今回は僕の独断で背の順にしました。
低い順にすると名前順でも最後だった渡邊さんがまた一番後ろになるので高い順に。(りゅうじ)
渡邊崇憲(189cm)
+1/+1カウンターっていいですよね。MTGを始めたての頃はおはじきを1つづつ乗せていたんですけど、サイコロに出会った時は衝撃を受けました。《議事会の導師》と組み合わせると育て甲斐がありそうですね!同セットの《オラン=リーフの軟泥》も入れておはじきでは管理できないくらいカウンターを乗せましょう!!
2位《鏡映魔道士、ジェイス/Jace, Mirror Mage》
3マナ以下のプレインズウォーカーにはいつだって期待せざるをえません!コントロールデッキで使うよりもミッドレンジのアドバンテージ確保で使うのが強そうな気がしました。《深海住まいのタッサ》の信心を稼ぎながらじわじわとアドバンテージを稼ぐのなんてどうですかね!
こういうサーチ系のカード好きなんですけど、条件が厳しいとはいえそのままプレイできるのは破格ですね。最大効率で考えれば1マナでサーチしてそのままプレイ!なんとなくリストを眺めると緑黒パーティーアグロって感じですかね。『基本セット2021』にちょうどいい4マナのプレインズウォーカーもいますし、除去を持ってきても強そうですよね!
マエノソノケンタ(181cm)
やぁ、ノソノスキーだ。
今回の『ゼンディカーの夜明け』は2マナ域に面白いカードが多く、その中でも俺が特に注目した5人の2マナ四天王の中からさらに3人を選ばせてもらった。
3位《海門の嵐呼び/Sea Gate Stormcaller》
『アドをいっぱい取りたいんだったらさ、墓地なんかあてにしちゃだめよ。あてにするから対策されるわけでしょ。手札に持っとかなきゃ。つまり、自己防衛。』
「2マナ2/1アド付きクリーチャー強すぎワロタ」と考えてしまいがちだが、実際には3(4)マナで運用することになるためその重さには注意が必要だ。似たクリーチャーである《瞬唱の魔道士》との比較では、瞬速もなくコピーできるスペルに制限があり、墓地にスペルがあればいい《瞬唱の魔道士》とは違い手札にスペルがないといけない点で大きく劣っている(トップした時に弱いという点があまりに致命的だ)が、墓地対策が効かず《瞬唱の魔道士》よりも少ないマナでアドが取れる点では勝っている。《瞬唱の魔道士》ですら活躍の場が減っているモダン以下の環境での活躍は難しいかもしれないが、《海門の嵐呼び》から《新生化》をキャストすることでコンボを達成する(※)という風の噂を耳にしたし、この判断は間違っているかもしれない。
少なくとも、マナと手札さえあれば場に出た瞬間にアドバンテージが確定するため、パイオニアより上の環境では十分に活躍が見込めると思う。とりあえず俺は《海門の嵐呼び》から《思考囲い》をキャストして限界まで命を燃やすことから始めていくつもりだ。
※《海門の嵐呼び》と《新生化》の4マナ2枚コンボ。
《海門の嵐呼び》キャスト→《海門の嵐呼び》を生け贄に《新生化》をキャスト(コピーに追加の生け贄は不要。もとのスペルもコピーも持ってこれるのはマナコスト3のクリーチャー)→《スパイクの飼育係》と《太陽冠のヘリオッド》を場に出しコンボ達成無限ライフ→俺は勝つ。ということらしい。また、1マナのクリーチャーが場にいるなら、そいつをサクることで《療治の侍臣》・《献身のドルイド》コンボを揃えることも可能だ。
2位《マグマの媒介者/Magmatic Channeler》
『マグマの媒介者?強いよね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。』
条件付きだが2マナ4/4の高マナレシオにルーティング能力付きという破格のクリーチャー。墓地に4枚以上のスペルという制約は小さくないが、自身で墓地を肥やすこともでき能力が自己完結している。おまけに、1枚のカードを捨てて"2枚"のカードから選ぶことができるルーティングは、手札に加えることはできない衝動的ドローではあるものの、まさに破格の性能といって過言ではないだろう。
