赤白ブリンク、無色トロン、テゼレッター in モダン ~ デッキリスト探検隊 第70回

こんにちは。「オリジナルデッキを見つけて紹介する」デッキリスト探検隊、第70回です。


「目が覚めるようなデッキリストを見たい、というかあわよくば自分のデッキをみんなに知らしめたい


と思っているデッキビルダーのみなさまの要望にお応えし、今日もデッキリストを紹介していきます。


オリジナリティがあるだけのデッキリストは誰にでも作れます。しかしながらそれで勝つのは至難の業。


だからこそ、オリジナリティを持ち、ある程度の成績を残したデッキリストには大きな価値があるのです。


デッキリストにはビルダーの個性が光ります。


唯一無二、この世に一つしかないオリジナルデッキたち。


そんな「デッキビルダーの作品」を今日も紹介していきます!


 


 


赤白ブリンク


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Designed by penach010 in Magic Online


 


一見すると《鏡割りのキキジキ》コンボが目を惹きますが、デッキの主役は別にいるようです。


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掲げられたのは《激情》と《孤独》の二枚看板。
これらのインカーネーションを活用するデッキでは、白黒で《儚い存在》《マラキールの再誕》を使うものがポピュラーです。一方、このデッキでは......


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儚い存在》に加え、帰寂からの帰還がその役目を担っています。
もちろん小回りという意味では《マラキールの再誕》に軍配が上がります。必要なマナが半分で済み、しかも土地としてプレイもできる。では《帰寂からの帰還》はどのような点で優れているのでしょうか?


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何よりも「クリーチャー以外のパーマネント」を戦場に戻せる点が最大の利点でしょう。
乾燥台地》を始めとしたフェッチランドに加え、勝手に墓地に落ちる英雄譚も非常に相性が良いですね。
そして、《マラキールの再誕》と違って場に戻せるパーマネントは2枚まで。
スカルドの決戦》が墓地に落ちた後、《激情》を想起で唱え、そのまま《帰寂からの帰還》......なんて理想的ですね。


また、色が《儚い存在》と共通しているのも見逃せません。
白黒で組む必要がなくなったため、本デッキリストでは赤を利用しています。
能動的かつ状況を選ばず動ける方が《帰寂からの帰還》を使いやすくなるため、《忍耐》の緑でも《緻密》の青でもなく、《激情》の赤を選んだのでしょう。


そして、色を赤に選んだからこそ......


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《鏡割りのキキジキ》とそのコンボを入れることができた、というわけです。
《鏡割りのキキジキ》自体が《激情》《孤独》と相性が良いですし、コンボ役の《修復の天使》《守護フェリダー》も同様のシナジーを発揮します。
これらは《帝国の徴募兵》でサーチもできますし、ブリンク戦略とも噛みあっています。白黒のままではたどり着けなかった構築ですね。


強力なアドバンテージ源である《イーオスのレインジャー長》もまたブリンク戦略と相性が良く、加えてコンボに入る前の安全確保もこなしてくれます。


色を変えたことで、新たな可能性がざくざくと発掘されたようです、


 


 


無色トロン


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Designed by susurrus_mtg in Magic Online


 


》がないから緑トロンではない。じゃあ《》が入っているから青トロンか。
......いや、よく見ると青いカードが1枚も入っていませんね。


エルドラージトロンのような無色系トロンデッキはこれまでにもありましたが、本デッキはそれとも一線を画す無色トロンです。
《島》はどうも《呪文滑り》のコストの支払いに充てるためだけに入ってるようですね。


有色トロンでもなくエルドラージトロンでもない構築の魅力として挙げられるのは、まずは無色土地の充実でしょうか。


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《エルドラージの寺院》などに割いていた枠を、他の強力な土地に入れ替えることができました。
ウルザの物語》4枚、《発明博覧会》3枚となったことにより、サーチ能力はトロン系デッキの中でも随一でしょう。
特に《ウルザの物語》ではクロックの補強もできますので、それが無色トロンの強みのひとつと言えるように思えます。おそらく簡単に5/5以上のトークンを生み出せるはずです。
次は、その《ウルザの物語》から飛び出てくるアーティファクトを見てみましょう。


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濁浪の執政》を始めとして何かと墓地利用の多い現環境、《大祖始の遺産》を無理なく使えるのは大きな利点。
各種のプレインズウォーカーに刺さる《真髄の針》も重宝するでしょう。
コントロール系デッキが相手なら、《溶接の壺》で《ウルザの物語》から出てきたトークンを守ることもできます。
状況によっては《不死の霊薬》も活躍するでしょう。


