4/5呪禁、7/6


ここから読み取れるのは・・


◆《陰謀団の福音者》や《トレイリアの学者》といった基本サイズは満たしているが、能力のない、いわゆるバニラクリーチャーはなるべく採用したくない。


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◆《ヤヴィマヤの苗飼い》(3マナ3/3相当)、《騎兵呼集》(4マナ4/4相当)、《ベイロスの大喰らい》(4マナ4/4メリット持ち)あたりの、基本マナレシオを超えるカードは優秀。


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◆飛行は基本4マナ3/2サイズで《雲読みスフィンクス》は空の覇者。それを含む5マナ域以下をすべてシャットアウトする《マンモスグモ》は守りの要。


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◆4マナ以下のサイズがほぼ横並びで、飛行以外のまともな回避持ちがいない。5マナ以上もサイズは大きいが突破力はない。色選択によっては膠着した盤面になりやすそう。ある程度重たいキッカーコストもプレイアブルの範疇か。


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以上をクリーチャーカード選択の参考にしてください。




2.2.2 「色の組み合わせごとのテーマ」を探る


昨今のリミテッド環境は、色の組み合わせごとにテーマをもったデッキが作れるようにデザインされています。その指標は、マルチカラーのアンコモンにあることが多いです。


【白青黒】


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青白黒の、いわゆるエスパーカラーの組み合わせは、「歴史的」な呪文やカードや「伝説のクリーチャー」を参照するカードが多い。


【青赤】


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青赤は、インスタントとソーサリーをフィーチャーした部族デッキが組めそうです。「ウィザード」のタイプを持ったカードには注目しましょう。


【赤緑】


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赤緑はキッカー推奨カラーのようです。が、他の呪文をキッカーしたことによる恩恵を受けるカードは2枚のみなので、《炎矢師、ハラー》がいる時以外はあまり気にしないでよさそう。


【緑白】


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白緑はトークンの横並び戦術です。ただ並べただけだと非力なので、《野生の猛攻》《突撃》といった全体強化呪文は一緒に入れたいところ。


【緑黒】


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黒緑もトークンデッキですが、こちらは白緑と違って苗木トークンを生贄に捧げてアドバンテージを得るデッキになります。


【赤白】


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赤白はオーラ、装備品をフィーチャーしたデッキ。ですがオーラ、装備品参照のカードが基本アンコモン以上にしかないので、狙って組むのは難しそう。


【赤黒・青緑】


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赤黒、青緑は・・何でしょう・・?パッと見た感じ特にシナジーなさそう。


なるべくデッキ内でシナジーができあがるようにカードを選択しましょう。




2.3 対戦相手からの干渉手段(スペル)を覚える。


全カードを覚えてプレリリースに臨むなんてとてもじゃないけど無理!ですが、最低限「コンバットトリック」「インスタント除去」「カウンター」は覚えておきましょう。自分のターンに相手にプレイされるカードの予測がたつと、ゲームをかなり有利に進めることができます。


以下にメモを載せますので、必ず「コスト」と「効果」をセットで覚えてください。


※全部覚えるのは大変なので、レアリティや効果で記載カードを絞っています。また「追加ドロー」など、盤面に影響のない効果の記載も省いてます。


【白】


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《不屈の意志》 1W  生物1体を+2/+2と破壊不能


《祝福の光》4W 生物かエンチャントを追放


《突撃》W 全生物+1/+1


《ギデオンの叱責》1W 攻撃orブロック生物に4点


【青】


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《混迷》2U 生物1体を-4/-0


《一瞬》1U 土地以外をバウンス


《中略》XU Xマナ支払わなければ打ち消し、追放


【黒】


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《ベルゼンロックの祝福》B 生物1体を+2/+1、伝説なら絆魂


《菌類感染》B 生物1体を-1/-1、1/1トークンを場に出す


《不純な捧げ物》1B 生物1体を-2/-2、キッカー(生物生贄)で代わりに-5/-5


【赤】


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《白熱の一撃》R 生物1体を+1/+0と先制攻撃


《放射稲妻》2R プレイヤーに3点、そのプレイヤーの各生物に1点ずつ


《猛り狂い》1R 生物1体を+3/+3とトランプル


【緑】


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《古えの憎しみ》1G 格闘。自生物が伝説なら+1/+1カウンターを置く。