もっとも、その制約のため序盤から積極的に殴るような運用は難しく、サイズアップによるクロック強化と起動型能力が相反しており、後半の4/4というサイズに信頼がおけるのかどうかという問題をはらんではいる。しかしながら、序盤ではマナカーブを埋める2マナ域として、中盤では不要牌を有効牌に変えるデッキの潤滑剤として、場を制圧した終盤では強力な4点クロックとして活躍してくれると考えている。まさに隙がなく同コストの2マナクリーチャーとしては、《若き紅蓮術士》、《戦慄衆の秘儀術師》以来の逸材と言えよう。
1位《スカイクレイブの災い魔/Scourge of the Skyclaves》
『もう死の影を引けなくて負けたなんて 言わないよ絶対』
8枚の《死の影》をプレイできる。モダン《死の影》プレイヤーなら誰もが夢に見たことだと思う。もう《死の影》を引けずに負ける日々とはおさらばだ。そして、「《死の影》デッキ」でこいつが最も輝くのはミラーマッチにおいてだろう。なぜならこいつは、ミラーマッチで多発する《死の影》がお見合いすると殴りたいのに殴れない(相手のライフを詰めきれない状況で殴ると、返しにより巨大な《死の影》の一撃をお見舞いされることになるからだ)というジレンマを解消してくれるからだ。最終的には相手の《死の影》のサイズを上回るためライフを詰めることが肯定され、こいつをコントロールしている方が勝つことになる。(なお、《スカイクレイブの災い魔》同士は同じプレイヤーのライフを参照するためサイズに差は生じない。)
ところが、"相手のライフも参照する"という一見強化されたように思える効果が、妨害を優先しどちらかといえば受けのデッキである《死の影》の戦略にあまりマッチしていないんだ。序盤から相手のライフを削ることに長けていないため、十分なサイズで序盤から展開をすることが難しいからだ。つまり、こいつがその真価を発揮できるのは、赤黒果敢のように序盤から積極的にライフを詰めるデッキでこそだと考えている。果敢デッキはその除去の多くを火力に依存しているため大型クリーチャーの対処が苦手だ。そこでミラーを意識した際に、《タルモゴイフ》のために緑をタッチしたり死の影を採用するという経緯があったが、もうそんな必要はないんだ。そして、《夢の巣のルールス》を運用する関係上"2マナ"であることも非常に重要で、こいつはまさに赤黒果敢が喉から手が出るほど欲しかった待望の大型クリーチャーだ。
松本友樹(181cm)
超アッパー版《ミラーリの目覚め》。
スタンダードで何とか使えないかと頭をひねりましたが、ローテーションで失ったものが大きすぎて今すぐは厳しそうです。
ただ今回収録の《無限の構築物》との相性は最高ですし、《石とぐろの海蛇》というエースや《湖に潜む者、エムリー》などのサポートカードも豊富なため、そのうち活躍してくれそうではあります。
またモダンのエルドラージトロンでは《大いなる創造者、カーン》のウィッシュ用カードとして期待が持てますし、パイオニアでも場に出た時のインパクトが凄すぎて使ってみたくなります。
しばらくは下環境での活躍がメインとなりそうです。
2位《影さす太枝のニッサ/Nissa of Shadowed Boughs》
なぜ黒緑土地が収録されていないのか・・・
カードパワーはかなりのものですが、スタンダードの土地事情的に活躍できるか微妙な悲運のプレインズウォーカー。
次セットからが本番なのかなと思っていますが、それでも頑張って使いたいくらいに強力なプレインズウォーカーです。
1位《変わり樹の共生/Turntimber Symbiosis》
『ゼンディカーの夜明け』のカードはどれも強くて悩みましたが、セットの目玉の両面土地を1位に!
