【GP千葉2018】グランプリ千葉2018 日本レガシー選手権・夏 決勝 蔵田 真太郎(神奈川)vs 市村 祐二(東京)

GP 千葉2018 日本レガシー選手権・夏 決勝  蔵田 真太郎(神奈川)vs 市村 祐二(東京)


by Tatsuo Sekimoto


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つわものどもが夢の跡―。230名以上いたプレイヤーも今や残すは二人のみ。


スイス1位抜けの蔵田が持ち込んだデッキはグリクシス・コントロール。《思考囲い》や《トーラックへの賛歌》といった強力な手札破壊、《稲妻》や《コラガンの命令》などの汎用性の高い除去を《瞬唱の魔道士》で繰り返し利用して盤面をコントロールするデッキだ。その対応力の高さは環境随一である反面難しいデッキだ。だが、蔵田は見事乗りこなし今日のゲーム・ウィン・パーセンテージは驚異の90.9%を誇る。
一方の奇跡を使う市村は今日3回目のフィーチャーだ。その勝負強さと安定性の高いプレイイングは前の試合からも十分読み取れる。


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コントロールvsコントロール。だがここまでの巧者同士の対決は滅多に見られないだろう。環境最強のコントロールデッキが何か今証明される。


Game1
先手はスイス1位の蔵田。
そして先に仕掛けたのも蔵田だ。1ターン目に《思案》を唱えるとそのまま流れるように次のターンに《トーラックへの賛歌》を唱える。


市村は《瞬唱の魔道士》をコストに《意志の力》。初手から握る手札の《基本に帰れ》を守る。


蔵田は3ターン目に《思案》と《渦まく知識》を唱えてエンド。


Ichimura Yuji.JPG


市村祐二


待ちに待った市村の3ターン目。市村は《基本に帰れ》を叩きつける。
これで蔵田のマナが止まって終わり...かに見えたがなんと蔵田の場にはそのまま4枚のデュアルランドと1枚のフェッチ、島が1枚並ぶ。《汚染された三角州》を起動して《島》と《沼》を揃えた蔵田は《悪意の大梟》をプレイする。


しかし、ここまで基本地形を並べ続けている市村の方が動きやすい。《精神を刻む者、ジェイス》をプレイする。
蔵田は対応して《精神を刻む者、ジェイス》をコストに《意志の力》を唱えるが、市村も《意志の力》を唱えたために通ってしまう。
優先権を得た市村は《精神を刻む者、ジェイス》でプラス能力を起動する。


蔵田はエンド前に《稲妻》を唱えて《精神を刻む者、ジェイス》に打ち込む。さらに自分のメインに《瞬唱の魔道士》でもう一度《稲妻》を唱えて《精神を刻む者、ジェイス》を落とす。
《精神を刻む者、ジェイス》を攻略した蔵田の場には3点クロックが残るが当然のように《終末》が降りかかる。戦場は再び更地へと戻る。


動くたびに土地が減っていく蔵田。それでも《血染めのぬかるみ》で2枚目の沼にアクセスして《トーラックへの賛歌》で抵抗する。


市村は《瞬唱の魔道士》で《意志の力》にフラッシュバックをつけて対応。2度目の《トーラックへの賛歌》は《渦まく知識》でかわしてから《相殺》を設置。そして《アズカンタの探索》も出し自分の盤面を強化する。


蔵田は《反体制魔道士、ケス》をプレイするが市村の《剣を鍬に》で退場する。


その間にも市村の《瞬唱の魔道士》が蔵田を小突きつづけてライフは残り11点。
市村は決着をつけるために《僧院の導師》を出す。


しかし、蔵田は《瞬唱の魔道士》から《思案》をフラッシュバックして《残忍な切断》に辿り着く。ここぞという場面で踏ん張る蔵田。


ゲームは《僧院の導師》が除去されて硬直するかと思われたが、市村は《ドミナリアの英雄、テフェリー》をプレイ。《ドミナリアの英雄、テフェリー》のプラス能力で《水没遺跡、アズカンタ》をフル稼働させるとこれまで《トーラックへの賛歌》で減らされた市村の手札が増え始めた。


何とか《ドミナリアの英雄、テフェリー》を攻略したい蔵田。しかし《瞬唱の魔道士》が睨み合い《ドミナリアの英雄、テフェリー》を殴ることはできない。


ここで互いの認識しているライフに齟齬があったことで一旦ゲームが中断する。
しかし蔵田がゲームの状況を鑑みてライフ以外の要素で決着がついているのでここで議論するのは不要と感じて投了した。


蔵田 0-1 市村



蔵田「ライフは合っていると思うのだけれど、まあもう(勝敗の要素の)本質はそこじゃないし」


Game2
先手の蔵田はワンマリガン。市村は7枚の初手をキープした。


ゲームが動いたの2ターン目。市村のエンド前に蔵田が《渦まく知識》を唱える。
それに対応して市村は《赤霊破》をプレイ。《渦まく知識》を通したい蔵田は《狼狽の嵐》でごり押して通す。


返すターンに蔵田は《真の名の宿敵》を送り込む。
市村は即座に《意志の力》をプレイして打ち消す。奇跡とはいえやはり対処法が限られているクリーチャーは相手したくない。


蔵田は《思考囲い》をプレイするが《対抗呪文》で消される。
次のターンに市村は《僧院の導師》をプレイする。さらにエンド前に飛んできた《コラガンの命令》を《水流破》でカウンターする完璧な動き。


《僧院の導師》とトークン前にする蔵田。まずは《思考囲い》をプレイして《紅蓮破》を捨てさせる。これで蔵田のライフは16。さらに蔵田は次のターンに《瞬唱の魔道士》で《コラガンの命令》をフラッシュバックして《僧院の導師》を除去しつつ《真の名の宿敵》を回収する。


