肉だ肉!肉食え!最近、肉に関する映画やドキュメンタリーを観るのがマイブーム。良質なたんぱく質を摂取すること、現代人にはこれ大事。5月は行楽日和が続いていたのでバーベキューにも行きたかったが、時間がとれずに断念。もう6月、梅雨!バーベキュー苦しい!悲しい!肉食いたい!ってことで今週は肉に対する愛を語る肉ウィーク!マジックって案外肉がカード名に入るもの、多くて扱いやすいんよなぁ。
《吸肉》は見たことないという人もいるんじゃないだろうか。『統率者』のみに収録されたカードで、アンコモンなのもあって複数のデッキに封入されてはいたが...同セットが誇る《狼狽の嵐》《漁る軟泥》などの影に隠れて知る人ぞ知るカードになってしまっている。しかしながら、これは中々に名カードだ。『統率者』を買ってそのままのデッキで対戦を行ったことのある人ならわかるはず。
5マナと重いが、自分以外の全プレイヤーがクリーチャーを1体生け贄に捧げるため統率者戦であれば簡単にアドバンテージが取れる、全体除去チックに運用も出来る1枚。そして、そうやって生け贄になったクリーチャー1体につき2/2のゾンビが得られる。
カード1枚で最大で3体除去・3体生成と1:6交換相当の働きをする。このように相手が損した分だけコチラが得するというカードは黒にはいくつかあるが、そうしたカードの中でも癖がなく扱いやすい方だ。ただ、1対1で行う通常の対戦では役に立つとは言いづらいスペックであるため、同じコストでも《叫び大口》や《貪欲なチュパカブラ》を用いることをオススメする。
吸肉、ってなかなかすごいカード名だ。肉を吸い上げて、肉人形を作るってことだろう。基になっているのは《吸魂》《吸心》。他の各プレイヤーに被害をもたらし、その分自身が何かを得る、恨みを買って世界の敵になってしまいかねない呪文群の1つだ。
そろそろ《吸骨》とか《吸脳》とか出てこないだろうか。相当巨人戦専用セット『バトルボンド』に入ってくるんじゃないかと思ったが、よく考えたらチームメイトにも危害が及ぶ。そりゃないわ。