[BIG MAGIC Open Standard Vol.10] メタゲームブレークダウン

text by Seigo Nishikawa


 


参加者500名満員御礼となった第10回BIG MAGIC OPEN。新規セット「ドミナリア」が発売された翌日に開催されることとなった今回の大会は、所謂実績のあるデッキ、というものがどこにも存在しない実に新鮮な環境となった。ここで選ばれたデッキが今後のメタゲームのデファクトスタンダードになるといっても過言で無いであろう。


そんな前人未到の地へ足を向けるとき、貴方はどんなデッキを携えるだろうか。今回横浜に集いしプレインズウォーカーたちの選択をお届けしよう。


 


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圧倒的な《原初の飢え、ガルタ》の数。ドミナリアという大地は《原初の飢え、ガルタ》に楽園であったようだ。緑単だけに絞ってみても68人(14.3%)と、嘗てここまで緑単で埋まったことなど記憶に無いというのが正直なところだ。
実際《ラノワールのエルフ》《鉄葉のチャンピオン》から始まる攻勢を押しとどめるのは容易なことではなく、《原初の飢え、ガルタ》がそのトランプル能力で最後の数点を有無を言わせずに削り取っている光景をあちこちで見ることが出来た。


そんな《原初の飢え、ガルタ》デッキと同率につけるのが各種青系コントロールだ。特に《ドミナリアの英雄、テフェリー》と《黎明をもたらす者ライラ》を手にした青白を主軸としたコントロールの数は多く、一度盤面を掌握してしまえば決して逆転されることは無い。
《黎明をもたらす者ライラ》はコントロール以外でもビートダウン系のデッキでも採用されており、満遍なく使用されているという印象であった。現代に生まれ変わった《悪斬の天使》は環境を定義する1枚となるかもしれない。


前環境の勇にして、禁止カードまで生み出した赤単アグロは38名が選択。《ボーマットの急使》から始まる流れるよう動きは既に完成されているといっても過言ではなく、ドミナリアからは《ゴブリンの鎖回し》がバックアップを努める。このゴブリン、先制攻撃を持っていることも侮れない。


同率で緑白のビートダウンが続く。とここで緑白とくくっては見たものの、正直なところその中身は千変万化。中盤を《ベナリア史》が努めマナカーブの頂点に《黎明をもたらす者ライラ》が鎮座するという構成は多くのプレイヤーが採用していた。
この辺は研究が進むことで、カードの取捨選択が行われ、よりデッキの区分が別れていくのであろう。


以下、《副陽の接近》、赤黒アグロ、《王神の贈り物》と続く。これらは前環境からの継続組みであり、《副陽の接近》に《ドミナリアの英雄、テフェリー》が採用されている以外はまだこれからという印象である。



何れにせよ、ドミナリアの冒険は始まったばかりだ。この世界に新しい歴史の1ページを刻むのは、今貴方が握っているそのデッキかもしれない。



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