両面土地はどれも非常に強力で、何も考えずに選ぶと1~3位を席巻してしまうほどだと思っています。
なので代表としてこのカードに来てもらいました。
スタンダードでは持ってくるクリーチャーが若干渋くほどほどの活躍(それでも使われそうですが)だと思いますが、モダンでは《原始のタイタン》をはじめとした「当たり」が無数にあるため、かなりの活躍が見込めます。
モダンのアミュレットタイタンやスケープシフトでの活躍が見込まれますが、《裂け目の突破》を利用したコンボデッキ等、新たなアーキタイプが台頭してくるかもしれませんね。
加藤健介(180cm)
3位《海門の嵐呼び/Sea Gate Stormcaller》
初見では《瞬唱の魔道士》の親戚のような印象を持ちましたが、テンポデッキでドローや火力と組み合わせて使うというよりは《新生化》と組み合わせたコンボ寄りのカードかもしれません。
これも唯一無二の能力かつ神話レアといかにも高騰しそうな匂いがします。
2位《スカイクレイブの災い魔/Scourge of the Skyclaves》
ライフによってP/Tが変動する《死の影》に近い性質を持っていますが、お互いのライフを削る必要があるという点で工夫が求められます。
フェッチランドとショックランドを併用するモダンが最も可能性がありそうですが、上手い使用法が確立されたら高騰しうるカードなので安いうちに押さえておきたいですね。
1位《マグマの媒介者/Magmatic Channeler》
カードリストで思わず見間違いではないかと疑ったクリーチャー。
モダンの果敢デッキであれば間違いなく採用され、3ターン目に4/4でアタックすることも珍しくないでしょう。
その真骨頂は起動型能力にあり、マナスクリュー中であれば土地を探し(プレイなので土地も出せる)、マナフラッド中であれば有効牌を探し出すことができます。しかも起動にはマナが必要ないので超強い。
フォーマット問わず活躍しそうなのでとりあえず4枚買っておきましょう。
朴高志(180cm)
上手く行けばクリーチャーが4体追加される上に、既に出ているクリーチャーはパワー1アップと破壊不能で殴れる爆発力の持ち主。
普通に考えても2体くらいはトークンを出してくれそうなので、それなりの強さが保証されています。
2位《分かたれし水流、ヴェラゾール/Verazol, the Split Current》
日本語版は誤植で、実は払ったマナの数だけの強さで出て来るクリーチャー。
なので2色でも問題無く使えます。
いつ引いても腐らないサイズとキッカー呪文コピー能力で滅茶苦茶やってくれそう。
青緑とかいう最強カラーなのもグッド。
1位《鏡映魔道士、ジェイス/Jace, Mirror Mage》
能力は控えめですが、忠誠値はしっかり4あります。
3マナでも5マナでも出せるという今までに無い特徴を持っていますが、これは3マナプレインズウォーカーにありがちだった、今は出せないから後半まで温存するけど、後半になると力不足という問題を解消する気がしています。
そもそもプレインズウォーカーは脅威を取り除いてから出すものですし、その場合、更地に2体のプレインズウォーカーが出る事になります。
更地に2体のプレインズウォーカーが居る状態から勝った事ありますか?俺は殆ど無いです。
藤本岳大(177cm)
僕の記憶では『戦乱のゼンディカー』の時に《エメリアへの撤退》というカードがそこそこ使われていたはずなんですけどなんで効果倍になってるの?
予想は800円だったのですがBIGWEBを見に行ったら250円だったので4枚買います。
2位《アクームのヘルハウンド/Akoum Hellhound》
ステップドックス。ステップリンクス(※)はステップキャッツじゃないからそんな名前にはならないと思いますが猫が犬になりました。
赤の1マナ圏でまともに働くクリーチャーは我々はいつだってウェルカムです。
※《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》
令和の《硫黄の渦》。スタンダードだけに限らずサイドボードとして非常に優秀な1枚になりそう。
令和の○○とかバースの再来とか今年のボジョレーは今までで一番の出来とかそういうのに心を躍らすタイプです。
そんなボジョレー・ヌーボーの解禁日は毎年11月の第3木曜日です。
せっかくなのでワインを飲みながらMTGアリーナで優雅に赤単を回そうと思います。
河浜貴和(175cm)
3位《カルガの威嚇者/Kargan Intimidator》
「臆病者では戦士をブロックできない。」という唐突な一文にやられます。なお、現時点で「臆病者」のクリーチャータイプを持つカードは存在しないらしいです。相手を強制的に臆病者にするって、どんな威嚇してるんでしょうね。
○マナ払え系カウンター呪文は、序盤を軽く凌げる代わりに後半腐る、というデメリットがあったんですが、こいつは近年稀に見る強さです。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》?知らない子ですね...。
4マナ4/4飛行という及第点のサイズに赤マナを溜め込めるルール破壊能力を持つ神話クリーチャー。ただでは死なないドラゴンが使える赤いアグロデッキを組みたい。大量のマナな使い先があると尚良さそう。
小林崇人(175cm)
3位《スカイクレイブの大鎚/Maul of the Skyclaves》
《天使の運命》のリメイク。
修正値は落ちていますが、フィズらなくなったり、死亡以外でも再利用できるなどのメリットが追加されています。
《歴戦の神聖刃》の他にも、《光輝王の野心家》や《カルガの威嚇者》などの殴れる2マナ域が増えたので期待できそうです。
2位《海門の嵐呼び/Sea Gate Stormcaller》
