【GP京都2017】ステージイベント「BIG MAGIC所属プロによるグランプリ本戦のためのシールド講座」

Text by 森安 元希



・シールド講座 (第1部)



実際にMagic Onlineで6パックを開封したデータを基に、BIGMAGIC所属プロ、瀧村 和幸が解説しながらデッキを組んでゆく。
サポートに岩SHOWをむかえて、2人でのイベントとなった。


内容は、どうしてもシールドでネックとなる"プール全体からデッキを削りだしてゆく"ための技術を観客に伝えることが中心だ。


これまでの和やかなサイドイベントと少し雰囲気が変わり、
実際に明日のグランプリ本戦で勝利を目指す人たちが観客のなかに多いようにみえる。
真剣なまなざしで、瀧村プロの一言ひとことを聞き逃さないようにしていた。


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その真摯な態度を受け、瀧村プロも『レア6枚→特定のカード数種類の有無→緑→赤→黒→赤→白』の順番でカードを見ていきながら、解説してゆく。
限定されたカードプールにおいてやはり色のバランスは公平ではなく、強い色、弱い色があるという。
その色ごとのキーカードがなにかを話しながら、見分けるポイントを説明する。



詳しい解説はぜひ実況を見ていただきたいが、その中でも度々、《オアシスの祭儀師》の名を瀧村プロが口にしていた。
マナ加速。多色化。重いボムカード。
このカードこそが、シールド環境を象徴する1枚であることは間違いないようだ。



火力呪文や破壊呪文などの除去の質の評価方法。
採用するクリーチャーのP/Tの包括的な見解。


明瞭な文脈と歯切れの良い単語で、次々と情報が公開されてゆく。
やがて40枚のデッキが姿をみせるが、それでも完成形ではない。


実戦を想定して、サイド後にどういった変形をするのかまでを補足した。
期待を上回る情報の密度に、観客たちは大きい拍手でもって閉幕となった。



・シールド講座(第2部)



有志の参加者をつのり実際にパックを購入していただいてシールドを組むのを引き続きとなる瀧村プロと、新たに井上 徹プロが加わったプロ2名がノウハウの伝達を含めながら指導するというものだ。
2日目進出を想定しているプレイヤーが多いことから、そこに標準を合わせた形での指導が始まる。


講座はイベントステージではなく場所を変えて参加しない人が見聞きできないクローズドな環境での開催となった。
情報の質は、その情報を占有できているかどうかで決まる―...
"相手の知らない情報を自分が知っている"ことに意味があるということだ。


「基礎を疎かにする人は絶対に勝てないです。」
瀧村プロのハッキリとした言葉で、講座がはじまった。


シールド・フォーマットで共通するカードタイプ別の内訳を始めとした基礎の振り返りから始まる。


「なぜ41枚ではなく40枚が良いのか」
「勝つ為に必要なカードとはなんなのか」
「マナカーブが良いと、なにが起こるのか」


その中でも、どうしてそのような基礎が成り立つのか。
基礎からどのように実践化・応用をしてゆくのか。


瀧村プロが中心となって解説をしながらも、井上プロが的確に補足して
受講者たちにより詳しく分かりやすいように情報を整えてゆく。


そして、"アモンケット+破滅の刻における"適切な土地バランス"の解説から、具体的にアモンケット+破滅の刻環境の攻略情報が始まる。
受講者たちの視線にも熱がはいりはじめた。


"レアが強い"。


この環境の経験者の誰もが語るその事実から、より2歩3歩進んだ情報が共有されてゆく。


「目標はみなさんの9-0(9戦全勝)です」


参加者たちの目標が2日目進出ということを受けての理想値だが、
瀧村プロはまっすぐな目線でそう語りながら話を続けてゆく。


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(第2部 第3部の受講は他のプレイエリアとセパレートで区切られたなかで行われた)



講座の終盤、「アモンケット環境からアモンケット+破滅の刻環境に切り替わった」ことで評価が変わったカードの紹介の項目では、やはり短期間で効率良く練習に挑んだ瀧村プロの解説に受講者たちは深く納得し、頷き、時にメモをとりながら聞いてゆく。


おおむねの話が終わり、実際にパックを開封しての構築の時間となった。受講者が構築中に分からないことがあれば瀧村プロ、井上プロを呼び、アドバイスが行われるという形ですすんでゆく。


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受講者たちは"残りの数枚の決め方"のような頻繁に訪れる悩ましい場面の解決策や、どうしてこのカードが強いのか/弱いのかといった情報をプロ2人からあますことなく聞き出そうとしていた。


プロ2人も親身に、かつ分かりやすく答えてゆく。


受講者たちの環境理解度が、メキメキと音を立てるおようにして、成長してゆく。



・シールド講座 (第3部)



第2部でアドバイスを受けながら実際に組んだデッキで、


最終的な感触をつかむために受講者同士でゲームが行われた。


瀧村プロ、井上プロによるキープ基準やサイドのインアウト、コンバット・トリックのケアまで、ゲームを行ううえで欠かせない総合的なサポートで受講者たちのスキルは"仕上げられた"ようだ。


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"情報は占有されてこそ意味がある。"


そのスタンスを守るため、今回の記事で実際に瀧村プロがどういったカードやどういった方針を打ち出したかはあまり明確にしていない。


興味がわいた方は、ぜひ次の機会に受講者として参加してほしい。

この記事で紹介されたカード

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