多元宇宙観光ウィーク最終日、本日はお土産を買いに次元メルカディアへと赴きましょう。この次元の中心都市、メルカディア市はメルカディア平原のど真ん中に突然現れる逆三角の巨大な山のことである。富裕層が暮らす上層部から危険な下層スラムまで、人間や半獣人、何とも形容しがたい多腕の怪物たちが住んでいる。
これらの種族をまとめて、かつて政治の実権を握っていたのは、カイレン・ゴブリン達である。他の次元のゴブリンとは比べ物にならない頭の良さを誇るカイレン・ゴブリン達は、ずるがしこく立ち回って大金を手にしていた。メルカディア市には広大な市場があるのだが、ここでも汚い取引がいくつも行われていたことだろう。
《絶壁の市場》はプレインチェイス戦で用いる次元カードで、栄えある初代『プレインチェイス』に収録されたカードの1つである。次元デッキの一番上のカードを公開し、その地を戦いの舞台として遊ぶプレインチェイス戦は、時折とんでもない次元にプレイヤーを導いてくれる。予想だにしなかったことが起きて大逆転、というのはマジックの常ではあるが、特に《絶壁の市場》に飛び込んだ際にはまさしくとんでもないことが起こるのだ。
この次元にプレインズウォークしたプレイヤー、あるいは自身のアップキープを迎えたプレイヤーは、他のプレイヤー一人とライフの総量を交換することが出来る。残りライフ1点のプレイヤーが、無傷の20点のプレイヤーとライフを入れ替えて一発逆転、なんてことが出来るのだ!一体どんな手段でそんな取引を成功させるのか、メルカディアは恐ろしいところである。
次元ダイスを振ってカオス・シンボルが出た場合、パーマネント2つを対象としてそれのコントロールを交換することが出来る。ライフといいパーマネントといい、市場らしくなんでも交換できるデザインは素晴らしい。このカオス能力の面白いところは、自分と相手がパーマネントを好感しなくてもいいところ。
プレインチェイスは多人数戦なので、他のプレイヤー同士の交換を提案してあげるなんてのもアリなのだ。二人の土地を入れ替えて、同時に色事故にさせるという悪代官の極みプレイを狙っちゃおう!
今週は「多元宇宙観光ウィーク」
岩SHOW Card of the Day 2018/04/20《Amateur Auteur/アマチュア監督》
岩SHOW Card of the Day 2018/04/19《Tolaria》
岩SHOW Card of the Day 2018/04/18《アガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeem》
岩SHOW Card of the Day 2018/04/17《ヴォルラスの庭園/Volrath's Gardens》
岩SHOW Card of the Day 2018/04/16《伝承の樹/Tree of Tales》