【GP静岡2018】『競技レガシー』第6回戦 :Michael Paul Skipper(アメリカ) vs. Jorge Abejer Garcia(スペイン)

By Yohei Tomizawa


 スイスラウンド最終戦、トップ8をかけた戦いをお送りしよう。激突するのは「デス&タックス」よるミラーマッチだ。


 マイケル ポール スキッパ/Michael Paul Skipperは環境のベストデッキとしてこのデッキをあげた。《不毛の大地》と《スレイベンの守護者、サリア》のコンビはゲームをスローダウンさせる。この状態を維持することは、勝利と同義と語ってくれた。


 日本に憧れていたサンフランシスコ在住の大学生は、待望の来日を果たした。片言の日本語でコミュニケーションを取るが、ゲームが開始すれば関係ない。この会場ではマジックこそが共通言語なのだから。


 対戦相手であるジョージ アガハー ガルシア/Jorge Abejer Garciaは長年「デス&タックス」を使用している。メタゲーム的にもだが、長年使い続けていることでありとあらゆるデッキに対するプランニングも明確に決まっている。蓄積された経験値こそ、このデッキを使用する最大の理由だそうだ。それは何よりのアドバンテージだろう。


 同行者であるジョージの友人達が見守る中、静かに最終戦は始まった。



IMG_8659.jpg



:ゲーム1


 互いに《霊気の薬瓶》を置くと、先手のマイケルは《異端聖戦士、サリア》で呪文への枷と、2点のクロックを用意する。


 他方ジョージの手からクリーチャーではなくマナベースを攻める《リシャーダの港》が置かれた。


 ジョージのエンドステップにマイケルはカウンターが1個の《霊気の薬瓶》をタップする。これにより《ルーンの母》が登場し、無事アンタップを迎える。そう、《剣を鍬に》から生き延びたのだ!


 《ルーンの母》をアンタップ状態でキープしつつ、《スレイベンの守護者、サリア》が2点クロックを刻む。


 だが、《ルーンの母》をコントロールするのはマイケルだけではない、ジョージもエンドに《霊気の薬瓶》を倒し《ルーンの母》を出すと、それを生き残ることに成功した!


 互いに《ルーンの母》が牽制しあうゲームはジョージが《カラカス》を引いたことで一変する。これによりマイケルの《スレイベンの守護者、サリア》が毎ターン手札と場を行き来するだけに。


 呪文への拘束が解かれると、マイケルはジョージのマナがタップアウトの隙をつき《剣を鍬に》を迷わず《ルーンの母》へとキャスト。当然スタックしてプロテクションが宣言されるわけだが、マイケルは更にスタックを積み2枚目の《剣を鍬に》!


 一連のスタックが解決しジョージの《ルーンの母》は除去され、これにより手札こそ少なくなってしまったものの、盤面はマイケル有利となる。


 後はこのリードを守り切ればいい。マイケルは先手の利を活かし先に《霊気の薬瓶》上へ3個目のカウンターを置くと、素早くタップする。



gp-ちらつき鬼火.jpg


 これによりジョージの《霊気の薬瓶》上のカウンターをリセットし、テンポ面でもかなりの差が生まれる。


 ならばとジョージはアドバンテージ面へと舵を切る。《護衛募集員》で《歩行バリスタ》をサーチしたのだ。しかしそれは、最後の抵抗に過ぎなかった。


 マイケルは《ちらつき鬼火》で上空から3点のクロックを刻み、ジョージの残りは14。更に《歩行バリスタ》を止める《ファイレクシアの破棄者》を召喚する。


 そしてジョージの《霊気の薬瓶》の上のカウンターが再び3個目が乗ろうとするアップキープに、マイケルは自身の《霊気の薬瓶》をタップする。


 汎用性の塊である《ちらつき鬼火》によって《霊気の薬瓶》がリムーブされると、飛行に対する解答を持たないジョージは投了を宣言した。


Michael 1-0 Jorge




:ゲーム2


 グッドラックと互いに言葉を掛け合い、スタートする。ジョージはゲーム1と同じく《霊気の薬瓶》を置き、マイケルは《ルーンの母》を召喚。


 ジョージは自身のターンに入ると《平地》に手をかけ、それを見たマイケルは《ルーンの母》を取り除こうとするが...ジョージがキャストしたのは2枚目の《霊気の薬瓶》。そう、《剣を鍬に》はプレイされなかったのだ!


