BIGs 朴高志のスタイリッシュ! 『一風変わったスタンダードデッキとジェイス入りモダン・レガシーデッキ』編

こんにちは!朴高志と申します。


いよいよ開催までひと月を切ったGP京都。
今回も、スタンダード、モダン、レガシーからデッキを紹介していきます。


それでは、早速本題に入っていきましょう!



まずはスタンダードの白黒コントロールから。


boku23 01.png※画像をクリックすると、MOで使用できるテキストデータをダウンロードできます。



《副陽の接近》をフィニッシャーにしたコントロールデッキですが、青白ではなく白黒です。
その理由として、環境の第一線で猛威を振るっている赤系アグロの存在があります。

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メインから《領事の権限》を入れ、《燻蒸》などの全体除去が間に合うように設計されています。
さらに、《残骸の漂着》《排斥》《ヴラスカの侮辱》と追放除去が多く、これなら《熱烈の神ハゾレト》や《再燃するフェニックス》を苦にせず戦う事が出来ます。

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また、《魔学コンパス》《宝物の地図》でアドバンテージを確保し事故も防止、《首謀者の収得》で《副陽の接近》でない勝ち手段の調達や対応力の増加など、随所に工夫が散りばめられています。
《首謀者の収得》のおかげでサイドボーディングもさほど難しそうではなく、使いやすさも光ります。


ビートダウンに対してはかなりの強さを発揮する反面、青系のコントロールに対してはやや苦戦を強いられるでしょう。
しかしそこは《強迫》などのサイドボードでこじ開ける事も出来ますし、アドバンテージ量では負けないので、簡単に負けてしまう事は無さそうです。






次はモダン、スケープシフトです。


boku23 07.jpg※画像をクリックすると、MOで使用できるテキストデータをダウンロードできます。


最近は赤緑の《原始のタイタン》型が多く、青緑赤の形はあまり見かけませんでした。
が、禁止改定で、このコントロールのように振る舞うタイプも復活。

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ベースはティムールカラーのコントロールで、そのフィニッシュ手段を土地コンボにしています。
《風景の変容》で《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》×2枚と6枚の山を同時に戦場へと出せば、合計36点ものダメージを飛ばす事が出来ます。
土地が1枚少なくても18点のダメージが出ますので、《稲妻》や相手のショックランドなどでライフが18点以下になっていれば7枚の土地と《風景の変容》でも勝つ事が出来ます。
この、コンボと言っておきながら実質1枚で勝てるカードのおかげで、デッキのスペースは結構広く、様々な強力カードが詰め込まれています。


中でも《精神を刻む者、ジェイス》はとびきり強く、今まで苦手だった《タルモゴイフ》などの火力で処理しにくく早いターンに出てくるクリーチャーに対しても回答として機能します。
忠誠度±0能力「ブレスト」も、土地サーチが多く入っていて頻繁にデッキをシャッフルするこのデッキとは相性が良く、引き過ぎてしまった《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》をデッキに戻したりなどの活躍もしてくれます。


早ければ4ターン目に勝てるデッキですが、そうするには動きの殆どを土地サーチに費やさなければならず、そのことから速攻デッキを苦手としています。
《精神を刻む者、ジェイス》や《謎めいた命令》があるとはいえ、やはり《タルモゴイフ》などの骨太クリーチャーに手札破壊を織り交ぜられて攻め込まれると苦しくなります。
また、メインボードは数で攻められるのも苦手としており、その場合もやはり手札破壊を併用すると効率良く攻め込めるでしょう。


露骨な対策カードとしては《血染めの月》《血染めの太陽》が挙げられます。

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《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》の能力さえ失わせてしまえばフィニッシュが難しくなりますし、3色デッキである都合上、色事故を起こす可能性も出てきます。
手札破壊はかなり効果的で、多くのコントロールと同じように、カードによって役割が分かれているので、自分のデッキが苦手なカードを手札破壊で抜いて戦えばかなり楽に試合を運べるでしょう。
軽いカウンターを使うという手もあります。
ただしその場合、《呪文貫き》のような相手にマナを要求するタイプのものは、中盤以降効きが悪くなります。
序盤に決めきるデッキなら、それでも効果は絶大なので、サイドに取っている場合は入れる事もあるでしょう。




レガシーはここ最近特に数を増しているこのデッキ。


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4Cレオヴォルド!
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《死儀礼のシャーマン》からスタートするゲーム展開から、一見BUGデルバーや4cデルバーとも見間違えやすいこのデッキ、しかしその先の動きはとても太く、アドバンテージを取りながら確実に対戦相手を粉砕していきます。
その強さの秘密は、何といっても多人数戦向けにデザインされておきながら、その代表格である「統率者戦」のルールで禁止カードになってしまった超問題児《トレストの使者、レオヴォルド》を筆頭に、強力なカードで固められている事です。
デルバー系のデッキがこようものなら《悪意の大梟》で足止めしつつ除去を連打し、コンボデッキ相手には《トーラックの賛歌》で手札を崩しつつ《意志の力》でしっかり守るという手堅い構成に、そのマナベースを支えつつ墓地利用を咎める《死儀礼のシャーマン》、相手の二の矢をへし折る《瞬唱の魔導士》など、盤石な布陣を敷いており、生半可な攻めを許さない構築になっています。
また、優秀なドローサポートと粘り強さに支えられているこのデッキは、多少重めのカードでもメインに積む事が許されるため、《精神を刻む者、ジェイス》などの強力なプレインズウォーカーを採用出来る点も明確な強みだと言えるでしょう。
《突然の衰微》《コラガンの命令》のおかげで盤面に邪魔な置物を置かれてもなんのその、殆どのデッキに対してメインボードから対抗出来るほどの力強さを備えています。


ただ、そんな完璧に見えるこのデッキにも、弱点はあります。
まず土地単デッキです。
そもそも土地単デッキというものが、クリーチャーデッキに対してすごく強いので当然と言えば当然なのですが、このデッキの場合、直接火力も乏しく《不毛の大地》も《もみ消し》も入っていないため、なおさらだと言えます。
余りに早すぎるデッキや、尖り切ったデッキに対しても試合を落としがちです。



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デルバー系の中ではURデルバーに対してはそれほど有利というわけでも無く、何とかクリーチャーの猛攻を凌ぎ切っても本体火力で押し込まれてしまう事が多くあります。
特に《発展の代価》は効きます。
《火炎破》もダメージ、テンポともに良く、脅威となります。
また、ドラゴンストンピィのような、余りに早くオーバーパワーなカードで攻め立てられると対応しきれない事も。
特に、先手1ターン目に《虚空の杯》X=1、2ターン目に《反逆の先導者、チャンドラ》と動かれようものなら、かなり厳しい戦いになるでしょう。
(そもそも、この動きに勝てるデッキは少ないですが・・・)
総じて、赤を軸にしたデッキを苦手とする傾向があります。


また、そういったデッキでなくとも、一貫した動きを取る事で崩しに行く事が出来ます。
早そうな手札なら、とにかくテンポ最優先で動き続ける、土地を締め上げれそうなら、とにかく土地と《死儀礼のシャーマン》を狙い続ける、などです。
このデッキのような対応するタイプのデッキは、いろいろな種類のカードを積んでいるため、一か所を集中して攻め続けられると支えられなくなって突破される事もあり得るのです。
4cレオヴォルド側の手札を上手く腐らせて戦う事が、勝利への一歩となるでしょう。






いかがだったでしょうか。


今回も、3つのフォーマットのデッキを紹介しましたが、少しでも皆様の参考になれば幸いです。




それでは、今回はこの辺で!



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