岩SHOW Card of the Day 2018/05/08《苔犬/Mossdog》

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 湿気とセットで連想するのはカビとかコケとか、胞子で増える菌類・植物。これらをモチーフにしたクリーチャーってのはどんなファンタジー世界にも存在して、その多くは不気味なものである。湿気が必要な生き物なので、なんかぬめぬめしてるしそういうところに住んでるしぬめった攻撃をしてくる。快感とは真逆のベクトルを突き進む連中だが、どこか憎めないというか愛嬌のあるものも。


マジック的には《苔犬》なんかがそうだ。苔犬って響き、なんだかかわいい。イラストはまったくかわいくはないが、かと言って極悪グロテスクで醜悪かというと、そんな感じでもない。まず、よくわからない。茶色い部分は外殻で、左側でせりあがっているのは犬でいう尻尾か?それをエルフに向けて伸ばして攻撃せんというシーンのようだ。


何本もの繊維が束になった攻撃力のありそうな尻尾だが、コケの仲間に見られる玉状の胞子嚢がクリスマスツリーの飾りのようでなんともかわいらしい(と、思ってくれ)。前脚のようなものでエルフの脚や槍をがんじがらめにしており、これからこの尻尾でとどめを刺そうというところか。


で、わかりにくいのだがその頭部は真っ黒でぬるぬるテカテカ、黒曜石を某拳法家が殴って球状にしたもののようで...かつ、そこに歯茎と歯があることが確認できる。相当に気持ち悪いデザインだが、昨今流行りのキモカワ的価値観では受け入れられるのではないだろうか。自分でも何を言っているかわからんが、じゃあカードとしての性能をば。



 《苔犬》は中々に面白い能力を持っている。対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象になると、サイズアップ。つまりダメージ呪文や能力で除去しようとすると、タフネスが上昇することで除去できずにむしろ状況が悪くなることも。ただ...致命的な欠点というか、この能力が全く機能しないのは、本体が1/1だからだ。


例えばタフネスが3あれば《稲妻》1枚では除去できない厄介なやつだったりするのだが、1マナ1/1では能力が誘発したところで《ショック》で死ぬ。これが辛い。何らかの呪文でタフネスを強化してやれば能力を活用できるかもしれないが、《恐怖》などの確定除去を喰らえば結局無意味だし、他のカードに頼っているようじゃ本末転倒。そんなわけで活躍することはなかった。



 当時はこんな見た目で猟犬のタイプを持っていることに驚かされたものだ。《苔犬》の名は伊達じゃなく、一応犬ではあるんだなと。どこに犬らしさを感じて良いのかは約20年経った今でも不明だが。後にファンガスの追加タイプを得て、部族シナジーを擁するグループに仲間入り。


カードとしての価値がほんの少し上昇するも「ファンガスは苔じゃないしな」と冷静に植物に置き換えられ、ちと悲しみ。ラースに住むこのちっこい犬っころの近縁種はラヴニカ次元に生息しているようで、それらは3/3とそこそこのサイズ。豆柴とシェパードくらいの差があるって考えて良いのかな。


 


今週は「ぬめぬめウィーク」


岩SHOW Card of the Day 2018/05/07《のたくる塊/Squirming Mass》



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