《真の名の宿敵》をプレイした蔵田は攻撃を開始する。
2枚目の《真の名の宿敵》こそ《瞬唱の魔道士》でフラッシュバックされた《紅蓮破》によりカウンターされたが、残った1体が市村のライフを10点まで削る。
さらに《思案》に《対抗呪文》を使わせると《瞬唱の魔道士》を通して5点クロックを作る。


しかしここで市村が《精神を刻む者、ジェイス》をトップデッキ。《瞬唱の魔道士》同士を相討ちさせて1ターン守ってから0能力を起動する。さらに《至高の評決》に辿り着き盤面を一掃する。


市村は《精神を刻む者、ジェイス》の忠誠値を4にしたあとは0能力でひたすらアドバンテージを取る。さらに《先触れ》で蔵田のライブラリー3枚を見てシャッフル。反撃の芽を摘む。


Kurata Shintarou.JPG


蔵田真太郎


しかしそれでも止まらい蔵田。なんと《思案》をトップデッキして《悪意の大梟》と《瞬唱の魔道士》を唱える。
たまらず市村は《瞬唱の魔道士》で《至高の評決》をフラッシュバック。自身もろとも墓地へ送る。


だが、《思案》でみた3枚は全て強かった。蔵田は《最後の望み、リリアナ》をプレイ。マイナス能力で《真の名の宿敵》を回収するとすぐさま戦場に送り込んだ。


市村は《議会の採決》で《真の名の宿敵》を追放。実に4度目の対処だ。さらに次のターンに《ドミナリアの英雄、テフェリー》を追加して勝負ありと思われた。
しかし何とその前に蔵田は《対抗呪文》をトップデッキしていた!
これには流石の市村も表情を歪めた。


蔵田はまたも《思案》をトップデッキして唱えると計算を始める。1枚取って叩きつけたのは《反逆の先導者、チャンドラ》。
たまらず市村は《渦まく知識》を唱えるが対応策はない。


蔵田「《精神を刻む者、ジェイス》がこれだけ長く場に居座っているのに戦えているのはやばい!」


蔵田は《反逆の先導者、チャンドラ》でめくった《悪意の大梟》をプレイ。この時点で蔵田のライフは8点、市村のライフは10点だ。


市村は《仕組まれた爆薬》で《最後の望み、リリアナ》を破壊する。これでPW合戦は1:1。


蔵田は《反逆の先導者、チャンドラ》で2点ダメージ与えつつ《悪意の大梟》でアタック。市村のライフは7点になる。


その後も蔵田は《強迫》を打ち込み市村の手札から《精神を刻む者、ジェイス》を落とす。さらに《反逆の先導者、チャンドラ》を起動して市村のライフを追い詰める。入れ違いに《ヴェンディリオン三人衆》が出てくるが、市村のライフは残り5点。そこからさらにフェッチランドを起動して残り4点。あと僅かだ


蔵田のターン。《反逆の先導者、チャンドラ》を起動して市村のライフは2点。


《瞬唱の魔道士》も《水流破》もテフェリーも使い切った市村は《反逆の先導者、チャンドラ》を止めることが出来なかった。



蔵田 1-1 市村



市村「いやー、あのテフェリーを消した《対抗呪文》神だったなぁー」


この時点で試合時間は70分を経過していた。普通ならとっくに制限時間が終了しているが決勝ラウンド時間無制限。だが、二人の体力も無限ではない。ここで両者合意の上でトイレ休憩となった。




Game3
先手の蔵田は《思案》。さきほど何度も試合の流れを変えた頼れる呪文だ。
後手の市村も《思案》。《終末》《相殺》《終末》の3枚を悩んでシャッフルせずにドロー。《相殺》で攻めるプランを採用する。


蔵田は《思考囲い》で《ヴェンディリオン三人衆》を落とす。


市村は《溢れかえる岸辺》を起動してから《相殺》。だが《紅蓮破》でカウンターされる。
次に《僧院の導師》を叩きつけるが《対抗呪文》で対処される。


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蔵田はドロー後に《ヴェンディリオン三人衆》。《アズカンタの探索》をライブラリーの下に送る。


市村は《瞬唱の魔道士》を出して《思案》をフラッシュバックしようとするが《狼狽の嵐》でカウンターされドロー操作に失敗する。


追い打ちをかける蔵田は《トーラックへの賛歌》を唱えて市村の手札を1枚にする。
《ヴェンディリオン三人衆》と《瞬唱の魔道士》の殴り合いが起こり蔵田のライフは15点、市村のライフは12点になる。


市村は《瞬唱の魔道士》でアタックしてから《基本に帰れ》をプレイ。
ここで蔵田の手が一瞬ぴくっと動くがすぐに止まる。蔵田は《基本に帰れ》を通すことを宣言する。


蔵田は《トーラックへの賛歌》で市村の手札から《至高の評決》と《平地》を落とす。さらに《ヴェンディリオン三人衆》がアタックして市村のライフは9点になる。


市村は渾身の《精神を刻む者、ジェイス》を叩きつけるがそこには蔵田が温存していた《瞬唱の魔道士》が待っていた。《基本に帰れ》を前に温存する判断がここで輝いた。
《ヴェンディリオン三人衆》と《瞬唱の魔道士》により5点ダメージを受け残り4点の市村。


あとがない市村。逆転のプランを考えた末に最後はゆっくり蔵田に握手を求めた。



蔵田 2-1 


蔵田 win!


蔵田「やっぱり《基本に帰れ》は通し!」


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GP 千葉2018 日本レガシー選手権・夏を制したのは蔵田 真太郎(神奈川)!おめでとう蔵田!!


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