モダン特集! 集合妖術、ドレイク、狩り立てバーン ~ デッキリスト探検隊 第3回 ~

By Riku Imaizumi


こんにちは。「オリジナルデッキを見つけて紹介する」デッキリスト探検隊、第3回です。


面白いデッキリストを見る機会が減ってきた昨今、


「目が覚めるようなデッキリストを見たい、あわよくば自分のデッキをみんなに知らしめたい


と思っているデッキビルダーのみなさまの要望にお応えし、今日もデッキリストを紹介していきます。


オリジナリティがあるだけのデッキリストは誰にでも作れます。しかしながらそれで勝つのは至難の業。
だからこそ、オリジナリティを持ち、ある程度の成績を残したデッキリストには大きな価値があるのです。


デッキリストにはビルダーの個性が光ります。
唯一無二、この世に一つしかないオリジナルデッキたち。
そんな「デッキビルダーの作品」を今日も紹介していきます!


今回ご紹介するデッキリストは3つともモダン環境のものです。



集合したソーサリー
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Designed by PetyrBaelish from Magic Online


筆者には、『モダンホライゾン』カードプレビューの最中に目を引かれたカードがあります。


集合妖術.jpg


集合妖術


「スペル版の《集合した中隊》じゃん!」と心躍ったのもつかの間、「......で、何を集合させるんだ?」と踊り始めた心が一瞬で冷めたのを良く覚えています。
「そもそもソーサリーって唱え終わったら墓地いくじゃん。集合して一秒でいなくなるじゃん。解散する中隊じゃん」なんて失礼なことまで考えてました。


しかし、デッキビルダーならそんなカードの使い道もしっかりと見出します。


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『時のらせん』のマナ・コストをもたない待機呪文と組み合わせると、なるほど確かに高効率。
これらはどれもコスト・パフォーマンスが非常に高いです。わかりやすいよう、同じ効果を持った呪文を挙げてみましょう。


・《均衡の復元》=《天秤
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・《祖先の幻視》=《集中
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・《衝撃の足音》=《暴走するサイ》2枚分
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《天秤》は強力すぎて禁止となった経緯を持つカードですし、《集中》や《暴走するサイ》もレア度が低いという違いがあるので、単純比較が正しいとは言えません。しかし、基本的にこれだけのマナを費やさなければ得られない能力を秘めたカードであることは間違いないでしょう。


例えば、《集合妖術》から《祖先の幻視》と《衝撃の足音》を唱えることができたら、《集中》+《暴走するサイ》×2で合計14マナ分の呪文を唱えた計算になります(かなり乱暴な計算ですが)。


この発想を、このデッキでは【ガルガドン・バランス】というデッキと組み合わせています。
大いなるガルガドン》の能力で土地やクリーチャーを好きなだけ生贄にささげ、時間カウンターを残り1まで減らします。その後、《予言により》や《雷電支配》で《均衡の復元》をプレイすると、相手の場が壊滅。
もう一度土地を生贄に捧げると、無人の戦場を《大いなるガルガドン》が駆け抜ける、という戦略ですね。


もともと、待機呪文と相性の良いカードが出てきたことで、《均衡の復元》デッキは再構成が進んでいたところでしょう。
そこに《集合妖術》を合わせる発想は素晴らしいですね。


他にもマナ・コストをもたない待機呪文(《死せる生》や《命運の輪》)があるので、それらと一緒に使ってみるのもおもしろそうです。



イゼット・ドレイク in モダン


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Designed by h0lydiver from Magic Online


