【GP京都2017】Amazonヴィンテージ
グランプリでは必ずと言っていいほど開催されるヴィンテージフォーマットのサイドイベント。
一握りの人々の楽しみかと思われるかもしれないが、現在プレイ人口は増加傾向にあり、
店舗主催のイベントも多く開催され、本日Amazonヴィンテージにも51名ものプレイヤーが参加している。
本日は予選ラウンドが5回戦。決勝ラウンド3回戦を行い優勝者を決める。
賞品としてAmazonギフト券が30000円分、そしてアンカットシートセットが用意。
ここでは警備上、プレイヤーとジャッジ以外の立ち入りが制限されている「エリア」から特別にその様子をお届けしたい。
総勢51名のヴィンテージファンが参加。プレイエリアへの立ち入りは制限されている
藤井ヘッドジャッジより「皆さんの持ち物が会場内でもっとも高価だ」とのアナウンス。もはや定番である。
晴れる屋大阪店店長の中島主税さんも参加している。丁度MOXを2枚並べ《Ancestral Recall》で3枚引く場面が撮れた。
島に描かれているドラゴンは神河の京河だろうか。カード一枚一枚への拘りが見られるのもヴィンテージ観戦の醍醐味だ。
各所で行われるコレクションの披露会にも似た盤面についつい見惚れてしまう。
■TOP8シングルエリミネーション
参加者51名、予選スイスラウンド5回戦を勝ち抜いた上位8名による決勝シングルエリミネーションの様子を少しだけお届けする。また、章末には優勝者、準優勝者のデッキリストも掲載しているので是非ご覧いただきたい。
TOP8には中島主税晴れる屋大阪店店長の姿も。本戦決勝の緊張感とうってかわって和やかな雰囲気が漂うMTGもまた良い。
古来よりMTGの定番アーキタイプであるドレッジ。その強力さは勿論ヴィンテージでも健在だ。
《アメジストのとげ》《抵抗の宝球》《虚空の盃》と妨害アーティファクトが並ぶこちらはMUD。
■決勝戦
決勝戦はK.Mさん(東京)のBUGコントロールと、U.Kさん(大阪)のMUDで争われ、
前者の優勝とあいなった。最後に両者のデッキリストを掲載したので簡単に紹介したい。
お二人ともGP併催のヴィンテージイベントには毎回精力的に参加している様子。今後もヴィンテージフォーマットの盛り上がり注目していきたい。
(参加者様の意向により、上位入賞者の近影及びプロフィールは掲載はございません。ご了承ください。)
順位:優勝
デッキ使用者:K.Mさん(東京)
コンスピラシー2で収録されてからというもの、レガシーでも猛威を振るう《トレストの使者、レオヴォルド》。ヴィンテージで使用されるのも当然と言えば当然だ。
《三角エイの捕食者》は強力なアーティファクトの多いヴィンテージでは定番の戦力。サイドの《魔力流出》とともにMUD相手に猛威を振るい、使用者を優勝に導いている。
15 クリーチャー
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
3 《闇の腹心/Dark Confidant》
2 《三角エイの捕食者/Trygon Predator》
2 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
1 《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》
1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1 《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
26 呪文
4 《意志の力/Force of Will》
3 《精神的つまづき/Mental Misstep》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
2 《無のロッド/Null Rod》
1 《Mox Jet》
1 《Mox Sapphire》
1 《Time Walk》
1 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
1 《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
1 《Black Lotus》
1 《Ancestral Recall》
1 《殺し/Snuff Out》
1 《渦まく知識/Brainstorm》
1 《Demonic Tutor》
1 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1 《Mox Emerald》
1 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1 《思案/Ponder》
19 土地
4 《不毛の大地/Wasteland》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta》
3 《Underground Sea》
2 《Tropical Island》
2 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1 《Bayou》
1 《露天鉱床/Strip Mine》
15 サイドボード
2 《魔力流出/Energy Flux》
2 《思考囲い/Thoughtseize》
2 《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
2 《自然の要求/Nature's Claim》
1 《悪意の大梟/Baleful Strix》
1 《夜の戦慄/Dread of Night》
1 《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
1 《四肢切断/Dismember》
1 《致命的な一押し/Fatal Push》
1 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1 《毒の濁流/Toxic Deluge》
順位:準優勝
デッキ使用者K.Uさん(大阪)
《切りつける豹》に代わって採用されているのだろうか、より高機能なアタッカーとしてスタンダードプレイヤーにも馴染みのある《高速警備車》が4枚採用。《歩行バリスタ》もそれぞれ4枚採用されている。しかしアーティファクトデッキであることが仇となり、決勝での敗退となってしまった。
13 クリーチャー
4 《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
4 《先駆のゴーレム/Precursor Golem》
4 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
1 《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》
26 呪文
4 《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
4 《からみつく鉄線/Tangle Wire》
4 《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》
4 《高速警備車/Fleetwheel Cruiser》
1 《Mox Ruby》
1 《Mox Sapphire》
1 《Black Lotus》
1 《Mox Emerald》
1 《三なる宝球/Trinisphere》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
1 《Mox Jet》
1 《虚空の杯/Chalice of the Void》
1 《Mox Pearl》
1 《魔力の墓所/Mana Crypt》
21 土地
4 《Mishra's Workshop》
4 《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》
4 《不毛の大地/Wasteland》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
2 《魂の洞窟/Cavern of Souls》
1 《カラカス/Karakas》
1 《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
1 《露天鉱床/Strip Mine》
15 サイドボード
4 《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
3 《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
3 《四肢切断/Dismember》
2 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
2 《無のロッド/Null Rod》
1 《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah》