岩SHOW Card of the Day 2018/04/06《Bureaucracy》

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 今週はアクション!ウィークをお届け中。イラストからアクション要素を高く感じるものを中心に紹介している。で、今日のカードの何がアクションなのかって?まあまあ落ち着いて。別に書類を運ぶことをアクションと言いたいわけじゃないし、よく見るとこの女性の服装ジョジョっぽいなとか、机に描かれたシンボルが迷路だとか...ちょっと脱線してしまったが、このカードはイラストではなくその能力から選ばせてもらった1枚となる。で、その能力とは......長いし、長すぎるし、文字も相当小さい。そのテキストの日本語対訳は以下のようになる。


「マジック・ザ・ギャザリング・トレーディング・カード・ゲームの参加者(以下「プレイヤー」とする)は、リチャードの手順に関するルールのサブセクション3.1(4)に準じて、各アップキープの開始時に、すでに加えられている一連のアクション(以下「アクション・キュー」とする)を、加えられた順序に従って行う。その後新たなアクションをアクション・キューの最後に追加する。すべてのアクションは単純に体を用いる動作で、プレイヤーが椅子に座ったまま行うことができ、前述のプレイヤーの健康や安全を損なう恐れのないものでなければいけない。


プレイヤー1人が、定められたすべてのアクションを正しい順序で行えなかった場合、Bureaucracyを生け贄に捧げ、前述のプレイヤーは自分の手に持っているすべてのカード(以下「手札」とする)を捨てる。」


長いけどまあ、日本語にすると随分すっきりするものである。何故こんな(以下プレイヤーと~)のようなわかりきったことが回りくどく書かれているのかというと、このカードの名前が《Bureaucracy》だからである。


意味は官僚・官僚制・官僚政治など色々あるが、このカードの場合は(官僚式の)煩雑な手続きということ。銀枠世界のカードらしい、皮肉とお茶目さが合わさったデザインである。そして、このカードではマジックで現在唯一「アクション」というルール用語を用いる。


ややこしく書いてはあるが要するに、毎ターン各プレイヤーは自分のアップキープの開始時に、直前のプレイヤーがそのアップキープで行った体を動かす振り付け=アクションをすべて正しい順序で行う。例えば、手を叩いたり肩を回したり。


これを行った後に、新しいアクションを追加して誘発型能力は終了。即ち毎ターン、やることがどんどん増えていく。これを正しくこなせなかったプレイヤーは、自分の手札をすべて捨てなければならないという罰を受ける...あぁ、たまらなく銀枠だ。


カード自体が5マナとそもそも重いので、大量のディスカードを狙うのには使えないだろう。ただ《リリアナの愛撫》なんかを貼って《吠えたける鉱山》などでガンガンカードを無理やり引かせれば、対戦相手は頑張ってアクションを覚えざるを得ないだろう。


《ストリオン共鳴体》で地獄を見せるという作戦もあるな。銀枠特有の、プレイヤーの身体的行動に制限を与えるカードとも組み合わせたいね。どうしてこんなどうでもいいカードのシナジーばかり思い浮かんでしまうのだろう、こういうどーだっていいことがマジックの面白いところではあるんで、良いんだけどもね。



 


今週は「アクション!ウィーク」


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