『ラヴニカの献身』発売後のスタンダード環境を飛び回っていた【イゼット・ドレイク】。しばらく見ないと思ったら、生息域をモダン環境に移したデッキが発見されました。


もともと《弾けるドレイク》は主に【イゼット・フェニックス】で使われていましたが、《奇怪なドレイク》の方は窯の悪鬼》デッキに居場所を見つけたようです。


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魔力変》から《血清の幻視》《手練》といったドロースペルを連鎖させ、《窯の悪鬼》や《奇怪なドレイク》のパワーを爆発的に引き上げたら、ティムールの激闘》で一撃必殺!
《ティムールの激闘》はなんと4枚フル投入されており、【グリクシス・シャドウ】あたりの他の《ティムールの激闘》採用デッキとは一撃にかける思いが全然違うことがわかります。


『モダンホライゾン』から《否定の力》というとても相性の良いカードも入手。サイドボードも合わせて合計4枚の採用です。
加えて《撹乱する群れ》の姿もあります。こちらは《否定の力》で対抗できないクリーチャー対策でしょうか。


焦熱島嶼域》もコンボの成立に一役買いそうですね。土地は17枚と切り詰められており、とにかく呪文の数を大切にしたいデッキでしょう。


手札破壊をたくさん使用するデッキとは相性が悪そうですが、そうしたデッキには《血染めの月》が効く場合も多いです。また、サイドボードに3枚も入っている《精神を刻む者、ジェイス》は、そうした相手にも効くセカンドプランと思われます。
それに、本当に手札破壊を防ぎたいのであれば、《神聖の力線》で無理矢理守ることだって可能です。広大なモダンのカードプールならば、【イゼット・ドレイク】はこれからも闘っていけるのではないでしょうか。


相性の良い速攻を与える呪文を採用できれば、思いもよらないところからゲームを決めることもできますし、これ以外にも【イゼット・ドレイク】の形は研究できるかもしれませんね!



狩り立てられたバーン


deckexplorer03 10.jpgDesigned by Tanida Yoshiyuki


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「狩り立てられた」サイクルは、最初のラヴニカに収録されたクリーチャーたち。共通して良好なマナ・レシオと優秀な能力を持ったクリーチャーたちですが、デメリットとして対戦相手にクリーチャーを与える能力を持ちます。


こちらのリストは、そんな能力を逆手に取って、相手を焼き尽くすデッキです。


まずはこの「呪い」を相手に与えます。


侵入者への呪い.jpg


次に対戦相手にクリーチャーを与えます。


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そうすると、「呪い」でダメージが入り、こちらがライフを得ます。
十分にクリーチャーを与えたら、本格的に相手を焼き尽くしに行きましょう。


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狩り立てられた幻》を一度場に出せば、ラクドスの魔除け》などの呪文で一気に5点のダメージを与えられるようになります。禁忌の果樹園》でもう何体か追加してやれば、ボロスの魔除け》も真っ青のダメージ効率になるかもしれません。


もちろん対戦相手にクリーチャーを与えるわけですから、こちらのライフを先に消し飛ばされてしまう可能性は残ります。そんなときに役に立つのがこのカード。


暗黒.jpg


今では《濃霧》《根の罠》を始めとして緑の役割のカードですが、はるか昔に黒のカードとして印刷された、戦闘ダメージを全てシャットアウトするインスタントです。
これを使って相手のキル・ターンをずらしながら、《交錯の混乱》の変性能力や《任務説明》を駆使して《ラクドスの魔除け》で焼き切りましょう。《狩り立てられた幻》でのアタックも優秀なダメージソースになります。


そして、サイドボードには《暴れ回るフェロキドン》の姿が!


フェロキドン.jpg


ライフゲインを封じるだけではなく、相手にクリーチャーを与える能力とも相性抜群です。


先に焼き切るか、それとも殴り切られるか。ヒリついたゲーム展開を好む人におすすめのオリジナルデッキです。





以上、デッキリスト探検隊でした。


昨今、自分のデッキを記事にする人も増えてきました。そういった発信も良い流れだと思いますが、デッキビルダーたるもの、自分のデッキが他人の記事に掲載されることこそ本懐。


あなたの作ったデッキを紹介できる日を楽しみにしています。




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