《高木の武装》G 生物1体に+1/+1カウンターと到達


《成長の資質》1G 生物1体に+2/+2、キッカー(2)で代わりに+4+4


<チェックポイント>


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最注目は《不純な捧げ物》。黒と緑のトークン戦術にかみあっており、その効果は頭ひとつ抜けて強力です。《菌類感染》はブロック前にキャストして、修正をかけつつトークンでブロックする、なんて使い方もできそうですね。緑は《高木の武装》の「到達」付与に注意。全体的にコンバットトリックが豊富なので、相手が使えるマナがいくつあるか、そこからどれくらい修正がかかるかを可能な限り予測して対処しましょう。




3.デッキ構築編


「さて、準備はできた!いざプレリ!パック開封!!」となっても、いざカードを剥いたって一体どう組めばいいかわからん!という人のためにある程度の指標を書いておきます。



3.1 何をどれくらい入れる?


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3.1.1 カードタイプごとの枚数割合


カードの配分は、土地17枚、クリーチャー15~16枚、その他呪文7~8枚が良いと言われています。ただしあまり枠にはまらずに構築しましょう。《治癒の恩寵》を入れるくらいならクリーチャーを入れたほうがいいですし、逆にクリーチャーの数合わせに《もの悲しい詩人》を入れるのはやめましょう。


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2色でデッキを組む場合は、色ごとのカード枚数を見て土地の配分を決めましょう。メインカラーの土地9枚+サブカラーの土地8枚で基本OKです。色ごとの枚数に極端に偏りがある場合、またはダブルシンボルのカードが多い場合は10枚+7枚にすることも検討します。



3.1.2 マナカーブ


マナコストごとのクリーチャー枚数のざっくりした指標(いわゆるマナカーブ)は以下の通りです。


2マナ:3~4枚
3マナ:5~6枚
4マナ:3~4枚
5マナ:2~3枚
6マナ以上:1~2枚


コツは、あまり軽いクリーチャーを入れすぎないことです。
1マナ域でデッキに入りそうなのは、実質4マナ換算の《要塞の聴罪司祭》と、システムクリーチャーである《ラノワールのエルフ》のみです。2マナ域に関しても、多少枚数が減ったとしても《ヴォーデイリアの秘儀術師》のような、対戦中にその能力がどれほど勝敗に寄与するかもわからない、マナレシオの低いクリーチャーを入れるぐらいなら、3マナ以降のカードとの入れ替えを検討しましょう。


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3.2 使用する色の選択


デッキに使うカードの色は、


◆出た強力なレアが使える


◆カード枚数が足りる


 上記の条件を満たした2色を選択してください。


ただし、この2点が相反する場合もあります。その場合は基本的に「カード枚数が足りる」方を優先してください。(せっかくのプレリリースなんで「好きなレア使ってエンジョイ構築!」でももちろんOKです!)


3.2 タッチカラー、多色化


よく上手なプレイヤーはたくさん色をつかってデッキ構築していますが、配分が難しいので基本的には真似しなくてよいです。基本2色で組みましょう。特に『ドミナリア』は別の色マナを出すようなカード(マナサポート)が極端に少ないです。《航海士のコンパス》はデッキに入れたくない。


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もし、どーしても使いたいカードがあって3色目をタッチしたい!という場合は、下のルールを守って構築してください。


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◆タッチした色のカードは、多くても2~3枚程度におさえる。


◆「除去」か「ゲームを決める強さのあるカード」を入れる。


◆足したカード枚数+1枚分、追加した色のマナが出るカードを入れる。


◆たとえ強くてもダブルシンボル以上のカードは足さない


◆4ターン目以降に出して威力を発揮するカードを入れる。(賞味期限の短い2マナのクリーチャーを追加しても絶対2ターン目にでません!)



