岩SHOW Card of the Day 2018/07/11《青銅の黒貂/Bronze Sable》

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 マジックでは稀に、よくわからないクリーチャータイプが登場する。かつてはそれこそ、カード名そのままのクリーチャータイプを持つものが少なからずいたのだが、あまりにも無意味にタイプが増えすぎても混乱するだけで、ゲーム性に関与しないものである。そこでマジックの歴史では何度も、クリーチャータイプの再編が行われ、新たにメジャーなタイプを得て、全く使われていないタイプは絶滅する、ということを繰り返してきた。


最近のカードはこのような問題を抱えていないので、今後はこのような再編はまずないものと思われる。ただ、妙にこだわったマイナータイプが復活してきているのも事実だ。カード1枚しか持っていない、何故与えられたのかよくわからないタイプがちらほらと見られるようになってきた。遠い将来、たとえばあの"からくり"のようにそれらマイナータイプが回収される日は来るのだろうか?ちょっと楽しみだったりもする。


 有名なマイナータイプの1つが黒貂(クロテン)だ。『テーロス』にて登場した《青銅の黒貂》たった1枚が持つのみである。黒貂とは、ロシアなどのヨーロッパ、そして日本の北海道に生息する、50cmほどになるイタチの仲間である。大陸産のもの比べると、北海道に住む亜種エゾクロテンは35cm前後とやや小ぶりである。


英語ではSable、高級な毛皮の代名詞で、今でもこれを養殖して毛皮のコートなどを作っているようだ。毛並みは大変に美しく、また冬場は黒貂なのに黒くない、ベージュ色になることでも有名。性質はイタチと同じく、森にすむ生粋のハンターである。小さいながらにやりおる獣だ。アイヌの人々は黒貂を"カスぺキラ"と呼んだらしい。意味は"しゃもじ"で、この小さな獣がしゃもじとご飯を民家から盗み、ヒグマの元に届ける役だったと思われていたからとか。かわいい、かわいすぎる...。


 小さな動物なのでサイズも2マナ2/1。アーティファクトなのでどの色でも使える、リミテッドで軽量クリーチャーが取れていない時の緊急時用ピック先、というところか。アーティファクトシナジーがあれば他よりも優先する可能性はあるが、基本的にはデッキに入れたいスペックではない。


その扱いやすさからか、基本セットなどに再録されている。ビーストor構築物でないのは、変にシナジーを形成しないようにという配慮か。フレイバーテキストには一見このカードとは全く関係のないような、テーロス次元の勇者の伝説が書かれている。もしやケイラメトラの神殿の守護者で、女勇者を助けた存在がこのかわいいクロテンちゃんなのだろうか。だとしたらケイラメトラ、良い趣味してるな。しかしイタチのタイプに含まれずに独立した黒貂となったのは全く持って謎である。まあ、同じイタチ科でもクズリとか他にもいるっちゃいるもんな...。



今週は「かわいい小動物・ウィーク」


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