by Tatsuo Sekimoto
昨日に引き続き行われるベーシックイベント、土曜日レガシー。明日は日本選手権レガシーが控えているので前哨戦--というわけでもないだろうが皆真剣だ。参加者数受付からあっと言う間に64名が集まり締め切りとなった
さて現行のレガシーの主役といえばグリクシスデルバーだ。《師範の占い独楽》禁止により奇跡コントロールがトップメタの座から陥落し、相対的に手札破壊の地位が向上した。中でも《ギタクシア派の調査》と《陰謀団式療法》の組み合わせは1ターン目から相手の出鼻をくじく強力なスタートだ。(初手に重複する呪文を持っていたときは目も当てられない)
手札破壊をしかけ、相手が立ち直る前に速やかに《秘密を掘り下げる者》と《若き紅蓮術士》で勝利する。強力で柔軟な動きはまさにデルバーデッキの真骨頂だろう。イベント中も多く見かけた人気のデッキタイプだ
ラウンド3時点の全勝対決はデスブレードvsエンチャントレス
そして土曜日レガシー全勝の一人は馬場 大樹(大阪)。50パックを掲げ凱旋を果たした馬場に試合終了後、軽くお話しをうかがった
プレイヤー:Banba Taiki
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《思案/Ponder》
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
4《強迫/Duress》
4《冥府の教示者/Infernal Tutor》
4《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
3《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
2《定業/Preordain》
1《闇の誓願/Dark Petition》
1《炎の中の過去/Past in Flames》
1《むかつき/Ad Nauseam》
1《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
-呪文(35枚)-4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3《Underground Sea》
1《Tropical Island》
1《Volcanic Island》
1《島/Island》
1《沼/Swamp》
-土地(15枚)-
3《夜の戦慄/Dread of Night》
2《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》
2《ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator》
2《ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall》
2《紅蓮地獄/Pyroclasm》
2《突然の衰微/Abrupt Decay》
1《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
1《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
-サイドボード15枚-
--サイドボードの《ファイレクシアの抹消者》はどのデッキ相手にサイドインするのですか?
馬場:「主に《虚空の杯》が入っているデッキ相手にサイドインします」
馬場:「《虚空の杯》を出されても、(スレッショルドした)《陰謀団の儀式》1枚から出ます」
馬場:「他にもグリクシスデルバーにもサイドインします」
--ANTを使う上で仮想敵として考えているデッキは何ですか?
馬場:「グリクシスデルバー、エルドラージ、グリクシスコントロールを意識しています」
馬場:「今はグリクシスデルバーが多めと想定しているので《紅蓮地獄》をサイドボードに入れています」
馬場:「ですが、今後グリクシスコントロールが増えてくるならサイドボードを見直さなければいけません」
--その場合はどうするのですか?
馬場:「グリクシスコントロールをメタるなら《闇の腹心》がいいのではないかと思っています」
--なるほど。優勝おめでとうございます。明日の日本レガシー選手権も頑張ってください
馬場:「ありがとうございます!」