こんにちは!朴高志と申します。
マジックフェスト・名古屋2019が終わり、パイオニアの大会が各地で開かれるような時期になりました。
そんなわけで、今週はスタンダード、モダン、レガシー、パイオニアと4つのフォーマットからデッキを紹介します。
それでは早速、本題に入っていきましょう!
スタンダードからは、青赤緑のデッキが登場。
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ご覧の通りティムールカラーのデッキです。
グルールアグロとシミックフードを合わせたようなデッキで、《樹上の草食獣》まで入れたマナ加速からお馴染みのクリーチャー達で殴りに行く構成になっています。
プレインズウォーカー陣もしっかりとティムールカラーのカードが満遍なく入っていて、
これまたマナ加速から2ターン目にプレインズウォーカーという展開を仕掛けれるようになっています。
《王冠泥棒、オーコ》は言うまでもなく強力ですが、《王家の跡継ぎ》も忠誠度の高さは同等で、ドロー能力とクリーチャー強化はこのデッキの構成に良く合っています。
《ボーラスの壊乱者、ドムリ》は更なるマナ加速が可能で、5マナのプレインズウォーカーを3ターン目に登場させる事で簡単にゲームを終わらせる事が可能です。
また、サイドボードも3色ならでは。
このデッキも採用している《夏の帳》《神秘の論争》が流行っている今、青と黒の妨害はやや弾かれやすい傾向にありますが、《溶岩コイル》ならそこは安心。
2マナで大体の厄介なクリーチャーを処理してくれます。
流行に乗って強力なカードを使いつつ、やや環境の対策からずらして戦えるように作ってあるデッキですね。
モダンは、最近息を吹き返したバントエルドラージ!
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バントエルドラージは最近まであまり見かける事は無かったデッキです。
何故復活したかと言うと...
この2枚の影響が大きいというわけです。
《むかしむかし》は《エルドラージの寺院》やマナクリーチャーを1ターン目に持ってくる事でぐっとマナ加速出来る確率が上がります。
勿論中盤以降で普通に唱えても《現実を砕くもの》を探してくれるのでそれなり以上の仕事はしてくれます。
《王冠泥棒、オーコ》はマナクリーチャーから出して強いカード筆頭ですが、このデッキだと+1能力が割と重要。
厄介なクリーチャーやアーティファクトを3/3にしてしまう能力ですが、これで自分よりも大きいクリーチャーのサイズを縮めてしまえばほぼこちらにサイズで勝つ事は出来なくなるという状態に。
うーん、どのフォーマットでも強力ですね...
そしてバントエルドラージと言えばこのコンビ。
これで大体のクリーチャーデッキは封殺可能。
それぞれ単体でも十分にクリーチャーへの強さを持ちますが、組み合わさるとアタックもブロックもままならなくなります。
打点も高いので立て直す前に勝負が決まるでしょう。
以前同様強力な打点とカードパワーを持つデッキで、安定性を上げた状態で帰って来たと言って良いでしょう。
レガシーからは、独特なエスパーカラーのデッキ。
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《霊気の薬瓶》を使ったクリーチャー型のコントロールデッキです。
序盤はこれらで相手のやりたい事を妨害しながら戦闘も優位にこなします。
中盤以降は《護衛募集員》で状況に応じた1枚採用のクリーチャー達をサーチしながら戦います。
単体除去も全体除去も可能となかなか器用。
クリーチャー戦はこれらのいずれかで制する事で優位を保ちます。
どうしようも無い場合は《平和の番人》で攻撃する事そのものを封じてしまう手も。
相手がクリーチャーデッキでは無い場合は、
それぞれ土地コンボ、墓地利用、エンチャントやアーティファクト対策。
どれもがかなりの効果を発揮するので、相手からしたらかなり厄介。
このように適材適所でクリーチャー達を持ってきて戦う、《護衛募集員》デッキと言ってもいいのかもしれません。
最後にパイオニアからは、青黒墓地利用デッキを紹介します。
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今週頭に早速禁止カードが増えたパイオニアですが、このデッキは割と大丈夫そう。
まずはこれらでキーカードを墓地へ。
早いターンから墓地を肥やせる《縫い師への供給者》はこのデッキでもスタートダッシュには欠かせません。
そしてそのキーカードは...
この2体です。
最速2ターン目に墓地から戦場へと出て来るこのゾンビ達は、墓地から出すのに手札2枚を要求します。
しかし、それこそがこのデッキの狙いでもあります。
これらのクリーチャー達を捨てる事で実質タダで墓地から戦場へと戻りつつ、《秘蔵の縫合体》ならばそのまま終了ステップに戦場へと出てきます。
そうなれば2~3ターン目にして凄い打点のクロックが完成します。
《屑鉄場のたかり屋》の場合、相方にクリーチャーを捨てれば簡単に出てこれるようになります。
そうやってクリーチャーを手札から墓地へ、墓地から戦場へと移動させる事で盤面を作り勝利へと向かっていきます。
サイドボードは手札破壊多め。
《強迫》《思考囲い》の両方を使える事がパイオニアの特徴の一つですね。
手札破壊の質はモダンに近いものがあると言って良いでしょう。
《老いたる深海鬼》は相手のターンにクリーチャーを出しがちなこのデッキと高相性なカードで、唱えると4つのパーマネントをタップ出来る事から器用に立ち回る事が可能です。
打ち消されても能力は誘発するので、それを見越したプレイも出来てとても強力。
まだ墓地コンボは多くないパイオニアで、墓地対策が少ないとみるならかなり良さそうなデッキです。
いかがだったでしょうか。
今回はパイオニアも含めて4つデッキを紹介しましたが、この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
それでは、今回はこの辺で!