こんにちは!朴高志と申します。
禁止改定からしばらく経ち、ようやくメタゲームが落ち着いて来たかなという感じ。
とは言え、まだ新デッキ出現の可能性はありますので、デッキ構築が楽しい時期でもありますね。
さて、今週も4フォーマットからデッキを紹介します。
それでは早速、本題に入っていきましょう!
まずはスタンダードから、青赤のデッキを紹介!
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モダンで絶賛活躍中の青赤果敢ですが、スタンダードにも出現。
スタンダードには1マナの果敢クリーチャーが居ないので、2マナからスタートします。
その分《謎変化》を入れて、飛行クリーチャーを多めにしています。
これによって、相手の地上クリーチャーが強力であってもしっかりと殴って行けるようになっています。
飛行クリーチャー多めなので、この辺りのカードも優秀。
《翼ある言葉》《炎の一掃》はこのデッキだと最大限に強さを引き出す事が出来ますね。
特に《炎の一掃》は早いデッキに対して効くので、このデッキが苦手な横並びに対処出来る良いカード。
《覆いを割く者、ナーセット》は長期戦を見据えたカード。
勿論相手の飛行をブロックしやすいこのデッキなら、守る事も簡単です。
《弧光のフェニックス》は入れず、果敢アグロに特化した構成。
飛行とバウンスで上手い事ダメージレースを制して勝利を狙います。
次はパイオニアから、5色ドラゴン!
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5色と言えばニヴデッキですが、このデッキはドラゴン満載デッキ。
でっかいドラゴンをモリモリに詰め込んでいます。
《雷破の執政》は対戦相手がドラゴンを対象に取るとダメージを飛ばせる、低マナ域ドラゴンのエース。
サイズも優秀で、これを出してから各種ドラゴンを出すと結構圧が違います。
《龍王ドロモカ》《龍王アタルカ》はそれぞれ出せば勝ちだと言える相手が存在するような能力を備えています。
このデッキのゴールとも言えるドラゴンで、見た目通りのフィニッシャーです。
マナベースを支えるカードはこの辺り。
入っているカードが重いのだらけにも関わらず、土地20枚という狂気のデッキ構成ですが、《ウルヴェンワルド横断》と《霊気との調和》が合わせて6枚入っているので、3マナくらいには到達出来ます。
そうしたら次は《火の血脈、サルカン》《ドラゴンの財宝》で加速するという作戦。
それぞれドロー能力を持っているのも良いですね。
一見無謀なデッキ構成にも見えますが、マナサポートカードを多く積む等ちゃんと回るように工夫はされており、土地を削っているのでトップデッキ合戦に強く、フィニッシャーも多いので相手からしたらかなり危険なデッキとなっています。
モダンからは、白単信心コンボを紹介。
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メインから《神聖の力線》を4枚積んで、《ニクスの祭殿、ニクソス》によるマナ加速を狙っています。
ゲームスタート時に《神聖の力線》を2枚ばら撒ければ、《ニクスの祭殿、ニクソス》のマナ加速力は凄まじい物に。
他のデッキ構成は軽めに作られているので、どんどん信心が増えていきます。
そうやって出した大量のマナは、《見えざるものの熟達》で使って行きます。
お馴染みのコンボも搭載。
《歩行バリスタ》《太陽冠のヘリオッド》のコンボは、それぞれが単体だとマナを食う事もあって、《ニクスの祭殿、ニクソス》と相性抜群。
特に《歩行バリスタ》は貴重な除去枠。
そしてもう一つ、大量マナのゴールとなるのが《大修道士、エリシュ・ノーン》。
出せばクリーチャーデッキ相手に勝利宣言ともなり得るカードで、大体のモダンのクリーチャーデッキは機能不全に陥ります。
対クリーチャーデッキならかなりの強さを発揮出来そうな構成。
《神聖の力線》で手札破壊からコンボを守れるのも良いですね。
最後にレガシーから、ANTを紹介します。
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最近は似たデッキタイプだと《最後の審判》デッキやTES(燃え立つ願いを使ったストームデッキ)が主流となり、すっかり数を減らしてしまったANT。
天敵《夏の帳》のせいなのですが、このデッキはその対策を2つの方法で取っています。
メインボードは《冥府の教示者》に追加で《願い爪のタリスマン》を3枚も採用、兎に角パーツが揃いやすいようにしています。
最近は《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を採用しているデッキが増えている為、ロングゲームを避けたいという事なのでしょう。
《狼狽の嵐》はもしロングゲームになってしまっても、コンボを決めれるようにと採用されています。
こうやって速やかにメインボードを取る事が一つ目の対策です。
メインボード戦に勝つ確率を上げる事で、《夏の帳》が入ってくるサイドボード後のゲーム回数を減らしていこうという考え方ですね。
サイドボード後はこれらで《夏の帳》乗り越えを図ります。
《ザンティッドの大群》は数少ない明確な解答。
最近は《王冠泥棒、オーコ》で鹿になってしまいますが、それでもこの能力は強力。
これが出せたなら、是非3ターン目までに決着を付けたいですね。
《探知の塔》は中々マニアックなカードですが、これを起動すれば《夏の帳》を掻い潜る事が出来ます。
また、《巣穴からの総出》はメインボードに入れたい気持ちもありますが、メインボードは《むかつき》からさっさと試合を終わらせる事を主軸にしている構成なので、サイドボードから採用となっています。
勿論全体除去にさえ気を付ければ、強力なフィニッシャーとなります。
その場合、追加の《狼狽の嵐》がサイドボードにあるのは心強いですね。
実は最近《夏の帳》そのものの採用枚数が減り気味なので、ANTは割とチャンス。
《王冠泥棒、オーコ》や《自然の怒りのタイタン、ウーロ》をあまり気にしなくても良いのも強みですね。
いかがだったでしょうか。
今回も4フォーマットからデッキを紹介しましたが、この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
それでは、今回はこの辺で。