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さて、それ以外のアーティファクトはどうでしょうか。《罠の橋》も《虚空の杯》も相手によっては完封レベルの制圧力を見せてくれるカードです。
これらを揃え、《ウルザの物語》から《溶接の壺》をサーチし、盤石にしてやりましょう。


《ウルザの物語》を使う時に考えられるもうひとつの利点に、《虚空の杯》との共存も挙げられるかもしれません。
エルドラージトロンもそうですが、無色系のデッキは妨害が弱く、《虚空の杯》が重要になることが多いです。
ですが、《虚空の杯》をX=1で唱えてしまうと、1マナの妨害アーティファクトを唱えることができなくなります。
《ウルザの物語》によりそれらを直接戦場に出してしまうことで、妨害能力をそのまま高めてしまう......そういう意図があるようにも思えます。


《罠の橋》《虚空の杯》と強力なロックカードが見えてきたところで、そろそろデッキの目指す勝利のルートが見えてきましたね。


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大いなる創造者、カーン》から《瓶詰めの回廊》をサーチし、《罠の橋》と揃えることで攻撃を完封!
自分のターンだけ《ウルザの物語》から出したトークンで殴れます。インチキみたいなワンサイドロックの完成です。
これを《溶接の壺》でガッチガチに固めてやろうというのですから、あんまり友人にやってしまうと嫌われるかもしれません。よく見たらサイドボードに4枚目の《溶接の壺》あるし。
なんなら《倦怠の宝珠》とか《魔女封じの宝珠》とか《取り憑かれた扉》とかもあるので、友達に合わせたワンサイドロックまでできちゃいます。嫌われないギリギリのラインを見極めて完封してやるプレイスキルが求められていますね。


その他、《神秘の炉》という超強力なアドバンテージエンジンもありますし、色もエルドラージも切り捨てながら、いや切り捨てたからこそ、新たな戦力を得た印象を受けました。


 


 
テゼレッター


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Designed by Akazaki Daigo


 


いまなお根強い人気を誇っているようです。《ボーラスの工作員、テゼレット》。
スタンダードにいた時代から、「デッキ構築に大きな制限を設けるからこそ使えるパワーカード」感があって、使ってる人は格好良いなと考えていたのを覚えています。
予言のプリズム》とか《胆液の水源》みたいな弱いカードを巧みに操る感じがね、格好良いなって思ってました。


さて、環境が進みに進んだ今のモダンで弱いカードを使う暇はありません。テゼレッターが遂げた進化を見ていきましょう。


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やはりここでも現れる《ウルザの物語》。そろそろおじさんの語りは聞き飽きた感ありますよ。
もともとアーティファクトを多用するデッキなので弱い要素はないでしょう。《大祖始の遺産》。《真髄の針》。《仕組まれた爆薬》。《上天の呪文爆弾》。それから《影槍》。対応力は知っての通りです。
あと、出てくるトークンを《ボーラスの工作員、テゼレット》の[ -2 ]能力で5/5にしてやるとなんかめちゃくちゃデカいスーパーロボットが完成しますね。


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以前より加入していたカードではありますが、《弱者の剣》コンボを揃えやすくなったという点では挙げないわけにはいきません。
場に戻したいアーティファクトがないのならとりあえず《ミシュラのガラクタ》を戻せばOK。さながら《夢の巣のルールス》のようですね。


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地味ながらも個人的にデッキパワーを底上げしたのではないかと思うのが《虹色の終焉》です。
テゼレッターの弱点のひとつがデッキ速度です。他のデッキが1ターン目に《敏捷なこそ泥、ラガバン》を出してくるのに、テゼレッターは2ターン目《威圧のタリスマン》から3ターン目《ボーラスの工作員、テゼレット》という、数世代前のモダンでやってそうな動きを基本としています。
デッキ速度が遅い以上、コントロールする側に回る必要があるわけで、そういう意味で《虹色の終焉》の加入は大きな進化と言えるのではないでしょうか。
流刑への道》では相手との速度の差が増すばかりですからね。


ちなみに青黒ではなく白青のタリスマンに変えれば、2ターン目にタリスマンを置きつつ《虹色の終焉》を撃てますが、《致命的な一押し》を撃てなくなります。白黒のタリスマンに変えればどちらも撃てるものの、今度は《発明品の唸り》を撃ちにくくなります。


どのタリスマンが良いかは環境にもよると思うので、最適な一枚を探し続ける必要がありそうです。




以上、デッキリスト探検隊でした。


昨今、自分のデッキを記事にする人も増えてきました。そういった発信も良い流れだと思いますが、デッキビルダーたるもの、自分のデッキが他人の記事に掲載されることこそ本懐。


あなたの作ったデッキを紹介できる日を楽しみにしています。


 


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