こんばんは。先日プロツアーに出たのでそのことでもちょっと書こうと思います。
正直今から考えながら書くので、もしかしたらダイアリーノート(※MTGプレイヤーが多いブログ)に殴り書きするくらいのクオリティになってしまうかもしれませんが、そこは編集の力でなんとかなるでしょう(編:試してくるな...)。
それでは、出発まで・前日・プロツアー当日と段階ごとに書いていくとしましょう。
出発までの調整・感想
『イクサランの相克』が発売され、新環境になってから現地へ飛ぶまでの間に行った調整と、その際に思ったことを書いていきます。
・モダン
PT前日までにエルドラージトロンと緑単トロンを各2回、MOリーグで使ってどちらも5-0、3-2の合計8-2。
その後出発までの1時間で2試合だけ緑単トロンを使ったら一瞬で0-2したので(という表向きの理由のほかにあらかじめ組んでたのがエルドラージだったので組み替えるのが面倒くさいため)、ややエルドラージの気分。
・ドラフト
今回関西の権利持ちが4人しかいない上に、レインボーこと藤村和晃さんが直前グランプリであるロンドンに行ってて、となるとFinal Last Samuraiのローリー(藤田剛史)さん、玉田遼一さん、僕しか身近にいない状況。3人が3人とも「自分からはやらないけど部屋に閉じ込められてやれって言われたらやるタイプ」だったので、一回も集合することがありませんでした。
玉ちゃんはTeam Cygamesの合宿に行ったものの、結局僕とローリーさんはリアルのドラフトを1回もすることなく本番に。
悪あがきで日曜日、お店にドラフトの大会出に行ったら僕含め2人しかいなくて...非開催でした。
仕方ないのでMOでドラフト練習をしていたものの、リーグドラフトにて絶賛13連続ノープライズ中。
20回くらいリーグしたけど3-0が1回、2-1が2回。これだけ負けてるにもかかわらず「本番ではどうせ2-1、2-1の4-2」と予想。
困った時は頭の中を常にお花畑にしておけば辛くならない。
プロツアー前日
家を出てから約24時間でビルバオに到着。
今回はFinal Last Samuraiの人たちと同じホテルをとってもらったので、有難いことにフリープレイの相手がいっぱいいます。
早速何のデッキで出ようか迷っている玉田さんと僕の手持ちのエルドラージトロンでフリープレイをすると、マルドゥパイロマンサー、ジェスカイ、エルフ、トロン、そして不利なはずの親和のすべてに勝ち越すという謎の事態に。
あまりにボコボコにしすぎたせいで玉ちゃんは「そのデッキ強すぎ!誰かエルドラージトロン、デッキごと貸して!」って言ってました(笑)
木曜日に会場について参加受付を終え、バイヤーブースを覗いてお土産を買ってトーナメントエリアに戻ると...会場のいたるところでドラフトをしています。一緒に来たFinal Last Samuraiのメンバーも楽しそうにドラフトをしています。
...は、はぶられたー!!!!!!!!!!!!
まぁ僕が何も言わずふらふらしてたので別にはぶられたわけじゃないんですけど、むしろ参加よりみんなのピックが見たかったのでそのまま張り付いて後ろから各プレイヤーのピックを見て勉強してました。上手い人のピックは見ていて参考になるので見得。
宿に帰ってちょっとモダンして、この日は就寝。
プロツアー初日
・ドラフトラウンド
約2年ぶりのプロツアーです。前回出場は『戦乱のゼンディカー』になります。
さて、問題のドラフトラウンド開始。大事な初手は《凶兆艦隊の首折り》でした。コモンを取らずに済んだことは上出来。
そこから2手目に軍団の副官が流れてきて、マルドゥ海賊吸血鬼になってしまうのかと思うと胸が熱くなりましたが、ふっつーに白黒吸血鬼になりました。
結果は2-0から、最後の3ラウンド目。青黒相手に3本目までもつれ込み、しかも残りライブラリー0枚まで行ったのですが、きっちりライフを削られ負けて2-1。
2戦目にそのデッキに負けた三原槙仁さん曰く「(相手のデッキ)レアと除去しか入ってないから。君のデッキじゃ勝ち目なさそうだね。お疲れ。」
その言葉通り《不滅の太陽》《夢呼びのセイレーン》2枚《渇望の時》2枚と強いカード入りまくってる上に青を独占してたらしく、やりたい放題でした。
なお敗因は2ラウンド終了後に市〇ユ〇キが「このデッキむっちゃまわる!!!勝ってまう!!!」とか言って僕のデッキを気持ちよく回してたので運気が下がり、1本目7ターン目くらいまで沼3しか引かず手札が7枚白くなって一瞬で投了したせいだと思っています。
・モダンラウンド
