こんにちは!朴高志と申します。
今年も残すところ後僅か。
コロナの影響であまり大会に出れない年となりましたが、来年はグランプリ等が再開されると良いですね。
さて、今週も4フォーマットからデッキを紹介します。
それでは早速、本題に入っていきましょう!
まずはスタンダードから、緑単フード。
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《貪るトロールの王》を4枚入れているデッキ。
このデッキではほぼ不死身となる《貪るトロールの王》を軸に戦います。
マナレシオも抜群で、マナ加速から単純に《貪るトロールの王》が出て来るだけでかなり強いです。
それを《パンくずの道標》や《魔女のかまど》でサポート。
《意地悪な狼》は久々に見るカードですが、このデッキなら全盛期のような強さを実現出来ますね。
その他の部分は《グレートヘンジ》や《カザンドゥのマンモス》で固め、緑の優良カードが詰め込まれています。
殴り合いはかなり強く、クリーチャーデッキに対して有利に試合を進める事が出来るデッキとなっています。
次にパイオニアから、ナヤブリッツ!
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《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が支配する環境なので、速攻デッキは更なる速さを求める必要があります。
《実験体》《生皮収集家》からスタートし、《炎樹族の使者》《無謀な奇襲隊》の組み合わせで2ターン目とは思えない打点を実現するデッキ。
しかもクリーチャーが多く並ぶので、これを凌ぐのは至難の業。
詰めたライフを削り切るのは2マナ4点のカード達。
《ボロスの魔除け》は言わずと知れた最高の火力の一つ。
ダメージ効率に優れ、その上全体除去からクリーチャーを守るモードも付いていて、このカードの為に白を足していると言っても過言ではありません。
《ゴーア族の暴行者》は+4/+4という修正値とトランプル付与が相当に強い押し込み要員。
こちらも2マナで使えるので、土地が止まり気味でも頼もしいカードです。
また、サイドボードには《石の宣告》を採用。
白を入れる事で、大型クリーチャーを難なく処理出来るようになるのは明確なメリットだと言えそうです。
パイオニア最速争いに名乗りを上げたデッキ、ナヤブリッツ。
メインボードは特に強く、後手でも関係無く速度で圧倒出来る場合も多いでしょう。
モダンからは、ベルチャーコンボを紹介。
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裏面が土地であるカードの登場により成立したコンボデッキ。
このデッキは土地が無い(無いとは言っていない)デッキなので、《ゴブリンの放火砲》は起動出来れば一撃勝利。
そのサポートをするのが《小道の再交差》となります。
土地が捲れるまでデッキを捲るとありますが、当然土地は無いのでデッキ全てを捲る事になります。
その後の「残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。」の一文が重要。
これによって《ゴブリンの放火砲》を探せるのは勿論の事、状況に応じて《魂の再鍛》によるドローを狙う事も可能です。
マナ加速を大量に積み、レガシーに迫る速度を出す事も。
1ターン目にアンタップイン出来る土地や《猿人の指導霊》を組み合わせて2マナ出し、《捨て身の儀式》等を連打し4マナに届けば、《アイレンクラッグの妙技》で一気に7マナまでジャンプ出来ます。
後は《ゴブリンの放火砲》を出して起動すれば勝利。
このデッキはモダンでも珍しい、先手1キルが可能なのです。
勿論確率は余り高く無いので、《血染めの月》を多めに搭載し、まずは相手の動きを妨害する事も視野に入れています。
墓地を使わないスパイコンボのような感じもありますが、この墓地を使わないという所が重要。
相変わらず打ち消しには弱いものの、それだけで結構妨害されにくいコンボとなっています。
最後はレガシーから、青黒のコントロール気味デッキ。
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《秘密を掘り下げる者》を入れずに《不毛の大地》を4枚採用しているデッキ。
1ターン目から《もみ消し》によるフェッチランドの起動阻止を狙い、その後も《不毛の大地》によるマナ否定戦略を取る事で相手の動きを制限。
行動回数が減った相手からしたら、《悪意の大梟》や《厚かましい借り手》はいつもより数段厄介になります。
このデッキの特徴は、何といっても《暗黒の深部》コンボに対して異常なまでに強い事。
《もみ消し》《悪意の大梟》《厚かましい借り手》が全て4枚ずつ入っている上に、《意志の力》等の打ち消し、《不毛の大地》によるコンボパーツ破壊等、劇的に効く物ばかり。
今現在MOでは結構ターボデプスをはじめとした《暗黒の深部》コンボ系デッキに当たるので、それを考慮してのデッキ構成なのでしょう。
珍しいクリーチャーも入っています。
《天上の餌あさり》はカードを獲得しながら殴れる、優秀な飛行クリーチャー。
このようにクロックパーミッションとしての戦い方も残しているので、相手を縛った後はさっと殴り勝つ事が可能。
《船殻破り》は瞬速が偉いドロー妨害。
単純に強いカードで、相手がマナ否定戦略から逃れようとドロー呪文を使ったりする所に出て来るとそれだけでゲームが終わりかねない脅威となります。
《残忍な騎士》はプレインズウォーカーも破壊出来る出来事除去。
《取り除き》も入っており、《王冠泥棒、オーコ》を強く意識している事がうかがえます。
現在のメタゲームに合わせる形で構築されたデッキ。
2色なので事故も少なめで安定した動きを期待できます。
いかがだったでしょうか。
今回も4フォーマットからデッキを紹介しましたが、この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
それでは、今回はこの辺で。
良いお年を!