《瞬唱の魔道士》の亜種っぽいカード。
《稲妻》や《思考囲い》と組み合わせるだけでも十分強そうですが、なるべく2マナでキッカーや追加コストがある呪文をコピーするほどお得です。
《乱動への突入》《魔力変》《安堵の再会》《集団的蛮行》など。
《新生化》から《スパイクの飼育係》と《太陽冠のヘリオッド》を持ってくるコンボも何やら話題になっているみたいです。
《投げ飛ばし》の両面土地。
《投げ飛ばし》は基本的にはコンボデッキ専用のカードで、普通のデッキではあまり入れたくないカードでしたが、両面土地となったこれは気にせず4枚入れられます。
これ自身が赤マナを供給できるのでタッチでも全然使えそうなのもポイント。
《電結の荒廃者》はもちろん、《オゾリス》や《搭載歩行機械》とも相性がよいため、早く使ってみたいです。
殴る必要があったデッキが除去をすり抜けた飛び道具を得られるのですから。固定パーツが多い中、土地枠に組み込めるのも嬉しいですね。
《溜め込み屋のアウフ》や《大いなる創造者、カーン》にもより触りやすくなり、どんどん器用になっていく鱗親和。乞うご期待。
簗瀬要(175cm)
3位《鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable Earth》
こういう「戦場に出してお得」なカードは大好きです!大体のイノシシは「突っ込んでなんぼ!」みたいな能力ですが、このイノシシは「戦場に出してお得」な賢い能力を持っています。4マナ4/4はスタッツとして十分で、平地と森を手札に加える能力もその後のカードを唱えやすくするいい効果です。一番下の能力はあまり効果的に働くことはないかもしれませんが...、自分も含め対戦相手が忘れていないか気を付けましょう!
2位《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》
大体のクリーチャー + 除去は強いカードです。各フォーマットで暴れまくっている《自然の怒りのタイタン、ウーロ》はもちろん、メインから対処が困難な《幸運のクローバー》のようなカードにも簡単に対処できるのがいいですね。クリーチャーデッキ対決では特にその力を発揮してくれそうです。白系のアグロにはメインとサイド合わせて4枚入れたいカードですね。
このサイクル(名前は何かあるのかな?)からこの1枚。4/4飛行2体は割と簡単にゲームを終わらせることができるクリーチャーです。7マナと重いのでコントロール向きな気がしますが、実際使ってみるとアグロのマナフラッド受けにいいカードなのかも???
序盤は土地として、後半はフィニッシャーとして、白が濃いデッキであればどんなデッキでも採用されるカードになりそうです。
石田龍一郎(174cm)
3位《カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth》
両面カードの安定感もさることながら、4ターン目に《寓話の小道》を置けば7/7で攻撃できるのは3マナとしては破格。
《恋煩いの野獣》とこれで4ターン目《グレートヘンジ》を積極的に狙うのも良さそう。
2位《スカイクレイブの荒廃者、グラークマウ/Grakmaw, Skyclave Ravager》
基本スペックは十分な上、シナジー要素で悪用のしがいがある。
特に《豊穣の碑文》との組み合わせはシンプルに強そう。
1位《アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening》
後半唱えるカードとしては現実的なコストでそこそこインパクトがあり、かつ両面カードなので土地として無理なくメインから使えるのが良さそう。
できれば墓地を肥やすシステムのあるデッキで使いたいが、単純にアグロで採用して対コントロール性能を高めるのも悪くなさそう。
松原一郎(174cm)
3位《鏡映魔道士、ジェイス/Jace, Mirror Mage》
キッカーで出した時が本領だと思います。本体で占術しつつ、横のコピーで急いで拾いたいスペルがある時は拾うorとりあえず土地伸ばしたい、など状況次第で幅のあるプレイが出来るのでとても面白いです。
2位《カルガの威嚇者/Kargan Intimidator》
テキスト1行目が最高にカッコイイ。盤面に複数並んだらほぼブロック不可になるのもまたよし。
4ターン目以降で後引きした時も追加の能力でマナを全部溜め込み、ほぼX火力として吐けるのは素晴らしい。
加茂里樹(173cm)
3位《アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening》/《変わり樹の共生/Turntimber Symbiosis》
どちらもデッキは選びますが、基本的に合うデッキには入れ得になると思います。
《変わり樹の共生》はランプ系に、《アガディームの覚醒》はモダンの《死の影》デッキやヒストリックのラクドス秘儀術師なんかに入りそうです。
2位《古代を継ぐ者、ナヒリ/Nahiri, Heir of the Ancients》
1.盤面を作れる
2.アドバンテージを得られる
3.盤面に触れる
強いプレインズウォーカーの条件は満たしており、あとは環境が揃えば一気に跳ねそうなカードです。
1位《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》
爆発力が物凄く高いので、放置すると一瞬でゲームを決めるスペックを持っています。
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》からオムナスに繋げてセットランドで7点ゲイン。キャントリップで手札が減ってないし、放置も出来ないって凄くないですか?
