【GP京都2017】Day3 ステージイベントダイジェストその3
text by Seigo Nishikawa
Vol4.クイズ:フロム・ザ・ボルト
《王神、ニコル・ボーラス》の大粛清が終わり、ボーラス様の欲求は満たされた。よほど気分がいいのかボーラス様は《王神の贈り物》を私たちに授けてくださった。これを独り占めにするわけにもいかないので、ボーラス様を応援してくれる皆々様に大々的にプレゼントさせていただくことを決定。
ただただ単にものを配るだけでは、ボーラス様のお眼鏡にはかなわないことから、王櫃の中に手を突っ込む勇気を持つもの、中に隠されたものを当てる知力を兼ね備えるもの、に絞ろうという条件付きだ。
挑戦する皆の表情は一様ににこやかになっている。やはりボーラス様のカリスマは計り知れない。海外からも駆けつけるプレイヤーまで。
王櫃の中にはパック・スリーブ・デッキケース・ストレージなど様々なものが隠されていた。
中にはこんなものまで。
タルモダイスだ! 引き当てたものは思わず《タルモゴイフ》の舞いをボーラス様に奉納。
Vol5.マジック・バックグラウンド 「ニコル・ボーラスの世界」
《ニコル・ボーラス》、「ドミナリア最古の悪」との異名を持つ最強のエルダー・ドラゴンにして、最悪のプレインズウォーカー。マジックのセットとしても1994年発売のレジェンドが初出。ほとんどのプレイヤーは当時のことは存じ上げないだろうと思われる。
そんな最古の存在に対して今回岩Showが「その魅力と歴史を語りたい」と準備を始めたのであるが、そのすべてに触れると文書枚数がとんでもないことになり、とても時間内にはおわらなかったとのこと。泣く泣くカラデシュ以降の話は省くことを決めたのだが、ならばと簡単に検索しただけでは出てこないような話をお送りするべく日夜奮闘。
その詳細をここで余さず記載することはできないが、とても一介のゲームキャラクターとは思えないその深い設定に、観客が固唾を呑んで聞き入っていたのがとても印象的であった。
初登場から23年。これだけ長い間愛され続けた(敢えて言うが)キャラクターもそうは存在しない。
そして今更言うまでもないが、マジックにはニコル・ボーラスに優るとも劣らない魅力溢れるキャラクターが数多く存在する。最近はマジックの公式サイトなどでも、セットごとの背景ストーリーを読むことが出来るようになり、設定などに深く触れることが出来る環境が整っている。
皆さんのお好きなあのプレインズウォーカー、あのクリーチャー、土地、スペルでもかまわない。その裏には重厚なストーリが組み立てられているのがマジックの大いなる魅力である。そういった面からのアプローチと言うのもまた面白いのではないだろうか。
ステージイベントは、晴れる屋vsBIGMAGIC 宿命の対決を残すのみ。こちらは配信も行う予定なので、是非楽しみにしていただきたい。