《月の帳の執政》、《神の乱》、《狩りに出るビビアン》 in スタンダード ~ デッキリスト探検隊 第82回

こんにちは。「オリジナルデッキを見つけて紹介する」デッキリスト探検隊、第82回です。


「目が覚めるようなデッキリストを見たい、というかあわよくば自分のデッキをみんなに知らしめたい


と思っているデッキビルダーのみなさまの要望にお応えし、今日もデッキリストを紹介していきます。


オリジナリティがあるだけのデッキリストは誰にでも作れます。しかしながらそれで勝つのは至難の業。


だからこそ、オリジナリティを持ち、ある程度の成績を残したデッキリストには大きな価値があるのです。


デッキリストにはビルダーの個性が光ります。


唯一無二、この世に一つしかないオリジナルデッキたち。


そんな「デッキビルダーの作品」を今日も紹介していきます!


 


 


月の帳の執政》で6枚ドロー!


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Designed by GabingGoblin in Magic Online



ジャンド、もとい土建組一家のデッキです。
新規カードとして目立つのは《土建組一家の魔除け》ですね。


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生け贄強要、衝動的ドロー×3、墓地追放と場面を選ばず活躍できるセットになっている、非常に優秀なインスタントです。
どう使っても強いと思いますが、このデッキの場合は衝動的3ドローを6ドローにしたいという意志のもとに組まれたような気がします。


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《月の帳の執政》がいる状態で《土建組一家の魔除け》を唱えれば、3ドロー+衝動的3ドローで合計6枚分のドローが実現。この枚数のドローができたら気持ちいいですよね。
ちょっとしたコンボとして考えるとマナカーブがいびつで評価しにくいと思いますが、《月の帳の執政》も《土建組一家の魔除け》も汎用性が高めなので、単体で戦えることが強みです。


このほかのパーツには、血・トークンを扱うカードが多数投入されています。


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これらが本領を発揮するのはサイドチェンジ後のようです。


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赤黒サクリファイス系のパーツがサイドボードに用意されています。対戦相手が除去で止めようと狙ってくるであろう《月の帳の執政》を、除去の効きにくいアドバンテージエンジンに入れ替えるという考えでしょうか。


いずれにせよ、多色呪文が増えたことで《月の帳の執政》の可能性が広がったように思います。
新たなデッキで姿を見せてくれるかもしれませんね。


 


 
5色英雄譚《神の乱


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Designed by AlarmObot in Magic Online



ついに《神の乱》を使うデッキが現れました!


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5色含む6マナの英雄譚。第Ⅰ章でパーマネントを追放。第Ⅱ章でパーマネントバウンス&ディスカード強要。第Ⅲ章で6/6のフィニッシャーが生まれます。
クリーチャーとして扱おうとすると動き出しが非常に遅く、必然的に「除去呪文にオマケでクリーチャーがついてくる」くらいの感覚で扱うことになります。結果としてコントロール寄りの構築となるでしょう。


では、そのコントロール寄りの構築がどんなものかというと......


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マナ加速を中心としたランプ戦略をとるようです。
急使の手提げ鞄》は全ての能力が噛み合っていて素晴らしい一枚。これと3色土地が5色デッキの構築を可能にしたのでしょう。
《急使の手提げ鞄》→《古き神々への拘束》で序盤を凌ぎ、増えたマナから《霜と火の戦い》や《神の乱》で対戦相手の展開を抑え込むデッキが出来上がりました。


当然のことながら、マナランプ戦略にふさわしく、《産業のタイタン》のような優秀な高マナ域も大量に搭載されています。
豪快に対戦相手を吹き飛ばしたい人におすすめのデッキですね。


5色デッキはサイドボードの選択肢も豊富です。


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環境に存在するカードすべてが選択肢になることこそ、5色デッキの魅力だと個人的に思います。
もちろん、出しやすい色には偏りがあります。このデッキリストでは白が出しにくいようなので、白いカードの採用枚数は控えめです。
ですが、仮に白いカードが必要になったのであれば、土地のバランスとメインデッキのカードを調整することで、デッキコンセプトを損なわずチューンナップが可能です。
5色デッキは調整のし甲斐がありますので、ぜひ手に取ってみてください。


 


 
青緑《狩りに出るビビアン


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Designed by Yoshida Minoru



《狩りに出るビビアン》を中心にしたクリーチャー・コントロールデッキです。
《狩りに出るビビアン》は蘇った《出産の殻》とも呼べる一枚ですが、《出産の殻》が蘇るのはいったい何度目だろう。(《英雄たちの送り火》とか《奇怪な具現》とか《オズワルド・フィドルベンダー》とか......)


さて、数ある《出産の殻》亜種の中でも、能力自体は最も元祖に近い《狩りに出るビビアン》。
マナコスト以外には縛りがなく、デッキ構築に幅を出すことができるようになっています。


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マナ・クリーチャーから大型クリーチャーへ繋いでゆく、このコンセプトが受け継がれています。
一方でキーカードのマナコストは6と重く、再序盤は純粋なマナランプとしてふるまうことになるでしょう。最速で《狩りに出るビビアン》をプレイし、勝負をしかけるのが理想です。


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ひとたび《狩りに出るビビアン》が着地すれば、あとは多彩なクリーチャーたちで押しつぶすのみ。
特に《星界の大蛇、コーマ》は一枚でゲームを決める力を秘めているので、ゲームの終着点として狙いたいところです。
《マインド・フレイヤー》は《狩りに出るビビアン》との補完性が高く、奪ったクリーチャーを大型クリーチャーに変換できます。青緑というカラーリングだとどうしてもクリーチャー対策が薄くなりがちなので、その補完という意味でもありがたい一枚です。


本デッキリストでは青緑だけで構築されています。これはデッキの安定性を優先したからでしょうか。最初の2ターン目までにタップインする土地がわずか5枚(裏面が土地のクリーチャーは除く)と、スムーズなアンタップインができるように気を遣っているように見えます。
これは4ターン目の《狩りに出るビビアン》プレイの確率を上げるためでしょう。色を増やせば選択肢が増えますが、現段階では安定感のほうが重要なのですね。
サーチカードは選択肢が増えるほどできることが増えて対策されにくくなるので、これから3色以上の《狩りに出るビビアン》デッキが生まれてくる可能性もあると思います。




以上、デッキリスト探検隊でした。


昨今、自分のデッキを記事にする人も増えてきました。そういった発信も良い流れだと思いますが、デッキビルダーたるもの、自分のデッキが他人の記事に掲載されることこそ本懐。


あなたの作ったデッキを紹介できる日を楽しみにしています。


 


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