最近の使われるカードはとりあえず「カードを引く」ってテキスト(多いよ)がついててスペックが高いものが多いので、例によってこのカードも強いと思います。
吉森奨(171cm)
3位《鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable》
ちょっと重めですが、下の環境で働くかもしれないと思いました。
フェッチランドはもちろん、《意思の力》やファイレクシアマナを活用するカードを制限しますし、統率者等でよくある生け贄系の無限コンボも止まります。出た段階で土地を2枚供給してくれるのも嬉しいですね。
2位《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》
追放できる対象の範囲に融通が利きますし、次のスタンの環境も割と4マナ以下のパーマネントカードが多く使われそうなので注目しています。多少のデメリットを持っているもののクロックにもなるので使いやすそうで、下の環境だとデスタクで《王冠泥棒、オーコ》や《罠の橋》などを処理するのに使いそうです。
位《当惑させる難題/Confounding Conundrum》
上陸というキーワードに正面から対峙し、減速を余儀なくさせる一枚。
スタンダードでは《自然の怒りのタイタン、ウーロ》や《耕作》、《寓話の小道》に、下の環境ではフェッチランド等に待ったをかけ、《幽霊街》や《廃墟の地》等と併用すれば相手の展開を阻害することもできます。
場に出た時点で1枚引けるので、雑に投入しても最低限の働きをするのもポイントが高いです。
矢田和樹(170cm)
3位《カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth》
あと土地を1枚引けていたら...
あとクリーチャーを1枚引けていたら...
ビートダウンを使用した誰もが経験したであろう状況をスマートに解決してくれる1枚。緑系ビートダウンはその他のアーキタイプと比べて一段上の安定感を手に入れるだろう。
2位《スカイクレイブの荒廃者、グラークマウ/Grakmaw, Skyclave Ravager》
除去しても損、相討ちしても損、諦めて周りを除去しても結局損をさせられる、相手にすると非常に厄介な除去耐性を持つクリーチャー。《石とぐろの海蛇》や《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》など+1/+1カウンターを大量に使うカードと合わせて使いたい。
伝説だが2枚目以降を重ね引いても強いのも嬉しいところだ。
1位《影さす太枝のニッサ/Nissa of Shadowed Boughs》
スタンダードやヒストリックでの活躍が記憶に新しいニッサが初のゴルガリカラーで登場。馴染み深い土地をクリーチャー化する能力に加えて、手札や墓地からクリーチャーを踏み倒す能力を持つ強力な1枚。
《寓話の小道》と合わせて5ターン目に《長老ガーガロス》などの5マナクリーチャーと同時に展開し、複数の脅威を同時に押し付ける使い方が良さそうだ。
川崎慧太(169cm)
3位《希望の死、タボラックス/Taborax, Hope's Demise》
サクリファイス系のデッキで《スカイクレイブの秘儀司祭、オラー》や《想起の拠点》と組み合わせて使いたい。
2位《マグマの媒介者/Magmatic Channeler》
序盤は手札の不要牌を循環させ、条件を満たせばアタッカーにもなるグッドスタッフ。ローテーションで《孤光のフェニックス》と入れ違いなのが残念。
黒いアグロの継戦能力を確保してくれる一枚。《屑鉄場のたかり屋》のようによく見かけるカードになりそう。
斉田逸寛(163cm)
3位《古代を継ぐ者、ナヒリ/Nahiri, Heir of the Ancients》
プレインズウォーカーに求められる「自身を守る能力」「アドバンテージ獲得」「盤面干渉」の全てを兼ね備えていて今回の1位にしようと思っていたのですが、肝心の装備品が《スカイクレイブの大鎚》以外にあまり優秀なものが収録されず...それでも期待を込めて3位に選出しました。
《歴戦の神聖刃》など 装備品の付けやすい戦士クリーチャーも環境にいるので、ボロス装備戦士デッキを組んでみたいですね。
2位《忘却の虚僧/Nullpriest of Oblivion》
「キープ基準になるリアニメイト呪文」って書くと、とっても強そうじゃないですか?