結局デッキを改造するのもめんどうだったので、当初の予定通りエルドラージトロンで。
※画像をクリックすると、MOで使用できるテキストデータをダウンロードできます。
青単リビングエンド、無限中隊、5色人間に勝ち。
トロン絶対倒すマンデッキの赤青《窯の悪鬼》、Paul Rietzlの赤青マッドキャップに負け3-2。
Rietzlとの2本目は《難題の予見者》で手札に《向こう見ずな実験》あるのを確認していたので《墓掘りの檻》で封じていたのですが、数ターン後に《謎めいた命令》で「バウンスとドロー」って言われて檻が戻ってきて《白金の帝像》が出てくるけどどうしようってなってたんですが...なぜか向こう見ずを撃たれず、そのまま普通に勝って「???」ってなってたんですが、ゲーム後のシャッフル中に「帝像2枚しか入ってないんやけど2枚引いてもうて打てへんかったw」って流暢な関西弁で種明かししてくれました(編:嘘つけや!滑らかすぎるやろ!)。
尚3本目、土地が2枚で止まってしまい、相手も3枚でとまっていたものの、ヤンパイ、瞬唱、瞬唱、瞬唱って動いてきてあっさり敗北してしまいました。
というわけで初日は5-3。ドラフト4-2、構築7-3の11-5が目標なので2日目の相手が強くなることを考えると6-2はしたいところでしたが、まぁ終わってしまったものは仕方ない。
プロツアー2日目
・ドラフトラウンド
2ndドラフト開始。
本日の初手は《帆凧の海賊》か《セイレーンの略奪者》の2択。
困った時はレアリティが高い方という教えの元、セイレーンに。
上家は前年度のドラフトマスター、Martin Juza。《マーフォークの霧縛り》を流してくれたものの、これを素直に信じていいのかわからず途中青緑土地を流しながら黒いカードを取ったりしつつも、出来上がったのは結局青緑マーフォークに。
《垂直落下》以外引いたら負けやん!って場面でなんとかトップデッキしたりして2-0したあと、最終戦はMartin Juza。
《財力ある船乗り》や《煌めく障壁》を複数枚並べ序盤を凌ぐ多色コントロールに、こちらの《金林の追跡者》や《霧まといの川守り》や飛行の人達が相性が良く、除去を《潜水》でかわし無事に3-0でした。
ここまで8-3。目標としている11-5まであと3勝。4-0すればなんとトップ8すら見えてきます。
・構築ラウンド
プロツアー『アモンケット』優勝者でトップ8にも残ったGerry Thompson、同じくプロツアー王者Alexander Hayne、W杯王者Simon Nielsenに負けて2-3。
さすがにこのラインになると対戦相手が強くなってきます...
全員にメインボードはとったのですが、サイドの仕方が下手くそ過ぎた罰があたったのかもしれませんが、2本目3本目はとにかくダブマリ、トリマリ連発でデッキが冷えっ冷えでした。
今回のプロツアーで思ったことは、ここで名前を挙げたトッププロの面々もそうですが、有名な人は勝敗に関わらずプレイ態度がすごく紳士的で、僕がトップデッキをして1本とっても「うーん引かれちゃったか―。2本目頑張るよ」みたいな感じで、対戦している僕も負けた時は悔しかったけど久しぶりに楽しくマジックしました。
結果はドラフト5-1の構築5-5で10-6でした。
あと一歩というところで次回の権利が取れず残念。まぁ月並みな後悔ですが、もうちょっとモダンを練習しておけば良かったなぁと。結局レシピも1ケ月くらい前のやつから変えようともしなかったし、そもそも練習時間がドラフトに比べて圧倒的に少なかったので、トロンという性質上プレイはあまり難しくないにしてもサイドチェンジは練習不足でさっぱりわかりませんでした(笑)
帰りの飛行機でもしかしてあのマッチにこのカード不要だったかなと色々思ったりもしましたが後の祭り。
次回のRPTQの権利すらありませんが、せっかくPP6点取ったのでどこかのGPでも遠征してブロンズレベルでも狙えればいいなと思います。
三国志大戦しかしてなかった玉ちゃんと、LOLに忙しいローリーさんと、そしてポケモンGOに夢中になっていた僕での調整会は実現することがなかったので...次のプロツアーではみんなで練習して、関西の人が勝ってくれればいいなぁと思います。
それでは次回はまち式ドラフト攻略 落ちこぼれの僕がいかにして勝利を手にしたか~成功者に学ぶ30の法則~ に続きます。
(編:ほんまにやるんかやらんのか曖昧なボケやめろ!)
(はまち:ボケじゃないから!書くから!)
(りゅうじ:ここで会話しないでください。)
構築はこれを読んでおけばなんとかなります。