 勢いに乗りマイケルは《ファイレクシアの破棄者》を召喚することで完全にジョージの動きを封じて見せる。《霊気の薬瓶》はただの置物と化してしまう。


 マナこそあるものの2枚のビハインド、何より盤面にクリーチャーはなくマイケル有利な試合。この状況を打開したいジョージだが戦況を好転させるどころか、ドローゴーを繰り返すのみとなる。


 《ルーンの母》のバックアップの元《ファイレクシアの破棄者》が2点クロックを刻みだす。そしてそれは《火と氷の剣》が加わることで、一気に加速する。


 このアーティファクトに対処する手段もジョージは持ち合わせていない。《ルーンの母》でチャンプブロックすると、返すターンに《護衛募集員》を召喚し、《歩行バリスタ》でマイケルの《ルーンの母》を撃ち抜く。


 マイケルも《歩行バリスタ》で《護衛募集員》を除去し、《火と氷の剣》をまとった《ファイレクシアの破棄者》がクロックを刻みだす。


 ジョージは念には念を入れ、自身のドローステップで《リシャーダの港》を起動し、マイケルのマナを全てタップさせ、《宮殿の看守》で《ファイレクシアの破棄者》をリムーブする。クロックはなくなり、《霊気の薬瓶》は起動可能となったが、果たして遅れた時間を取り戻せるか。


 そんな不安は《ちらつき鬼火》で払拭されてしまった。《霊気の薬瓶》をタップすると、《ちらつき鬼火》で《宮殿の看守》を取り除き更に1体を除去。統治者のためドローし、いい気にリソース面では差を詰める。


 マイケルも《護衛募集員》をトップデッキし《ちらつき鬼火》をサーチしつつ、《護衛募集員》自身をリムーブする。これによりエンドフェイズに新たな《ちらつき鬼火》が手札に加えられた。


 突如として形成された上空からの6点クロック。それは《火と氷の剣》をまとうことで、更に強烈なものとなる。間の悪いことにジョージは飛行クリーチャーへの対処手段を持ち合わせていない。統治者であるため、この状況を維持できればどんどん有利になる、果たしてできるのか。


 手札に飛行クリーチャーはないため、《ミラディンの十字軍》を追加のクロックとするが、《剣を鍬に》で少しばかりのライフこそ得て13となったものの、解決にはならない。


 インスタントタイミングの介入をさけるためマイケルは《レオニンの遺物囲い》を召喚し、カウンターが3個配置された《霊気の薬瓶》を追放する。ジョージからのレスポンスはなく《護衛募集員》へ装備を付け替え、《ちらつき鬼火》とともにレッドゾーンに送りだす。


 チャンプブロックと《剣を鍬に》によってジョージはギリギリ踏みとどまってみせる。だが、僅かな希望すらもマイケルは刈り取る。


 マイケル「(手札は)残り1枚?」


 頷きを確認すると、マイケルは土地へと手を伸ばす。《剣を鍬に》があるのか、ないのか。迷っていたのはその一点のみだ。


 マイケルはタップアウトでクリーチャーを召喚する。除去がなければ勝利を確約してくれるはずの、とっておきの1体だ。

 マナが注ぎ込まれし先はあらゆるフォーマットを席巻した悪名高き悪魔、その白きリメイク版。その名は、


gp-光異種.jpg


Michael 2-0 Jorge


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