下準備が必要で序盤にスキが生まれやすいデッキにとって、2ターン目にプレイしても十分な性能を持ちながら核となる釣り竿も兼ねているのは頼もしい。クリーチャータイプが吸血鬼と今回の新ギミック「パーティー」の一員であるクレリックなので、幅広く活躍しそう。
1位《マグマの媒介者/Magmatic Channeler》
イゼット・ウィザードの誕生を予感させる1枚。能力で《突破》をディスカード、捲れた《選択》をプレイ、といった動きも可能なので4枚という条件達成も難しくないはず。
また、この手のイゼットは概ねテンポデッキになり、土地を切り詰めた構成になるのでスクリューやフラッドが課題になる。手札の不要牌を循環できるだけでも素晴らしい。
スタンダードのみならず、ヒストリックなど下環境でも目にする機会がありそう。
仲田涼(162cm)
3位《スカイクレイブの秘儀司祭、オラー/Orah, Skyclave Hierophant》
これなんとね、《魔王の器》がクレリックなので墓地から釣ってこれるんですよ。でもね、気を付けてください。クレリックだからって《封じ込める僧侶》を入れちゃうとね...出ないので。
2位《山火事の精霊/Brushfire Elemental》
出して次のターンに《渡る大角》を変容させたいですね。
1位《古代を継ぐ者、ナヒリ/Nahiri, Heir of the Ancients》
皆さんは知っていますか。+1でコー・戦士・クリーチャートークンを出せることを。-2で戦士か装備品を(上から6枚見て)手札に加えられることを。
そして...《軍団のまとめ役、ウィノータ》が戦士であることを。そう、これはウィノータのために作られたカード...!《エンバレスの宝剣》も加える事ができます。他にもどんな戦士がいるか是非探してみてください。
中道大輔(159cm)
3位《海門の擁護者、リンヴァーラ/Linvala, Shield of Sea Gate》
3マナ3/3飛行とスペックは及第点な上、生贄にすることで自身のクリーチャー全体に破壊不能か呪禁を付与することができるので、アグロデッキのお供にぴったりです。
今セットでは青白土地がないので組み辛いですが、現状でもジェスカイカラーで組むことは可能なので今後活躍が期待できそうです。
2位《創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation》
4色も必要な4マナ4/4クリーチャーなので非常に出し辛いですが、現状でトライオーム2種をフル採用すれば意外と達成できそうです。
1回目の上陸のライフ回復量が多いためビートダウンは苦労しそうです。
オムナスが流行るようであれば、引き続き《神秘の論争》は使われそうですね。
1位《鏡映魔道士、ジェイス/Jace, Mirror Mage》
《王冠泥棒、オーコ》《時を解す者、テフェリー》と同じ3マナのプレインズウォーカーという事で嫌な期待が高まりますが、大分調整されてしまったなーというのが第一印象です。
《闇の腹心》と同様に土地を公開すればノーデメリットなので、+1の占術能力と組み合わせて継続的にアドバンテージを獲得できます。
また、デッキ全体のコストを軽くしておくことで、占術能力を経由しなくても数回は耐えれるかもしれません。
結局のところ軽いプレインズウォーカーなので使われると思っています。
マジック:ザ・ギャザリング『ゼンディカーの夜明け』Bigweb特設サイト