3.3 カード選択


◆除去を入れる


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相手の強力なクリーチャーに干渉する大事な呪文です。《臓腑抜き》はもちろん、《氷結》や《氷の干渉器》なんかも、クリーチャーを無力化する擬似的な除去の役割を果たします。


◆勝ち手段を入れる
「2.2.1 使えるクリーチャーを見極める」で触れたとおり、「ドミナリア」のクリーチャーは全体的にサイズが横並びで、序盤からマウントを取るような強力なものもいません。ただクリーチャーを出していくだけだと、お互いに並べあっていずれは盤面が固まってしまうことが想定されますので、その状況を打破する「これ」といった勝ち手段が必要になります。


強力なレアが引けていればそれで一番・・ですが、他にわかりやすいのは「回避能力」持ちクリーチャーです。飛行は大正義なので全部いれます。《秘宝を追う者》もあてはまりますが、能動的に能力起動ができないのでこれのみで勝ち切るのは難しそうです。《冷水カミツキガメ》と《秘儀での飛行》のコンボは冗談のようですが、エンチャントを対処できない色相手だと、完成すれば勝ちに直結します。

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また、おすすめなのが装備品、特に《馬上槍》です。「先制攻撃」は相手のブロックを途端に難しくし、攻撃を通しやすくします。槍をかついだ1/1の苗木トークンですら驚異になりえます。


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◆1枚で2枚以上の働きをするカードをいれる


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リミテッドはカード交換の繰り返しです。《予言》《魂回収》といったカードでアドバンテージを得て、対戦相手と差をつけましょう。


◆弱いカードを入れない


当たり前のことなんですが、これがなかなか難しいです。弱いカードとはつまり、


・マナレシオの低いカード


 「2.2.1 使えるクリーチャーを見極める」参照


・デッキ内でシナジーの薄いカード


 「2.2.2 「色の組み合わせごとのテーマ」を探る」参照


・カード1枚以下の役割しかしないカード


 《治癒の恩寵》《航海士のコンパス》は入れない(繰り返し)


といったものです。



3.4 「ドミナリア」環境での構築の注意点


「伝説のソーサリー」を引き当てた場合、一緒に入れる伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーの枚数に注意。最低でも3枚は入れたいところです。


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「歴史的な呪文を唱えるたび」に誘発する能力をもったカードを有効活用するために、デッキに入れる「歴史的」なカードの枚数に注意しましょう。例えばコモンでかつ装備品である《小剣》や《馬上槍》あたりはかなり使いやすそう。


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◆プレイできるマナ域が可変で序盤でも終盤でも有効利用できるため、キッカー・コストをもつカードは優秀であることが多い。積極的に採用しましょう。


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4.プレイ編


構築が終わったらあとは遊ぶだけ!普段のマジックと変わりませんが、自分も対戦相手もプレイするカードは見たこと無いものばかりです。テキストはしっかりチェックしましょう。


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特にプレリリース段階ではソーサリーとインスタントを間違えてしまうことが非常に多いです。「除去を構えてたらソーサリーだった!負け!!」なんてことがないように、手札にあるときもしっかり確認しましょう。相手がプレイしたカードについても同様です。


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また、新メカニズムの取扱いも改めて注意が必要です。「英雄譚」を使う場合はデッキの上にサイコロを置いて目印にすると毎ターンの誘発を忘れにくいかもしれません。(サイコロどかしてカード引いて、誘発忘れないように。。)また、「歴史的」なカードにはアーティファクトも含まれます。「歴史的な呪文を唱えるたび」に誘発する能力の誘発忘れもないように気をつけましょう。




5.プレリリースに参加しよう!


以上で、ドミナリアプレリリース準備記事はおしまいです。


今夜の貴方の勝利に少しでもお役に立てれば幸いです。


勿論、BIG MAGIC各店でもプレリリース開催予定です。


奮ってご参加ください!!(店舗によっては予約などが必要な場合があります。前もって確認しておくとよいでしょう)

BIG MAGIC各店のプレリリース情報はこちら


 


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